【アバック横浜】デザイン重視で作るシアターについて、事例などをお話します。

アバック横浜 渡邉です。

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本題です。
日々、私達はホームシアターシステムに向き合っているのですが、ここ最近ちょっと変化が出てきました。
一番大きいのは年齢層の変化なのですが、この「年齢層の変化」に伴ってなのか、ホームシアターの「形」に変化が生じ始めている様な気がしています。
一昔前の「ホームシアター」であるスピーカーに囲まれる様な「如何にも『スピーカーに囲まれています』というシステム構成は、マニアの目から見れば非常に良いシステムなのですが、最近のお客様はよりデザイン重視なシステム、具体的には「お部屋のデザインを崩すことなくシアターシステムを構築したい」というご要望が増えて来ています。
機材を見せた方がいいのか、見せない方がいいのか……。
機材自体が芸術品の様に見える場合もありますし、お部屋には一見何もない事が美しいと思う事もあります。
そこで今回は「デザイン重視のシアターシステム」について書かせて頂こうと思います。
デザイン重視の場合、基本的には
「最終的な見た目がご邸宅やお部屋のデザインコンセプトに合うかどうか」「機材が目立たないか」と言う点が重視されます。
大画面テレビの場合、実はこの「機材が目立たない」と言う部分、以外に盲点になります。
実際によくある話なのですが、モデルルームでは綺麗な画が出ていた大画面テレビが、実際にシミュレートすると白い壁紙に真っ黒なテレビ画面が白い壁にドンと鎮座していて「これは……」と言うお話になり、スクリーンシアターシステムの導入をご希望になるケースも多くなって来たりしています。
テレビの場合、テレビの周囲デザイン、特に周囲の色合いどうするのか次第で印象がだいぶ変わります。
仮に壁一つで考えても壁色は白のクロスなのか、黒や茶など色つきの壁紙なのか、漆喰・和紙系統なのか、既存工法の場合柱の色は木目なのか塗装仕上げ亞なのか、木部分の色は何色なのか、それともコンクリート打ちっぱなしなのかなどなど……。結局スクリーンやスピーカーを置いた後に「全体的な色合いや調和がご納得できるか、できないか」と言う点がカギです。
こんな前提条件の中ではシアター導入についてはインテリアコーディネーターなどにゆだねる手もありますが、ほとんどのケースでは
「各種機材の存在感を『お部屋のデザイン』として前に押し出すのか」
「各種機材の存在を出さないようにして、あくまで『お部屋自体のデザイン』を重視してシステムを組むか」
この2点に加え、ホームシアターの方向性として
「オーディオを優先するか、ビジュアルを優先するか」
という決断をする必要があります。
実際のお話の中ではご邸宅の状況を拝見し、予算を睨みながら(ここ大事です)ご提案する事になります。
では、実例を挙げてゆきます。
まずは「機材の存在感を『デザイン』として前に押し出す事」を基準に考えた場合です。
分かりやすいのでスピーカーでお話しますが、B&Wの800クラス、KEF REFERENCEやBLADE、JBL4367WX、TANNOY Stirling GR、JBL K2 S9900、JBL4367WXなどいわゆる「ハイエンドな機種」は単純な機能だけでなく機能を獲得するための機材配置や外観や本体色そして「メーカーらしさ」も含めて「機材」として成り立っており、ご購入の方の多くは単にご自身のお好みの「音」がいいと言うだけでなくその機材をインテリアやステータス、そしてこだわりの一環として前に押し出す事が多くあります。
デザイン性の高い本体に本体色を組みあわせ、お部屋全体のイメージに合わせると言う事が大事なポイントになります。
この要素を非常に綺麗に置いた施工例がこちら。
こちらはマイホームシアター610
120インチ 7.1.6ch シアタールーム(新築・専用ルーム)
B&W804D4とセンタースピーカーHTM81D4にスタンドを加えたフロントスピーカーシステム+サブウーファー「だけ」が前にあります。
石壁の様な壁デザインはそのままに配線回りを出来るだけ目立たずにしつつ綺麗にまとめ、機材関係を前に出さない事でスピーカーの存在感と全体の風景のバランスが綺麗に撮れています。
しかもこの案件は「ホームシアター」と言う事で120インチスクリーンが収納されています。
スクリーンが下がるとガラッと景色が変わりますが、それでもお部屋のバランスそのものを崩しているわけではありません。
おそらく100インチクラスのテレビを壁掛けしても、このバランスは狂わないと思います。
施主様のセンスの良さとご要望を具現化したハウスデザイン、ホームシアターの構成を考えたスタッフそれぞれが高いレベルの力を発揮した結果と言う事になります。
そして、機材を目立たせるというのはこれとは別に二つ方向性があります。
それは「お客様の嗜好はオーディオかビジュアルか」そして「どのタイミングで機材を目立たせるか」と言う問題です。
この辺りはセンスの問題とオーディオ寄りで考えるかヴィジュアル寄りで考えるか、そして予算次第と言う事になります。
では、スタンスの違う案件をもう一つ上げさせていただきます。
こちらはマイホームシアター617
120インチサウンドスクリーン4.0.4ch 2wayシアター(新築・専用室)です。
この案件、私がやらせて頂きました。
まずはオーディオ寄りの方向で考え、そこにビジュアルを組み合わせた形です。
施主様が今までのご自身で所有した機材を中心に、JBL K2 S9900を左右に置きセンターなしのステレオ試聴システムになっておりますが……。
音を透過する「120インチサウンドスクリーン」を用いる事で景色は一変します。
組み合わせたステレオ再生システムが持つ能力はそのままでありながら、シアター運用を始める段階で写真外のサラウンドとフロントハイトとリアハイトスピーカーが稼働し、4.0.4CHのイマーシブオーディオシステムを備えた本格的なシアターに変わります。
オーディオ寄りの時は音楽を聴く時は理想的なスピーカーシステム位置で機材を部屋のシンボライズ的なアクセサリーとし目立たせつつ、サウンドスクリーンをスピーカーシステムの前に降ろす事で、スピーカーの性能を損なわず、本格的な映画館のような構成で行くことが出来るシステム構成になりました。
お部屋の大きさを考え、あくまでステレオ再生を重視した上でフロントシステムを構築し、フロントスピーカーありきの中で最大限のスクリーンを使うようにシステムを組んでおります。
アーティストのライブディスクなどは特に楽しみなシステムになりました。
なお、新築と言う事で壁は施主様のご希望からJBLブルーとなっており、完全防音ですので大出力でもOKです。
ここまでが「オーディオ寄り」「機材を目立たせる設置方法」と言う部分に当たるのだと考えています。
では、次のケース。
「ビジュアル寄り」「機材を隠す方向性」のシアターです。
こちらの案件はマイホームシアター570、180インチサウンドスクリーン7.2.4chマルチスピーカーATOMSシアター(新築・専用室)となります。
https://corp.avac.co.jp/contents/case/570
この案件、スクリーンサイズを最大にと言うご希望があった事、プロジェクターの投射距離の関係があった事から、大型スピーカーの設置ではなくマルチスピーカーのシステムになっています。
本体正面にはLCRそれぞれ上中下に1本ずつで3本X3で9本のスピーカー、JBLProクラスの低音を出すために4本のサブウーファーを入れ込んでおりますが、サウンドスクリーンの後ろに隠れて全く見えません。
それ以外のスピーカーとなる天井埋め込み4基のスピーカーだけでなくサラウンド・サラウンドバックも埋め込み+塗装で出来るだけスピーカーの存在見せない本格的な映画館の趣を持っています。
こちらはかなり大きな案件ですが「機材を見せない」「ビジュアル寄り」と言う点で基本的なポイントは抑えており、参考になるかと思います。
最後は所謂「吹き抜け」です。
この様なケースでは天井が開けていますので、基本的に埋め込みスピーカーは使えません。
また、スクリーンの設置は壁面となります。
ちなみにさらに高い天井では……こんな方法もあります。
こちらはマイホームシアター584
https://corp.avac.co.jp/contents/case/584
スクリーンの上黒をぎゅっと伸ばす事でシアターを実現しています。
実際には飾り梁を付けたりと設置の方法は変わって来ますが、このようなケースでもホームシアターを作成する事は可能です。
図面をお持ちの上で来店・ご相談ください。
ここからは海外の事例になりますが、この「機材を見せないか」「機材を見せるか」というのはなかなかのバランスになります。
このケースではスクリーンは通常の物で上下左右、サラウンドにスピーカーを見せつける様に設置しています。
お部屋のデザインを最優先としつつ、ホームシアターとしての存在感を押し出しています。
それでも機材やシステムは出来るだけ「隠す」方向でシステムを考られています。
スピーカーについても機材を置くと言う事はなく、壁面埋め込みや天井埋め込みなど、あくまでお部屋のデザインに溶け込み、出来るだけ本体を見せない形の設置が主となります。
まあどの事例も「すごいシアターシステム!」と言う見え方になりますが、実際には費用が少なくてもそれなりに「同じような形式」にする事は可能であり、小さな部屋でもすべて埋め込めばデザイン優先のシアター専用室と同じような形にはなりますし、フロントは置き設置であってもリアは壁埋め込みにするなど部分的に同じ様なシステムを入れ込む事も可能であり、あくまでスケールとレベル、そして予算の問題です。
このケースの最たる例が、最近出てきた「音の鳴るパネルスクリーン」です。
こちらはBloomsbury Lab Liberty Wideパネルスクリーンと呼ばれるもので、フロントの左右とセンターに相当するスピーカーを振動素子でスクリーンごと鳴らすと言う方法で完全に中に組み込んでおり、これに埋め込みスピーカー+スピーカーの調色塗装を組み合わせると、120インチクラスのスクリーンとテレビ台が置いてあるだけの部屋にもかかわらずちゃんとしたサラウンドシステムは内蔵されており、それでいてお部屋のデザインの邪魔をしないシステムを構築可能です。
超単焦点スクリーンの場合スクリーン色はグレーになりますのでスクリーン壁面の色を黒などで合わせれば、非常にまとまったデザインのお部屋になります。
ここまで来ると究極のデザイン優先のシアターシステムになります。
なお、これ以外の方法事例として
テレビの周りを埋め込みスピーカーで囲み、テレビの前にサウンドスクリーンを降ろしてサイズを変えると言う方法もあります。
こんな感じです。造作家具で周囲を囲み、テレビやスピーカーを家具の中に組み込む事でデザイン性を確保しつつ収納式のスクリーンを使う方法と
テレビの左右と下にうっすらと色が違う部分がありまが、これが壁埋め込みスピーカーです。
この状況に対して音を透過するサウンドスクリーンを組み合わせると……。
こうなります。
よく見て頂くとこのお部屋「和室」です。
個人的には一番秀逸なデザインと性能が高いレベルで合わさったシステムだと思っております。
いかがでしょうか?
今回はいろいろな形のホームシアターをご紹介してきましたが、それぞれのコンセプトはだいぶ違います。
弊社では色々な形の「施工事例」を用意させて頂いております。
【横浜店】弊社施工例の「事例別検索」作ってみました。ホームシアターの「イメージ」が湧かないお客様のお手伝いです!
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20231204
こちらの施工例からご自身に合った「風景」「システム」を見つけてみてください。
では、ご連絡・ご相談をお待ちしております。
なお、今回ご紹介の商品は地方の皆様も通販サイトからの購入だけでなく、アバック横浜へのメール・お電話で機材設置も含めご相談の上で購入が可能です。
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この節目を迎えることができましたのも、これまでご愛顧いただいた皆様からの
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