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【横浜店】POLK AUDIO Reserveシリーズ5.1ch、「ちょうどよい価格」で「ちょうどよい性能」な機材をご紹介します。

横浜店 渡邉です。
渡邉

今週末は「POLK AUDIO RESERVE」の展示会でございます。

サウンドバーからマルチチャンネルスピーカーまで
POLK AUDIO サラウンド試聴会
【7月15日(土)~17日(祝)】


今回はPolk Audio Reserve R700がフロント

Polk Audio Reserve R300がセンター

Polk Audio Reserve R200をリア

そしてサブウーファーのMXT12

を5.1として組み込んでいます。
最初の印象は「所有感があるなあ」と言うものでした。
デザインなどはこのシリーズ全体て「存在感を」感じさせるデザインであり、どっしりとした印象です。
質感も悪くなく、木目の合わせにしても板の突合せが見えるものではありません。
少なくともぱっと見の見た目では高級感を損ねるものでは無いと思います。
尤も、B&Wのピアノブラックなどの塗装系仕上げに比べると質感の違いはどうしても感じてしまいますが……。
本体色のブラウンにしても絶妙で、どういう部屋でも「合わないと事はない」あたりを狙っていると思いました。

本体の基本構造は基本的に同じシステムを使用しています。
トゥイーターはピナクル・リングラジエーター

スコーカーはタービンコーンでこちらはおそらく発砲系の素材にポリプロピレンを組み合わせています。

ウーファーは20cmアルミニウム・ポリプロピレンウーファー

こちらはポリプロピレンにアルミのコーティングを施したものです。
サブウーファーはMXR12

後はアブソーバーにクローズドパイプを使用したX-Portテクノロジーとなります。
正直な所、使用素材そのものはあまり高いレベルではないものの、形状や組み合わせを工夫する事で必要十分な音を出しています。
音についてはすべてのスピーカーの説明の後で書かせて頂きます。

まずはフロント「R700」ですが


リアの端子はBi-Wireling、Bi-Ampに対応しています。
ご紹介ムービーはこちら。
なお、今回から録画はIphoneですが収録マイクを「COMNICA Traxshot」に更新しております。

30度のステレオモードです。
以前より音が鮮明になっているかと思います。

https://jp.polkaudio.com/shop/polkaudio-floorstandingtowers/r700
幅330mmx高さ1144mmx奥行き429mm、重量は35.9kgと
B&Wの700やKEFのRより一回り大きいぐらいのサイズで、重さは同一クラスです。
大きな特徴として「Power Port2.0」があります。

R700はとR500バフレスポートが底面にあり低音を地面に打ち付けるタイプなのですが、このPOWERPORT2.0は底面自体は解放型ではなく低音をプレート(兼脚)に当てている事です。



このタイプの低音ポートは地面に打ち付ける事で床を直接を振動させて低音を強調する事が出来ますが、難点として床を通じて家も揺れる問題があります。

この辺りの問題を底面にプレートを入れる事で低音を強調しつつ、振動の支点は脚に集中している構造です。
後で音のインプレッションでも出てまいりますが、音としては低音重視ですが、サウンドボードなどで調整可能と言うところでしょうか。

次はセンター「R300」です。

https://jp.polkaudio.com/shop/polkaudio-centerchannelspeakers/r300
こちらは幅483mmx高さ172mmx奥行き227mm、重量は7.6kg、色はサテンブラックです。
B&W HTM72S3やDALI OBERON VOKALなどと大きさは変わらず、ラックの中に収める事も可能なスピーカーです。
色はサテンブラック。
若干樹脂感を感じるものの、落ち着いた光沢と質感を持っています。

そしてり「R200」です。

こちらはブックシェルフタイプ。
幅190mmx高さ359mmx奥行き354mm、重量は8.7kg、
H281 × W166 × D268mm
大きさとしてはB&W705S3、DALI OBERON3、MONITOR AUDIO SILVER100-7Gクラスの大きさ、色はサテンホワイトです。
こちらも半光沢で白と言っても落ち着いた印象を持ちます。
リアポート部分はぱっと見フロントと間違えそうな印象ですが、コーン付きのリアポートは「X-Port」と呼ばれています。
X-Portは固有音フィルター(Eigentone Filter)を搭載しており、歪みのない豊かな低音を実現します。
中心のポートはスピーカーのポートおよびキャビネットで発生する共振を吸収するために特別に調整された一対のクローズドパイプ・アブソーバーで構成されており、中低域と中域の歪を取り除き、スムーズで高解像度なサウンドを実現します。
最後はサブウーファー「MXT12」です。

幅407mmx高さ418mmx奥行き456mm、重量は17.7kg
写真を見て頂くとわかりますが、KEFのREFERENCE 8bと同じぐらい、サブウーファーとしては大き目の部類に入ります。
フロントに30cmのウーファーを装備しており、事実上の最上位ウーファーとなります。

では、次は実際に音を再生してみます。
まずは機材の紹介。

次は実際の音です。
今回はあえてAuroを使用せず、DOLBYATOMSメインで流すことにしました。

全体的な印象としてはムービーでも話でおりますが「音量次第」「比較的低音重視」と言うのが率直な所です。
Cinema50のボリュームが50から55ぐらいまでの音量であれば「ちょうどいいかな?」と言うレベルでよくまとまった音になります。
この状況は「大きくは鳴らせないけどそれなりだったら……」というレベルに相当するかと思います。
逆に言えば価格帯から考えて「ちょうどいい」レベルの音量で調整されている感じです。
実際、そこからさらにボリュームを65まで上げると低音のふくらみがどんどん大きくなり、会話が難しくなってきます。

この点を踏まえて今回の「POLK AUDIO Reference」を考えて頂くと、このスピーカーとの組み合わせ、そして特性や適性が分かってきます。
先程のインプレッションでお話した一つ目の印象「音量次第」と言う点については「POLK AUDIO Reference」の場合「音の厚みが増えてくるハイパワー・大音量では、低音が膨らみすぎてどんどん聞きずらくなってくる」利点にも弱点にもなりそうな部分があるという事になります。
もう一つの「低音重視」と言う点については、同じような意味合いになりますが、大出力のハイエンドアンプではなく、本体価格に合う中から低価格グレードのアンプを使う場合、中・低価格のアンプで薄くなりがちな低音部分の「厚み」を「POLK AUDIO Reference」側の「低音重視」の特性で補い、大きな音量でもない限り押し出すことで音を整えてくれる事になります。

結局の所「POLK AUDIO Reference」は本体の価格帯に見合った「低価格」から「中価格」までのAVアンプが適正、または低音の押出を重視したお客様向けのお手頃スピーカーとなります。
言い方を変えれば「ちょうどいい価格で、ちょうど言い音量で、ちょうどよく音が鳴り、ちょうどいいサラウンドシステムを組む」には最適な機材の一つです。
今回実機で聞いてみて「ちょうどよい」と言う感覚をどう表現しようかとかなり考えましたが、普段比較的高価格なシステムで聞いているゆえにその差ははっきりしましたし、ケースや予算に応じてお勧めを変える材料も得られた気がしました。
この商品、どちらかと言えば販売のメインは通販かと思いますが、ご予算少なめでもシアター組みたい!とお思いのお客様はぜひPOLK audioを御一考下さい、
正直な所「音の厚みを出す」と言う事はどちらかと言えばパワーが物を言う領域になり、今回のPOLK Audioの様にうまく補ってくれないケースも多いので、素直にお勧めできそうです。
デモ機もありますので事前の音合わせ次第では「一式」の形でご用意できるかと思いますので、まずは見積もりなどご連絡をお願いします。

では、ご連絡・ご予約をお待ちしております。

 

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