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【横浜店】JBL 4305P 「JBLらしさ」を濃縮したアクティブスピーカー。既存システムのダウンサイジング・オーディオに最適なスピーカーです。

横浜店 渡邉です。

今回はご要望も多かったアクティブスピーカー、JBL4305Pを短期間ですがお借りできました。

JBL 4305P
https://jp.jbl.com/4305P-.html

通販リンク:https://www.avac.co.jp/buy/products/detail/14926
今回はデモ機と言う事で開封動画は割愛します。
まずは基本構造。
高域用スピーカーは25mm径リング・コンプレッションドライバー「2410H-2」+HDIホーン
低域用スピーカーは133mm径パルプコーン・ウーファー「JW130P-4」と2基のバフレスポートが前を向いており、これもまた「JBLらしい」作りです。

この部分は付属のネットで隠すことが可能です。

そして電源を兼ねたボリュームや入力の切り替えはどちらもロータリー式のダイヤルのように作られており、敢えてボタンにしないところがやはり「らしい」と思います。
次に背面です。
先日KEF Ls50WirelessやLSXⅡなどを取り上げましたが、だいぶ違う背面です。
ちなみにこちらはLs60Wirelessの背面です。

今回のJBLとKEFはだいぶコンセプトが違う事がわかると思います。
KEFは各種インターフェイスがスピーカーと一体化した状態で開発されており、コントロールは専用のアプリからの連携も可能な。機材のスタンスとしては「スマートスピーカー」の考え方です。
JBLは「基本的にスタジオ用のアクティブスピーカーにネットワーク接続やBluetooth機能を追加し、あくまで他の機器からのコントロールで『パッシブの色を残したアクティブスピーカー』として鳴らすシステムです。
実は同じアクティブスピーカーとして比較的お手軽なairpulseもJBLと同じ(と言うよりairpulseが先でJBLが後ですが)考え方で、入出力も同じような端子が並んでいます。

比較するとJBLの方がより専門的な要素(業務用)の色が強いというところでしょうか。
この辺りは「今までの機材をどう使うのか」という視点があるかと思います。
特に今までステレオシステムを持っていたお客様は、あくまで
既存の機器システムを維持しつつ重量のあるアンプや大きなスピーカーをダウンサイジング出来、且つ「JBLらしさ」を残したシステムを構築する事が出来ます。
また今までステレオシステムを構築されてきたお客様はいわゆる「ハイレゾ」にしても早い時期であればある程PCの接続をベースにされている方も多いかと思います。
そんな面から見ると「元の音をそのまま出す事が出来る」「外部DACで音出して可能であればデジタルで入力する」「PCをベースにしたサービス(特にRoonなど)を『システムをいじらすに』対応できる」など一からシステムを構築しなおす比率は減りますので、その利点は多いように思えます。
また、スピーカー同士の距離の近いデスクトップオーディオやダウンサイジングしたシステムでは無理ワイヤレスにする必要がなく、高音質化ではよくあるLANケーブル(付属はCAT6タイプ)で相互に接続を行う事により一般的なハイレゾではほぼ最大値である192kHz/24bitまで対応する事が出来ます。
対応フォーマットにもそれは現れており、ワイヤレスではAAC/AIFF/ALAC/DSD(DSD64:DSD2.8Mhz)までの対応、そして「ネットワーク経由のみ」と言う条件で/FLAC/MP3/OGG/ MP4/WAV/WMA対応となっており、最大サンプリングレートはUSB/ストリーミングで32kHz~192kHz、SPDIFの入力にも対応しています。
極端なお話、DSD256などさらに上の物は別にDACを用意してアナログ接続すればよいわけで、DAPについてはBluetooth、IPHONEなどはAirplay2で補えます。
全体的に見て、既存のオーディオユーザーにとって必要な機能と無理に入れ込む必要のない機能をちゃんと分けて考え、その分スピーカーシステムの品質に割り当てているというところでしょうか。
KEFなどは完全に反対であり「スマートスピーカーの延長線上で考え、基本的ほかの機材を準備せず、甘えい考えることなくいろいろなものが再生でき、接続できる」システムです。
どちらがいいのかと言う点は何とも言えないのですが、操作が楽なスマートスピーカー系のKEFと機器の備え方次第で応用の聞く幅が大きいJBL系のインターフェイスと運用方法、一長一短があります。
どちらも慣れている「玄人的立場」の私共からすれば「AVへの親和性を重視するか、外部機器や既存機器との接続と機能を組み合わせる」のどっちもそれぞれいいのですが、
この辺りは今までのオーディオ経験とお手持ちの機器、そして音の好みなど要素次第かなと言うのが率直な感想です。

では、そろぞろ実際の試聴に掛かります。
私は試聴にはいろいろな曲をどんどん流すタイプですが、よく使用するのが「NHK 大河ドラマテーマ曲集」です。
現在は「鎌倉殿の十三人」まで収録された令和最新版が出ております。
Blu-spec CD2と言う事でCDの中でも音質の良いものです。
(実は以前の2017年までの物が出ており、こちらはまだっておりません、個別にハイレゾで購入しておりました……)

内容としてはいろいろな作曲家の方が2分と少しの間にそれぞれの個性を出しつつ、NHK交響楽団など名だたる楽団がフルオーケストラ+αで目いっぱい曲を奏でてくれます。

今回は2013年の大河ドラマ「八重の桜」のオープニングです。
曲の最初から作曲者らしさが良く出ており、途中で何回か曲調が変わり「ラストエンペラー」の楽曲の様な印象を持つ部分も出てきます。
大きなスケールの後にピアノとオーボエ(だと思います)の素朴なようで実直な音など、短い時間でいろいろな印象を与えてくれる曲でした。
……本当に大きな宝物が消えてしまいました。残念です。

では、それ以外も聞いてみた感想を。
機材を低音は全体的には まとまった音をまとまって出すといった感じのモニター ライティングな音の強い「JBLらしい」スピーカーです。
 どちらかというと ハイレゾは苦手なんではないかなと思います。
逆に44.1kHz/16bitの様なある程度「丸み」のある音や MP3 のようないわゆる「纏まった音」に関しては「面」で鳴らす力が強く、らしい音がしっかり出てきます、
またモニターライキングらしく 単一の音に対しての音の表現がすごくしっかりしています 。
具体的な例、になるのかどうかわかりませんが、星街すいせいさんの「Stellar Stellar」などは歌い出しのアカペラ部分は明らかにスタジオ収録だとわかる程明瞭に聞こえますが、ミュージックが入り始めると途端に音がとっ散らかる感覚となり、それぞれがちゃんと作成され、ミックスされた故に音のフォーカスが複数存在してわかりずらくなります。
また、スピーカーの性質として高音は丸まってしまいますので苦手、これに対して
低音に関しては「ブーストが掛かった様な」バスがずっと続き音が出ますので、 収録を全体で行ったようなオールドクラシックや楽器の電子音がアンプに出力されたかのようなオールドのロック、YMOの様なそれぞれの音が合わさって出力されているもの、そしてバイオリンソロ、ピアノソロの様な単一楽器やオペラのソロをリスニングするには、4305Pの雰囲気も含めゆっくりと聞くような環境になると思います。
全体的にやっぱり「JBL のスピーカーはこうなんだ」というの をすごく JBL らしく表現しているスピーカーです。
適正については先程書きましたが、ある程度の単一系ハイレゾ系の音のキーンと伸びる音とか綺麗に伸びる音と単音のいわゆるピアノだとか バイオリンだとかハープだとか といった一つの音に対してすごくきれいなので そちらからないタイプの音 流すには すごくいいかなと、
逆に最近のオーケストラのようにどの楽器も「音が立っている」「分離している」楽曲は全て混ぜ合わせて鳴るような印象に代わります。
イヤホンやB&Wに慣れていると違和感を感じるかもしれません。
JBL を持っている方で「JBL の音がダウンサイジングでほしい」という風に思ってらっしゃる方にはぴったりのスピーカーだと思います。
デモ機などはかなり人気の様で今回も数日しか借りる事が出来ませんでした。
お手数ですが事前にご要望の上、日程を合わせてご用意させて頂きます。
では、ご連絡をお待ちしております。

 

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https://corp.avac.co.jp/news/20220218
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http://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211213

 

 

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