【アバック横浜】EPSON「EH-QL3000」6000lmのハイパワーで「塗り潰す」既存プロジェクターとはスタンスの違う機材です。

アバック横浜 渡邉です。

下取りアップ、継続中でございます。
先に宣伝を。
この度アバックは、2025年5月17日(土)に東北で唯一、ホームシアターに特化した専門店「ホームシアターファクトリー仙台」をオープンいたします!!

〒981-0913 宮城県仙台市青葉区昭和町5-41
アリュール.BLD 2F
電話050-3528-5841
営業時間 :11時~19時

「ホームシアターファクトリー仙台」ではアバックプロデュースの「ホームシアターファクトリー」の製品を中心に取り扱いをしております。
「ホームシアターファクトリー」各商品は、「ホームシアターファクトリー仙台」やアバック各店舗・通販でも発売中です。
お部屋の香りに拘ったシアターアロマ、スポットライトとサイズ互換のボックス付き埋め込みスピーカー、大型のプロジェクターも吊り下げ可能な金具からアウトドア「岩」スピーカーまでいろいろあります。
ホームシアター相談のはじめの一歩として、そしてハイレベルなご要望にもアバック各店との連携で十分対応出来る店舗です。
既存のホームシアターファクトリー大宮・ホームシアターファクトリー静岡・ホームシアターファクトリー金沢、そして5/17からのホームシアターファクトリー仙台など、アバックは地方各店も各店の連携により十分なノウハウを持っております。
是非ご来訪下さい!
今回はEPSONの「EH-QL3000」をご紹介します。

EPSON EH-QL3000
https://www.epson.jp/products/dreamio/ehql3000/
このモデルは「スーパーハイエンドモデル」と位置付けられており、圧倒的な輝度から白ピークで「塗り潰し」強烈な白と黒の「差」でコントラストを表現する「パワーで押し切る」タイプのプロジェクターです。
ベースとなる白を強く出す事でどんな場所でも映像を出す事が可能な事から、すでに業務用としてはいくつも発売されております。
規模は大きいですがプロジェクションマッピングや映画館の大スクリーン、そしてこんなものも。
この写真は羽田空港第一ターミナルの到着案内板ですが、実はこの案内板、超単焦点プロジェクター3基でボードに表示されたプロジェクションです。
ハイパワーでどんなところにもと言う条件が入るとプロジェクターの投射と言うものは受像機を必要としないメリットを生かしつつ、いろいろな場所にいろいろな方法で投射できます。
そして何より「濃い」映像を出す事が出来る点は「プロジェクターなのにまるでテレビそのもの」の様な絵作りをする事が出来るメリットがあります。
このような機材は昨今の高輝度はレーザー光によるハイパワー・長寿命と幅のある焦点いう前提条件があってこそ成り立つものです。
今回のEH-QL3000はこの「高輝度」という条件の上に成り立つ業務用機が先にいくつも発売され、そこからスピンオフした機材として「スーパーハイエンドモデル」となるわけです。
民生用としては最大に近いその映像は『映画館の映写機』と基本構造上は同等の機材レベルとなります。
ではEH-QL3000、実際の機材を紹介します。
まずはカタログスペックベースです。
まあ、ハイパワープロジェクターは先程のソニーやLGで事例がございますので概ねのイメージは想定できます。
まず外観。
こちらは黒バージョン。
基本的な構造は業務用の機材とほぼ同じ形状となっておりますが、民生用らしく三角形の通風孔など幾何学的でモダンな趣で工夫がされています。
オプションの天板で金色にする事も可能です。
背面はHDMIが2系統、後はLAN・USB-Aが2つ、制御用のRS-232CとAUDIO OUTが装備されています。
よく見るとオートメーション用の「CRESTRON CONTROL」と「CONTROL4」の文字がある所も業務用からのスピンオフらしい部分です。
投射方式はEPSON独自の3LCD+シフトで4Kを賄っています。
コントラスト比は2,5000,000:1と比較的低コントラストになりがちな業務用機に比べ、ちゃんとコントラストを取っています。
(おそらく本来15000lm程度の性能を持つ機材に対して『あえてピークの明るさを落として』コントラストと色の方向に振っているから出来るのだと思います)
映像関係で特徴的なものとしては、ハイエンドホームプロジェクター用の画像処理チップ搭載し4KやHDR10の画質に加え、色彩やコントラストの向上による明るく色鮮やかな映像や、フレーム補間による滑らかな映像を実現しています。
この辺りはEH-LS12000から持ち込んだものだと思います。
また、画像処理チップによる機能としては、シーン適用ガンマ補正としてシーンに応じて階調表現を最適化し、よりメリハリのある映像を出力する機能を持っています。
フレーム補正機能として前後のフレームから中間のフレームを自動生成して補間するフレーム保管を行う事で、動きの速い動画をなめらかに再生できます。(ゲーム用に機能を抜く事も可能です)
そしておなじみ超解像は複雑な映像や背景の強調度合を調整し、ダイナミックトーンマッピングはHDR10+の様に映像のシーンごとにHDR設定を適切なレベルに調節し、明部の白飛びや暗部の黒つぶれを抑えつつ、超解像と併用する事でなめらかな映像を再現します。
ソニーやJVCでも採用された機能と同じ様なものがありますが。高性能を求めると同じようになるのでしょう。
そして他機種との最大の差であり気を付ける点として「レンズは別売り」と言う事です。
レンズは短焦点・中焦点・長焦点の合計12種類から選べる様になっております。
https://www.epson.jp/products/dreamio/ehql3000/supply.htm
投射距離の幅はさまざまで、短焦点のELPLX02Sでは100インチを73cmで投射可能、これに対して最長焦点のELPLL08ではなんと100インチで11.21mとなります。
そしてどのレンズでも最大投射サイズはなんと1000インチ。
この超短焦点のレンズでは764cmで投射可能(これだけでも脅威です)なのですが
超焦点のレンズELPLL08ではなんと9190cm(!!)で投射する事が可能です。(民生ではまず使わないと思います)
この場合超長焦点と言う訳ではなく、先程の羽田の案内板の様に大画面を超単焦点として実現するための物と言えます。
極端な例を上げてはいますが実際の所は業務用の様々なレンズをそのまま使用出来、使用目的により投射距離を柔軟に対応できると言う仕組みです。
仮にEH-LS12000と同じ様なものだと……中焦点のELPLM15(100インチ3.35m、120インチ4.03m)当たりかなと。
ともあれ、費用が掛かりますが柔軟な運用が出来る事は確かです。
詳しくは投射距離シミュレーターでEH-QL30000の型番を指定して使って見てください。
今まで投射距離的に無理だった環境でも対応できたりしますので、これはこれで夢が広がります。
実際の運用プランについてはこちらのブログからどうぞ。
実際の運用プランについてはこちらのブログから。
【アバック横浜】EPSON EH-QL3000。「レンズ交換」で出来る「柔軟性」そして「パワーと柔軟性を用いた想定プラン」についてご説明します。
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20250503
吹き抜けの壁面、狭い部屋での150インチクラスなど様々な計算例を上げさせていただいております。
では、到着した実機のの画を出します。
こちらがEP-QL3000
こちらが比較用のDLA-V900R、同じシーンです。
テレビカメラベースの映像のクリアさは明るさにそのまま直結します。
ガラスの表現や反射、裸眼立体に感じてしまう程の空間表現になるDLA-V900Rはさすが、これに対してEP-QL3000は立体感は少ないのですが「色」が濃いのでこれはこれで映画館と言う感じになります。
バットマンVSスーパーマン ド付き合いのシーンです。
こちらがEP-QL3000
こちらがDLA-V900R。
最大1000Nitとも言われる黒と稲光の差とスーパーマンが吸い込むクリプトナイトの緑、アーマードバットマンの目の部分などが比較対象ですが、スーパーマンのスーツの印象は明らかにDLA-V900Rの方が上、稲光のインパクトやマシンガンでそこら中から撃たれるシーンはEP-QL3000の光で埋め尽くされます。
JOKER 地下鉄からのシーンです。
最初の電話バックスからの立体感、地下鉄内の黒表現、そして列車を降りてからのキセノン灯のオレンジ、白粉の部分などを注目しています。
こちらがEP-QL3000
こちらが比較用のDLA-V900R。EH-QL3000と比較するとどうしてもスクリーンの「地」を感じてしまいます。
地下鉄のシーンの冒頭、黒部分の階調変化と立体感や発色は明らかにV900Rが上なのですが、目に感じる「黒の深さ」は強烈な明るさが前に出てくる分EP-QL3000の方が深く見えます。
DLA-V900Rの場合、シーンによりますがどうしてもスクリーンのベースが前に出てしまう部分があります。
逆にEH-QL3000の画は「映画館の画」であり、印象としてはなんとなくDLA-X990Rを感じます。
最後に配信
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 冒頭のシーンと最後の方です。
映像としてはハイビジョンのSDRという一般的なものになりますが、ビームの光やバーニアの光など所謂「透過光」に属する部分がはっきり変わります。
こちらがEP-QL3000
こちらがDLA-V900R
必要な色領域が違うので思ったほどの差にならないのですが、EH-QL3000は周りが明るくても同じ画が出てしまうのが脅威です。
こんな感じで室内が明るくても……。この画が出ます。
ビームサーベルとスラスター関係の光り方が明らかに違います。
暗室時とほぼ変わりません。もはや「暗い所でテレビを見ない様に」のレベルです。
この明るさは暗室では不必要とも言えそうですが、この「白ベースのパワー」が実際の運用では大きな差になります。
こちらは前回のブログで使用した写真ですが
EP-QL3000は強烈な光で黒の沈み込みが目に入らず、印象としては「150インチにもかかわらずスマホの有機EL」を見ているみたいと言う所です。
単純にピークパワーが全く異なる事なのですが、これだけでは理由としては弱くなります。
次にEH-QL3000実機の動画はこちらから。
そしてこちらがEP-QL3000です。
同じ絵のはずですが「画のどこに目が行くか」「黒が気になるのか」と言う点が差になるかと思います。
DLA-V900Rの場合黒の締まりが非常によく、画が際立っていますが、EP-QL3000は明るさのピークが強くて全体的に明るく見え、黒だけを見ると明らかにグレーです……しかし、実際の視聴ではちゃんと黒は黒で出ており、明るい所が目に入る事で黒以外の部分に目が行き、黒は『気にならなく』なります。
実際の所、ハイパワーで表示される映像は「白が強すぎて黒が『気にならなくなる』と言う現象が発生し「黒の沈み込み」という要件は一番大事な部分ではなくなる部分が多分にあります。
「そうか、こういう方法があるんだ」
「ああ、この映像が映画館で見る『本物』の映像なんだ」
と思っていただける、それでいてClass1レーザーのリスクグループにはギリギリ抵触しないうまい所にまとめており「本当の映画館を作る」様なより本格的なシステムにも十分使用可能な機材です。
この機材、レンズを含めると価格的にDLA-V900Rと同じレベルの物となりますが、見て頂いた方にはDLA-V900RやDLA-V800Rの持つ『繊細さ』とは全く違う「力強さ」と「ああ、これは映画館そのものの画だ」と言える「説得感」ご納得頂けると思います。
あ、余談ですがテレビ映像などは完全に「スクリーンじゃない」画、行ってみれば「テレビそのもの」になりますので、これもまた楽しみな機種です。
続報にご期待ください。
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