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【アバック横浜】ゴールデンウィークの修理等について(2024.4.26改訂版)

アバック横浜 渡邉です。

アバック横浜ではGWも通常営業です。
4月30日、5月1日は定休日となりますのでご留意ください。
まずは御案内。
本日よりSpring Festa 2024開催です。

https://corp.avac.co.jp/spring_2024
正直な所円安が進んでおり、輸入品を中心に今のままの値段は厳しいのではないかとの憶測が出始めております。
お考えのお客様は今回のゴールデンウィーク中にご相談・ご導入に動いた方がいいかも……まだ何とも言えませんが……。
本題です。
ゴールデンウィークです。
メーカー様の新規受注、修理はすべてゴールデンウィーク明けになります。
円安で外に出かけるのはちょっと難しくなっている昨今、インドアで過ごす場合「あまり動かしていない機材のチェック」はしてみてください。
もしも「動かない」「電源入らない」など、明らかに故障があった場合は基本的に買替の一択になります。
早期入手できる機種は本日の時点で在庫のある機種に限られます。
同一条件、機材全体のてこ入れなどはサポートの面からもあまり無理をなさらない事をお勧めします。

では、故障時の対応、と言うより機材更新について機材別にみてゆきます。
最初はプロジェクターとスクリーン。

まずプロジェクターですが、機材更新の一択です。
工事なしでの機材設置を考えないとゴールデンウィーク中は使用できません。
(金具、アタッチメントなどが同一の場合は対応できる場合があります。個人での天吊りはお勧めしませんがご相談ください)
そして現実問題としての交換機種ですが……。

EH-LS12000
投射距離を考えると同じメーカーでと考えるのが妥当ですが、
現行機種はレーザー搭載のリアル4kまたは疑似4K機種になっており、ソニーの旧機種は同じメーカー内では相当の価格アップ、JVCではサイズと重量が大きくなりやはり価格アップ、EPSONは機種により条件が変わります。

EPSON EH-LS12000
https://www.epson.jp/products/dreamio/ehls12000/
このようなケースの場合、本来であれば腰を据えて機材を選んで頂くところなのですが、急ぎの場合はEPSON EH-LS12000がレンズシフト能力が高く比較的柔軟な設置性がありますので、通常距離の投射を行う場合はEH-LS12000をお勧めします。
もう一つの方法は「セカンドマシン」として割り切る方法です。
25-30万円のラインであれば2.6から2.8Mで当社の出来る中焦点クラスの機材を臨時で購入し、テーブル置き
設置をしていただくのも得策かと思います。

なおBENQ、XGIMI、JMGO、LGなどのプロジェクターは価格面で安価ですがフォーカス固定のケースが多く、投射距離が変わるまたは長めに投射距離を取りわざと大きくしてからデジタルズームで
画素数を少なくしつつ小さくする方法があります。
「そんなことしたら性能が落ちちゃうんだじゃないか?」
というご意見もあるかと思いますが、ハイビジョンレベルのプロジェクターからの更新であればむしろ性能は上がり、はっきり分かるものではありません。
むしろ新しい機材の
光量は古い機種と比べて明るさや発色が格段に上がりますので、臨時のテーブル置きでも十分行けると思います。

もうひとつの選択肢、超単焦点プロジェクターへの変更も考慮になるのですが、パネルスクリーンまたは壁面投射が前提となりますので条件付きです。
こちらも機材を移動すれば別の場所で使用できますのでセカンドマシンと割り切って頂く事が出来ます(下手をすれば元機材より性能が良くなります)

余談になりますがハイビジョンでよければAlldin MARCAも候補に入りますが、こちらは通常の暗さでないと性能を発揮できない超単焦点になりますので、お値段を考えれば候補には上がりますが、割り切りも必要になる機種です。
スクリーンについては電動スクリーンで「リモコンが効かない」「下がりっぱなし」と言うケースです。
ほとんどのケースで受光部システムの故障になるのですが、この場合、本体側に非常用の手動ボタンが存在します。

なお、先にリモコンの電源切れを確認してください。
キクチ科学Stylist:https://www.kikuchi-screen.co.jp/assets/stylist/manual/ses.pdf
キクチ科学GRANVIEW:https://www.kikuchi-screen.co.jp/assets/grandview/manual/gea_gearc.pdf
本体正面左端にスイッチがあります。
キクチ科学EASTON、シアターハウス、OSのスクリーンにはスイッチがありません。
各メーカーにお問い合わせください。

では、次はAVアンプ関係に入ります。

AVアンプも現実的な選択肢として「機材の買い替え」と言う事になりますが……特にAVアンプの場合、新型の機種には「ちょっとした落とし穴」があります。
実は、各メーカーから今年発売された機種から「外部接続」の点で以前とは違う「制限」が出始めております。
今回の「制限」、それは「過去お持ちだった映像機材」です。

具体的な機材としてはビデオデッキ、LDプレーヤー、DVDデッキの分類が可能ですが、、S-VHSビデオデッキ、Betaビデオデッキ、Hi8ビデオデッキやD-VHSビデオデッキも含まれます。

共通しているのはコンポーネント端子、S端子、D端子を装備している事です。(DVIはデジタルであればHDMI変換可能、iLINKは非常に難しく別のご相談です。5BNCなどは勘弁してください)

これら端子は高画質出力を狙って作り出されたものですが、現在の著作権保護観点から考えるとこれらの端子では不備があり、以前より速やかに廃止するよう勧告が出ています。

そんな背景もあり、ここ一年のDENON、Marantz、YAMAHAのモデルチェンジ現行機材から背面接続端子のコンポーネント端子とコンポジット端子が無くなっております。
(背面写真はMarantz Cinema70Sの背面ですが、こちらも綺麗になくなっており、代わりに5.1ch分のプリアウトがあります!)

DENON、Marantz、YAMAHAの現行機では所謂黄色と赤と白で接続を行うコンポジット端子の内、映像を担当する「黄色」が「レガシーデバイス」として廃止され、コンポーネントも現行機種からは廃止されています。


上の写真はAVRX-4700H、下の写真はDENON AVC-X3800Hですが、著作権管理のないアナログ音声端子以外綺麗になくなっております。
また、アナログマルチINに関しては現行では対応機種が存在しません。AV10、RX-A8A、AVC-A1Hにもアナログマルチはありません。
Oppo UDP-205やMAGNETAR UDP-900の方は中古を含めた機種選定が必要になります。


また、来年発売予定のDENONやMarantzのAVアンプにしてもあれだけの端子数を持ちながら、よく見て頂くと黄色いコンポジットも赤・青・緑のコンポーネントも存在しません。


正直な所、コンポジットがなくなったと言うのは痛手です。
実は先程までに上げたコンポーネントやD端子、S端子は高画質用と謂う事で、下位互換端子として黄色のRCAを使用したコンポジット端子を搭載しています。

実はこのコンポジット端子、シアター機材更新の際に良く使用されておりました。
具体的な話としては
「シアターシステムの更新を行いたいのだが、アンプやプロジェクターを更新しつつ今まで使用していた機材もそのまま使えないだろうか?」
というケースです。
現在のAVアンプは基本的にHDMI端子での運用が基本になっております。

コンポーネントの入力はIPスケーラーを使用すればHDMIへの出力が可能になりますので、D端子もコンポーネントに変換すればなんとかなる、S端子は対応出来ないのでコンポジットで画質は落ちるが対応可能……など、そのままの使用が出来なくてもコンポジットで接続すれば「画」は出るという状況を作り出す事が出来ました。
写真はDENON AVC-X8500HA/AVC-A110ですが

これから出てくるアンプではこのような工夫は出来なくなります。
今後の新型機でこれらのコンポーネント、D端子、S端子、コンポジット端子を端子をご使用の場合、何らかの方法で音声や映像をHDMI端子に変換する必要があります。
一例ですが、映像と音声を一括してHDMIに変換してくれる機材としてRATOC SYSTEMS REX-AV2HD-4K(S端子・コンポジット端子対応)を挙げます。
https://www.ratocsystems.com/products/audio_visual/videoconv/adapt_composite/rexav2hd4k/

ご注意:ご案内した機種はあくまで事例として上げています。
機材の導入は施主購入・施主支給となり、動作の保証が出来なくなります。

また「どうしてもAVアンプだけでまとめたい」と言う場合、現時点では(というより今後はどんどんなくなります)コンポジットやコンポーネントを装備した少し前の機種を準備する事になります。

次にスピーカーですが、置きスピーカーの場合は修理は間に合いませんがお買い換えは比較的楽です。


大きさや重さにご留意頂き、お買い換えの機種をお問い合わせください。
最後の手段ですが、サラウンドも置きスピーカーの場合はフロントを外してリアを前に持ってゆく手段が取れます。
リアが無くなりますのでフロント3chになるケースもありますがとりあえずは乗り切れると思います。

問題は天吊り設置と埋め込み設置です。

天吊りの場合は外してから修理送りになりますが、今からでは間に合わない状況です。
デンソーテンのEclipceは現行機への更新をお勧めします。
LINNのUNIKは生産終了しており、音が少し変わりますが弊社のPBAVSP520Tで代用が可能かと思います。

次は埋め込みの場合です。

埋め込みの場合、スピーカーの取り外し方法が比較的簡単です。
もし「穴の大きさが同じ」と言う条件であれば、同じ大きさの機材や後継機を手配出来るケースがあります。
結果として同じ音ではなく似たような音になりますので左右またはフロントLCR全て入れ替える前提ですが、構造上はD.I.Yで入れ替える事は可能です。(梯子気を付けてください)

その他の機材についてはサブウーファーは在庫のみ

BDプレーヤー・BDレコーダーについては在庫状況を事前にご確認ください。

大手のメーカーについてはまだ可能性があります。
HDMIケーブルについては不具合=基本的に機材更新一択です。

配線については露出で対応するしかありません。
後で工事して隠ぺいをご希望の場合、弊社購入の場合であればご相談も可能です。

さて、今回の「機材接続」の問題は「一番使いたい時に機材が壊れる」典型的なパターンです。
その被害はメーカーや小売店舗が身動きが取れない年末年初やゴールデンウィーク、そしてお盆休みに集中します。
また、特にAVアンプでは急遽新たに機材を買いそろえて「さて、差し替えるか」と言う段階でレガシーデバイスの端子がないという、落っこちやすい「落とし穴」になります。
また、時間がなく急いでいる場合に良くありますが、レガシーデバイスのお話が事前になかったことで端子がない事に気が付けず……、と言うケースもあり得る状況です。
今回は対応策についても少し書いておりますが、機材買い替えの魔にはレガシーデバイスの部分について一度ご留意頂いた後ご連絡の段階で「こういう機種も持っていて接続したい」という旨の事前相談をして頂いた上で在庫等の問い合わせをお願い致します。
家のシステムは「まあ動くだろう」という先入観は一度横に置いて頂き、電源を入れてみましょう。
まずは今すぐにすべての機材を一回全部動かしてみる事
問題があればすぐに相談していただく事
対応については修理ではなく機材更新前提でお考えいただく事
の三点を覚えておいて下さい。

少し外れますがにお問い合わせの多い中古機種についてです。

中古機種は基本的にすべて一品物で、「一期一会」が前提です。
但し、程度の良しあしにはそれぞれ差があります。

実際に購入された方のお話を聞くと「同じ性能で安さを追求する」と言う買い方は結局再度買いなおしと言うケースを多くお伺いします。
過去の新品と少し前の中古であれば結果として性能は上がっておりますので、仮にアンプ関係が4K非対応になっていても
これを機会に疑似4Kクラスを狙うのが一考かと思います。
もう一つ別の意味で大事なポイントとして
メーカーの修理期限が迫っている機種、すでに修理期限が終了している機種
などはそれ相応のリスクを背負って頂く事が必要になります。

最後にオールド機材の修理です。
一般的に販売終了後8年以上経過した機材は修理部品の保持が必要なくなり、修理が難しくなります。
また、一部のメーカーでは「修理期限」を定めており、以降の修理は受け付けないケースもございます。
それ以外の機種についても「購入前にメーカー修理可否をお尋ねする」というプロセスを経由するのがコツです。
国内メーカーであればまずはメーカーに。
海外メーカーなどですでに取り扱いがない場合は最悪メーカーに直接メール、取り扱い会社が変わっている場合は新しい会社にお問い合わせください。
最変わった悪のケースは、事前に調べずに持ち込んで「お店ならなんとかしてくれるだろう」と言う思いに対して「持ち込んで頂いてもなんともならない」と回答を返すケースです。
どこに問い合わせたらいいのかわからない場合は必ず持ち込む前にお電話・メールでお問い合わせください。
事前の問い合わせには可能な限り対応させて頂きますし、もしどうにもならない場合は代わりの機器についてご相談させて頂きます。

事前情報として特にお問い合わせの多い旧オンキョー・パイオニアの修理関係は新会社が引き継いでおりますが、対象は一部機種に限られますので下記のリンクから確認をお願いします。
ONKYO製品修理受付:https://www.onkyo-audio.jp/repair
PIONEER製品修理受付:https://www.pioneer-audio.jp/repair
ONKYOはミニコンポのINTEC系(各メーカーで代替機種あり)、ハウスメーカーでご提供されていたVASE系の機種は基本的に修理不可、PIONEER系は条件付きでミニコンも対応していますが、基本的にメカニカルな修理のみと言うケースが多いようです。
他のメーカーとしては、Nuforceのアンプ類(現在のNuforceではアンプの修理は受けておらず、Nuprimeは直接の後継会社ではありません)Thorens(国内代理店がありません)Oppo Digital(すべての修理が終了しています)などメーカー倒産、会社持ち主の変更などどうにもならないケースもあります。
これらの機種はどうしても修理したい場合は所謂「匠」系の修理業者様や「元メーカー」の修理の方など個人レベルで対応可能であれば対応する事になります。
店舗レベルで特別な業者様の案内はしておりません。
修理には現行機、過去の機材、ビンテージなどいろいろとケースがあります。
「店に持ち込めばなんとかなる」は残念ながら過去のお話で「先に調べてみる」が一番の方策です。
まずは一度立ち止まり、調べてみてください。
結果の如何によりますがお手伝いできるかと思います。

では、ご連絡をお待ちしております。

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弊社は2023年8月25日をもちまして創業40周年を迎えることができました。
この節目を迎えることができましたのも、これまでご愛顧いただいた皆様からの
多大なるご支援の賜物であり、ここに改めて深く感謝と御礼を申し上げます。

ハイエンドヘッドホンに特化した試聴型セレクトショップ「ヘッドホン横浜店」、機材は順調に増えております。

展示機器は下記リンクからご確認ください。
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株式会社アバック横浜店
https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html
ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町3-8-13 TK関内プラザ1F
TEL  :045-228-9881
メール:yokohama@avac.co.jp
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