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【横浜店】DENON AVR-X4800H展示開始!旧機種と外観は同じ、中身は刷新。全面的な性能向上は「小さな上位アンプ」です。

横浜店 渡邉です。

実は今年の予測ブログを書くつもりだったのですが、なかなかまとまらずの状況になりましたので
まずは新製品関係の情報をお送りいたします。
今回ご紹介するのはDENONの9.4CH新型アンプ「AVR-X4800H」です。

DENON AVR-X4800H
https://www.denon.jp/ja-jp/shop/avreceiver_ap/AVRX4800H
まずは開封動画。

実はこちらの機種はAVR-X4700Hの後継機……にはなりません。
まずだいぶ価格が違いますよね。
今回はそのあたりも含めてお話ができればと考えております。
キーポイントはAVC-X6700HとAVR-X3800Hです。

さて、今回のAVR-X4800H、名前だけで見ればAVR-X4700Hの後継機に見えますし、イメージ的に「AVR-X4800HはAVR-X4700Hの改良機」というご認識を持たれるのも当たり前のように感じます。

しかし、実は同じように見えるのは外観だけです。
パッと見で明らかに違うのは背面端子なのですが、今回は踏み込んでさらに大きな変化が出ている……ケース内の写真も載せてみます。
こちらがAVR-X4700Hのケースを開けた所です。

背面端子はこちらです。

そしてこちらがAVR-X4800Hのケースオープンしたものです。

そして背面端子です。
他の機種と同じ様にレガシーデバイスがなくなりすっきりとした……

じゃありませんでした。
右上にコンポジットとコンポーネント(INのみOUTはHDMIです)が1つずつありました!
これはありがたい装備です。

写真で見ていただいた通り背面もだいぶ違いますが、内部構造、特にパワーアンプ周りは別物です。
パッと見大きな相違点はパワーアンプに至るまでの配線回りとパワーアンプのヒートシンク配置かと思います。
まずは配線です。
AVR-X4700Hは所々に配線が回っていますが、AVR-X4800Hは明らかに配線が少なく見えます。
特にパワーアンプに至るまでのラインに配線はなく、基板で直接つながっています。
この辺りは配線回りをできるだけ基板で接続し、配線によるにロスを減らすための努力がなされた結果です。
もう一つはヒートシンク部分ですが

よーく見てみると4700Hは正面手前側と奥に1枚づつパワーアンプ基盤が存在し、トランスから配線で電源が供給されています。
実はこの配置は5chのパワーアンプ基盤が1枚、対面に4chのパワーアンプ基盤1を配置する形になっており、双方の基盤の間に互い違いでヒートシンクが配置される形になります。
AVR-X4800Hで同じ写真を道見ると

先ほどの配線基板に対して「直角かつ直列に並んだ9つのパワーアンプ基盤」(ここ大事です)に大きめのヒートシンクがくっついています。

AVR-X4800HはAVC-X6700HやAVC-X8500HAと同じ各チャンネル独立アンプ基盤です。
この点はAVC-X6700Hの基盤写真を見ていただくとよくわかるかと思います。
こちらがAVC-X6700Hの基盤写真です。

配線回りこそX700シリーズと同じですが、アンプの数こそ違えどそれぞれのアンプ構成と配置、ヒートシンクの配置方法は同じです。
AVR-X4700HとAVR-X4800Hはこの根本から変わったアンプ構造が最大の違いです。
ここであえてAVR-X3800HとAVR-X2800Hの基盤を出します。
こちらがAVR-X3800H。

AVR-X3800Hの基盤構造はAVR-X4700Hと同じ様な配置であり5ch+4chの基盤が並んでおり、ヒートシンクの構造もほぼ同じ。
こちらがAVR-X2800H。

2800Hは一枚基盤に7ch分の基盤が並んでいます。
ここまでの写真でお分かりかと思いますが、今回のAVR-X4800HはAVR-X4700Hと比較して根本的な構造から全く違ううものです。
言い方を変えれば今までのAVR-X4700Hは「ミドルレンジ最上位」の位置付けであり、DENONアンプのミドルレンジであるAVR-X2000系統の拡張最上位機種という見方をしてもよいと思います。
しかし、AVR-X4800Hはベースの構造から根本的に違い、AVR-X7200から続くAVC-X6700HやAVC-X8500HAなど「ハイエンド機種の縮小版」としての製造されています。
ベースそのものが違うということになります。
実際、AVC-X6700HとAVR-X4800Hの価格差はさほどないところまで近づいています。

「え?じゃあ以前のAVR-X4700Hに相当する機種は?」
はい、AVR-X3800Hになります。

フロントディスプレイがなくなりますが、機能的には9.4chのAVアンプ、DSPもAVR-X4800Hと道警と胃のGriffin Lite XP(ADSP21593)となりますので本体の処理スペック自体はあまり差がない構成です。
見方を変えればよりずいぶん贅沢なDSPを積んでいるなと思いますが……。
さて、実際の音ですが……AVR-X4700Hとは完全に別の音です。

内部構造の差そのままというべきでしょうか、4700Hの印象と比べ「音の厚み」がまるで変ります。
以前AVR-X4700HとAVC-X6700Hを比較した時には一番最初に笑ってしまうぐらいの音の厚みと膨らみに差を感じたのですが、AVR-X4800Hは「AVC-X6700をシングルワイヤで9CH駆動したらこうなるだろう」という想定された音そのままでした。
あえて言えばAVR-X4700Hの音の「軽さ」はAVR-X3800Hがそのまま引き継いでいるような気がします。
特に今回は703S3で音を聞いたのですが、明らかにグレードの上がった700S3シリーズに対してAVR-X3800Hでは若干アンダーパワーな部分も感じていたのですが、AVR-X4800Hは十分鳴らしているという印象でした。
率直な感想としてAVR-X4800Hは9.4chになりますので5.1.2CH(フロントBi-Ampで7ch駆動)や、既存のシステムからの更新を行う場合の1端子のコンポジットとコンポーネントなど
「チャンネル数に限りがある中で最大限のパワーを得たい」場合
「ピュアオーディオのシステムを直列に繋いで11chを考える場合
など、ケースによってはストっとはまるアンプになるような気がします。
もっとも今現在の問題として「AVC-X6700Hとの価格差があまりない」というというお声も出てくるかと思いますが、AVC-X6700Hはいずれ次のモデルに移行します。


AVC-X8500HAやAVC-A1Hとの関係を考えても、おそらくこの価格差では収まらないと思います。
DSPチップや配線関係の取り回し。基盤の更新などを考えれば価格差では出てこない差がそれなりに存在するように思えます。
いかがでしょうか。
AVR-X4800H、すでに展示を始めております。
試聴等可能な状態です。

では、ご連絡・ご予約をお待ちしております。

さて、当店では現在来店に事前予約を取らせて頂いております。
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http://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211213
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よろしくお願いします。

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