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【アバック横浜】10万円から30万円でホームシアターできませんか?……ホームシアター屋さんの目線でご解答します。

アバック横浜 渡邉です。

アバック横浜ではGWも通常営業です。
4月30日、5月1日は定休日となりますのでご留意ください。
まずは御案内。
本日よりSpring Festa 2024開催です。

https://corp.avac.co.jp/spring_2024
正直な所円安が進んでおり、輸入品を中心に今のままの値段は厳しいのではないかとの憶測が出始めております。
お考えのお客様は今回のゴールデンウィーク中にご相談・ご導入に動いた方がいいかも……まだ何とも言えませんが……。

さて、本題です。
最近
「10-30万円ぐらいでホームシアターが何とかならないだろうか?」
こんなご質問、増えてきました。
今回はこのようなご質問に回答します。

まず大事なことは、限られた予算の中で「映像」と「音声」のどちらに重きを置くかを考えて頂く事です。

テレビやプロジェクター+サラウンド機材と言う組み合わせでどちらもやろう!となると10~30万円はかなり制限が出ます」と言う回答になります。

仮にスクリーンとスピーカーの両方を同時に実現する場合、機材要素としてテレビをお持ちであるという前提になりますが
プロジェクター、スクリーン、スピーカー、アンプ(併用の場合いろいろ問題があります)、各種ケーブル類を考えなくてはいけないので、結果論として
工事費抜きで最低50万円からの費用をご準備頂くとよろしいかと思います。
仮にここから抑えるとしたらスクリーンを壁投射(テレビとの併用が難しくなります)または掛図、スピーカー最低限、アンプ最低限、ケーブルは設置位置次第……10万円ではかなり難しく、30万円あれば何とか。最終的な結果として費用が増え、あまり変わらないような気がします。
経験上ですが、どちらもと考えて中途半端に全体的な費用を抑えると、後で何かやろうとすると結果的に費用が掛かるなどの問題が出るケースが多くあります。
この辺りの問題が「映像」と「音声」のどちらかに重きを置いて頂く理由になります。

では、次にどちらかにするとして映像音声のそれぞれについて解説します。

まずはホームシアターの定義として「映像」を中心に考えた場合です。
この場合方法は2つ。
一つ目はプロジェクター単体、ないしプロジェクターとスクリーンだけと言う場合は10万円~20万円クラスのスピーカー内蔵型プロジェクターと掛図タイプのスクリーンで30万円です。
壁映しであれば20万円台でもなんとかなります。
大画面は実現でき、サラウンドなどは出ませんががそれなりに良い音です。
お座りになる座席の前に機材の設置をお勧めします


XGIMI HORIZON ultra
JMGO N1ultraEPSON EH-TW6250あたりの機種が前提になります。

スクリーンについてはこちら。84インチで¥15,000。
こんな黒板式のスクリーンが意外に使いやすい(簡単に移動出来、仕舞う事も出来ます)です。

そしてもう一つの方法は、EPSON、XGIMIなどサウンドバーを内蔵した超単焦点プロジェクターです。


超単焦点プロジェクターを壁に投影する事で大画面と2.1CHサウンドバーレベルの音響を実現できます。

こちらも30から40万円のラインが最低、壁面投射などの条件がありますが、大画面は実現可能です。
特に壁面であればパワーを生かしやすく、コストパフォーマンス的には最高の物だと思います。
特にお問い合わせの多いEPSONの2機種については情報を入れさせていただきますが、EH-LS800とEH-LS650については大きさの差、投射距離はEH-LS650の方が長め、音関係ははLS800の方が上と言う特徴差があります。
【横浜店】EPSON EH-LS800 4K60P 4000lmの高性能と2.1chサウンドバーレベルの音響、高い設置利便性を備えたプロジェクターです。(2022.12.26追記あり)

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20221031
【横浜店】EPSON EH-LS650。下位機種と侮るなかれ。新しい機種は性能も新しいです。実機インプレッションをお送りします。

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20231022


次に「音声」を中心に考えた場合です。
今回の主題はこちらになります。
すでにテレビまたはプロジェクターをお手持ちであり、音を良くしたいという前提のお話です。
理由は単純で映像関係が手持ちのテレビやプロジェクターがあれば画面関係にこれ以上のプラスがなく、実際のお話もこちらのケースが多い事からです。

音声については「10万円から20万円のライン」と「30万円のライン」の2つを念頭に考えたいと思います。

まずは10-20万円のご予算ラインについて。
こちらはサウンドバーの平均価格が概ね10万円クラス、最高価格帯が概ね15万円クラスになりますのでその付近+αでお考えの方と工事費込みで30万円ちょうどのラインを狙っているお客様かと思います。
このぐらいの価格であればちゃゃんとしたスピーカーを揃えればもっと良い音が!とお考えになるのかと思いますが……。

この費用でスピーカーとアンプで組んだ場合、そこそこのラインで5.1chになります。
ホームシアター屋の目線で見た場合、リアはちゃんとスピーカーを置いていますので5.1CHの性能自体は、よほど低い性能のスピーカーでもない限りサウンドバーに比べ音質・音圧共に良くなることは間違いありません。
問題はDolbyatomsなどのイマーシブサウンド関係です。
先程書きましたが最近のサウンドバーは良く出来ている事もあり、結果としてサウンドバー+オプションリアスピーカーと比較して一部劣る……なんてこともあり得ます。ここは微妙な所です。
工事費については後述しますが、現実問題としてセット物として生産されている専用のサウンドバー系の機材は、大量生産故に一体化によるコストダウンがなされており、音のレベルはともかくDolbyatomsなどの性能条件は良くなっています。

もしオーディオ中心で今回のご予算内で5.1chを追加と言う考え方であればあえて2CH・3CHベースとして考えてそこそこのスピーカーを組んだ方が音圧も出ますしバーチャルサラウンドを使う事で「追加」と言う考え方としては良い結果になるのではないかと思います。

2chであればMarantz Stereo70SB&W600シリーズ3DALI OBERONKEF QシリーズTシリーズパラダイムMONITOR、モニターオーディオのブロンズクラスのスピーカーで30万円くらいです。
もう少し足して38-40万円のラインがあればトールボーイのスピーカーにも十分手が出ます。
参考:「2チャンネルシアター用機種比較試聴会」ご紹介します。方法はいろいろ。
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20231007


ホームシアター屋さんの目線としてはセンタースピーカーを入れた方がいいと思います。が、ここはご予算次第。
3CHになるとシステムの柔軟性が格段に増し、イネーブルドスピーカーを足せば3.0.2CHのバーチャルリアでイマーシブオーディオになりますので……お勧めです。
また、このクラスのお話では「埋め込みスピーカーで」と言うお声も頂きますが、こちらはスピーカー1本あたり2-5万円で工事が必須の機材となり、10-20万円の費用では難しい状況です。

また、このようなクラスの費用でお話を頂く際「後でいろいろと追加していいものにするのでとりあえず」というお声も多く頂きます。
実はここが落とし穴の一つです。

全体価格をここまで抑えてしまうと機材のアップグレードの余裕はなく、機材を追加した際にAVアンプ部分の性能が追いつかないケースが多く発生します。
悪戦苦闘の先に「結局すべて買い直しなった」になる事がほとんどです。

かと言ってアンプのみ良いものにすると予算オーバーとなり、機材を持て余します。
このようなケースへのアドバイスとしては、まずはアップグレード後の段階でイマーシブサウンドの最低ラインである5.1.2CHを目指せる様にすることを考え、最低7ch以上のAVアンプを念頭に置く事をお勧めします。

Marantz Cinema70SYAMAHA RX-A2APIONEER VSA-LX305ONKYO TX-NR6100など)
なお、ホームシアター屋の目線で理想を追求すれば、Dolbyatomsなど複数のイマーシブオーディオのフル規格に対応した5.1.4Chを構成できる9ch以上のAVアンプにしておいた方が良いとは……思いますが、お値段が、と言う所でしょうか。
ただ、このアドバイス通りに進めるとおそらく数万円から十数万円のオーバーになります。

次に総予算が30万円のクラスです。


結論から言えば「工事を含まなければ何とか可能です」と言う所でしょうか。
おそらくこの「30万円」と言う価格は概ねサウンドバーの高価格帯である15万円クラスの価格+αでという考え方でそれ以上の性能を出せるラインではないかと思います。
具体的にはスピーカーをフロントLCRそこそこで5個以上+イネーブルドスピーカー+7chAVアンプの組み合わせです。
何よりアンプ7chクラスまで上げられることは大きく、標準でも5.1.2CHが狙えます。
クラスとしてはスピーカー5本+イネーブルドスピーカーで2本、後はアンプとサブウーファーという所でしょうか。
実例です。
こちらは以前ブログで書かせて頂いたPOLK AUDIOで組んだ時写真から引っ張っています。
【横浜店】POLK AUDIO Reserveシリーズ5.1ch、「ちょうどよい価格」で「ちょうどよい性能」な機材をご紹介します。

ブログではPolk Audio Reserve R700がフロント、Polk Audio Reserve R300がセンター、Polk Audio Reserve R200をリア、サブウーファーのMXT12の組み合わせです。
グレードが上の物を5.1として組み込んでいますので40万円超のクラスですが、POLK AUDIOの場合ES50、ES30で組めば5.1.2CH+先程の7CHクラスAVアンプの組み合わせ、スピーカーケーブルを抜いて32万円前後、JBLのSTAGEで組んでも30万円前後に収まると思います。
このクラスはあまり強烈な個性はなく、音としては必要十分なレベル、質感も悪くなく、木目の合わせにしても板の突合せが見えるものではありません。
少なくともぱっと見の見た目では高級感を損ねるものでは無いと思います。
どういう部屋でも「合わないと事はない」あたりを狙っていると思いました。
もう少し予算を上げるとDALI OBERON、Monitor Audio RADIUS、YAMAHA NSF-350クラスが該当するかと思います。
イマーシブサウンドについてはイネーブルドスピーカー、またはハイトスピーカーを2本で対応します。
後は全く別のアプローチとしてSONYのHT-A9+サブウーファーで30万円という所でしょうか。
<参考>【横浜店】話題のソニーサラウンドシステム HT-A9を展示してみました!(2021.11.12追記あり)
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211023

これらの方法であれば仮に置き設置でもとりあえず5.1ch以上でちゃんとした「スピーカー」でサラウンドを作り出す事は出来ます。

今回の様に10-30万円の予算でホームシアターを仕上げる場合、キーポイントになるのは「工事」と「サポート」です。
工事は人件費、費用、時間それぞれが掛かり、予算ラインを押し上げます。
費用内で何とかするのであれば工事費用を掛けず自分でD.I.Yする事です。
下手に吊りや埋め込みなどを考えるのであればすべて置き設置が念頭に考えれば費用は少なくなります。
特に吊りついてはよほどの自信または工務店の確約がない限りお勧めしません。

次にサポートとトラブルです。
サポートについては基本的に「メーカーサポート以外当てにできない」前提で考えた方がよろしいかと思います。
特に通販で購入の場合は店舗でのサポートが出来ませんので、通販のポイントなどと天秤にかけサポートに不安があれば店舗、何とかなるまたはポイントで他の物をと考えるのであれば通販での購入を考えた方がよろしいかと思います。
トラブルについてですは、初期不良などは店舗・通販でそれぞれ対応可能です。
問題はその後、設置が旨く行かないトラブルや設置後のトラブルはお電話で何とかなる事はあまりなく、かといって人を派遣した場合数万単位の有償になります。
さらに厄介なのは仮に人員を派遣しても、昨今の機材では接続トラブルなど機材に原因のないトラブル以外は「壊れている」以上の対応が出来ない事です。
このようなケースの場合はまずは御自身で解決を図る事、次にメーカーのサポートに相談する事、そして人の派遣や出張点検には費用が掛かる事をご理解いただいた上でメーカー・または販売店にご相談ください。

なお、豆知識ですが通販のカートを利用して金額的な簡易見積を組む事が出来ます(店舗でのお値引きは難しい価格帯です)のでご活用ください。

こちらの事例はフロントだけでなくリアにも敢えて設置簡単なトールボーイスピーカー、センター、イネーブルドスピーカーを組み合わせてAVアンプを追加した5.1.2chで33万円前後で考えたお勧めしやすい仕様です。
リスト外のスピーカーケーブル、サブウーファーケーブル、HDMIケーブルはそれぞれの長さを概ねを測ってそこに+2m(取り回し)で合計を算出し、それぞれ近い長さのケーブルを購入してください。(余る分には良いのですが、短いのは大変です。その点はご注意ください

以上がご予算ライン10~30万円クラス、映像・音声それぞれでお考えのお客様への回答になります。
で、ここまで書くと
「じゃあ、どのくらいの金額であればホームシアター屋さんから見てちゃんと揃えられんでしょうか?」
と言うご質問が出てくると思いますが、こちらについては「千差万別」と言う回答をさせて頂きます。

この辺り、実際の所スクリーンやプロジェクターまで考えるのかどうかと言う点からスタートし、音や絵に対する拘りを加えて考えていくといくらでも幅が出来ます。
現実問題として、予算ラインが上がれば上がる程選択の幅や好みに合わせる幅が広がります。
<参考>【横浜店】弊社施工例の「事例別検索」作ってみました。ホームシアターの「イメージ」が湧かないお客様のお手伝いです!
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20231204
サウンドについては正直な所上は青天井になりますので目安ですが、スクリーンでは100インチ以上、スピーカー数については概ね5.1.4chの9chシステムがすべてのサラウンドフォーマットの再生が可能な標準ラインと言えます。
スクリーン、プロジェクター、投射方式、大型テレビ等は物理的な状況次第で変わってくるのでご相談です。
概ねこんなところでしょうか。
一通り見て頂いた上で疑問点などありましたらメール等でご連絡ください。

では、ご連絡・ご来訪をお待ちしております。

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株式会社アバック横浜店
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