ショップ
ブログ

【横浜店】EPSON EH-LS800 4K60P 4000lmの高性能と2.1chサウンドバーレベルの音響、高い設置利便性を備えたプロジェクターです。(2022.12.26追記あり)

横浜店 渡邉です。

いよいよ年末に入りました
本題です。
今回ご紹介するのは超短焦点プロジェクター EPSON EH-LS800です!
EPSON EH-LS800
https://www.epson.jp/products/dreamio/ehls800/

EH-LS800はEPSONの超短焦点プロジェクターです。

実測概ね45cm(光の中心から35cm+本体奥行10cm)の距離と壁があれば100インチの大きさで投射可能な性能を持っています。
まずは開封動画です。

そして、実際の展示がこちら。
デザインはとてもモダンな物で一見無個性にも見えますが、実際に設置を行うと「ああ、ちょうどいいわ」と思う程、周囲の景色に穏やかに溶け込んいます。
機材のデザイン部分は各メーカーの個性が出てくる部分です。
最近のVAVAなど外国メーカーの様な存在感丸出しのデザインも悪いとは言いませんが、プロジェクターはあくまで画像が中心となりますので、ホームシアター屋の店員としてはEPSONのデザインはそのままでもスピーカーシステムの組み合わせでも対応幅が広いように思えます。


また、今回の機種からEH-LS500の様なニョキッとしたレンズもなく、外観上はEH-LS300を大きくしたような形になっています。
次はEH-LS800の画像システムです。


画像システムは0.62型ワイドポリシリコンTFT液晶パネルを使った3LCD光学エンジンを用い、4Kエンハンスメントテクノロジーを使う事で4K相当の解像度を表現しております。

これらの基本システムは最上位機種のEH-LS12000と同じものを使用しており
対応解像度は4K/60Pまでながら、HDR10,HLGのシステムにはもちろん対応。

HDMI®入力端子は3つともHDCP2.3に対応しており、HDMI2はARCに、HDMI3はGame端子として、画像補正関係の機能を省く事でより入力タイミングへの遅延を防いだ端子になっております。
ちなみにEPSONらしい部分としてアナログ音声出力や光デジタル出力を備えています。
なお、3Dは非対応です。

さて、この展示では概ね90インチクラスの壁面投射ですが、レーザー光源を用いた有効光束最大4000Lmとクラス最大の光量を持っている事から、外光を気にしない表示能力を持っています。
ちなみにYoutubeの画像を店舗外から見ているとこんな感じです。
まあ、パッと見テレビにしか見えないですね。
少なくとも壁面への投射には見えない程の画が出ています。
もちろん近くで見ると壁の加工はわかりますが、概ね2mも離れれば気にならないと思います。
昨今の超短焦点は壁面投射を前提にしていますが、超短焦点スクリーンへの対応もしっかりできており、現在の展示状態は超短焦点スクリーンで行っています。
ここまでの性能を持ちながら外形寸法は695mm×341mm×145mm、重さは12.3kgと比較的コンパクトな機材です。
そして、EH-LS800もう一つの特徴はその「音」です。

写真の通りとてもモダンなデザインな正面ですがスピーカーカバーを外すと・・・・・・。

本体の正面左右とほぼ中央にちょっと控え目に見えるスピーカーが出てきます。
YAMAHAと共同開発した2.1chスピーカーシステムです。

商品説明には
ヤマハ製2.1ch(5Wステレオスピーカー+10Wウーファー)の高音質スピーカーを搭載。
ヤマハ独自の技術により、本格的なスピーカーシステムに匹敵するようなパワフルで豊かな3Dサラウンドを体験できます。
と、記載がありますが、実際に鳴らしてみても、このビルトインスピーカーシステムは左右のスピーカーもセンターに設置されたサブウーファーも思った以上の音響効果を持ち、控えめに見ても単純なサウンドバー以上の効果がある様に思えます。
恐らく本体の正面筐体構造やCinemaDSPの機能をうまく使って、この機能を出しているのだと思います。
流石にリアルスピーカーにはかないませんが「うん、音が広がっているなあ」と思える感覚を持たせてくれます。
大事なのはこのスピーカーシステムがビルトインという余計なことを一切考えなくてもこの音が出るという部分です。

ここまでは比較的高性能な超短焦点、と言う事になりますが、実はEH-LS800の特徴はこれだけではありません。
寧ろこの「カタログスペック」の外である「利便性」にEH-LS800の魅力が詰まっていると言っても良いと思います。

超短焦点プロジェクターは短い距離の投射故、壁に対して平衡になっているか、ちゃんと水平は取れているかなど、意外にセッテイングが難しい部分があります。
過去の製品ではお二人で角度や大きさを手動でセットアップして頂く事をお勧めしておりました。
しかし、今回は違います。
こちらについては実際の動画を見て頂いたほうがよろしいかと思います。

撮影が終わるとグリッと音がしそうな勢いで画の大きさ、画の傾きもすべて一気に補正されます。
まさに「一発」で修正されます。

秘密は「EPSON Setting Assistant」というアプリです。

このアプリ、超短焦点のセットアップがとても便利に行えます。
アプリを起動すると、プロジェクターとスマートフォンが無線LAN上で接続されます。
その後壁面・超短焦点スクリーンの種別を選ぶと、それぞれの項目に合わせた手動補正を行って概ねの長方形が出来上がります。
普通ならここで調整作業は終わりなのですが「EPSON Setting Assistant」はここで終わらず、さらに調整を掛けます。
では、一体何を調整するのか?
何と壁面の微妙な段差です。
しかも補正方法は動画で見て頂いた通り、アプリのスマートフォンです。
動画では超短焦点スクリーンの画角に一気に合わせる物ですが、壁面の場合は「表に出てこない」とても細かいグリッド状の調整機能を用いる事で、ほぼ視聴に支障のないレベルまできちっとした長方形が出来上がります。

いままで「利便性の高い商品は強い」と思ってきましたが、ここまでの機能を持つと超短焦点プロジェクター設置へのハードルが格段に下がったように思えます。
そしてもう一つの「利便性」は内部制御です。
EH-LS800はデバイス制御とコンテンツ制御を「Google TV」で統合しています。

実は前の機種であるEH-LS500も同じインターフェイス部分を持っておりましたが、こちらは外部にAndoroid TVデバイスを接続する事でAndoroid TVを「追加」する形であり、本当の意味でテレビの様に統合されてはいませんでした。
EH-LS500では一部を除き、機材設定は下の写真の様にあくまでEPSONの機材設定画面で行っています。
これは業務機ベースで追加して対応する為、と言う理由もあるのかと思います。

これに対してEH-LS800は標準画面はGoogleTVそのものであり、さらにGoogle TVの画面上に「設定」の項目が存在し、先程の様な設定画面が出て来る事はありません。
プロジェクターの各種設定、先程お話した調整機能の活用もすべてGoogle TVのインターフェイスから行います。

今回からリモコンも一台にまとめられ、プロジェクター機材関係のコントロール一つにまとまられており、本当の意味で「デバイス」と「ソフトウェア」の『融合』が成されています。
使用される方ははハードウェアを意識せずに各種配信コンテンツやYoutube、そして外部接続機器の使用を自由に切り替える事が出来ます。


では、EH-LS800と言う機材の全体的な感想です。
まず機材自体の性能について。
今回のEH-LS800はサウンドバーの様な音、設置性のサポート、明るさなど「顧客に求められている事」への実現性がとても高いと感じました。
実例ですが、今までの超短焦点プロジェクター、実は「若干の危うさ」がありました。
実際の運用として子供さんの目線の近くに機材が置かれる事で子供さんが興味を持ち光源を覘き込もうとするケースが多くあり、これに対して一部の機種では注意と一緒に光源を押さえるプロテクションが用意されておりました。
この機能、BtoBではほとんど意味の無い機能であり、それ故EH-LS500ではこの手のプロテクションは存在しません。
こうなるとEH-LS500をご家族連れに販売するには「危うさ」を感じる事も多かったのですが、今回のEH-LS800からはきちっと対策されています。
画面を覘き込もうとするとピーッと言う音と共に画面が暗転する様になっています。
(今回のコンテンツ最後の動画で動作が出ておりますのでご覧ください)
この機能、システム自体は単純ですが、実際に量産機に入れ込むのはそんなに簡単ではありません。
しかし、BtoCの視点で考えた場合、利便性を高めるためにはプラスと言って良い機能です。
それを踏まえ、開発陣の皆様はちゃんと他メーカーの超短焦点機を参考にしながら、お客様や販売店の意見を取り入れ、きちっと商品への反映をしてきた結果、プロテクションは採用されたのだと思います。

また、機材性能の先にある「利便性」も高く、特に設置性は特筆すべきレベルだと思います。
結論として,EPSON EH-LS800は、超短焦点プロジェクターにおける一つの「完成形」であり、現時点での頂点に達している言って良い機材だと思います。
また、私達店舗店員の目から見ても、EH-LS800は導入の結果生じる果実が大きい事から「極めて使いやすい・お勧めしやすい」機材となります。

さて、ここまで良い事を書いておいて「問題点はないの?」と言うご意見がありそうですが、おそらく現時点での難点・・・・・・と言っても、所謂フル4Kクラスの本格的な機種との性能比較は使い方が異なりますので意味を持ちません。
(実際には暗い場所でのパフォーマンスはハイレベル機並みとなり、4000lmの白ピークが凄いので黒も出ている印象になります)
敢えて言えば他の超短焦点プロジェクターより少し高い価格だけじゃないかと思います。
現時点での超短焦点では間違いなくイチオシです。
さて、今回は動画も多く入れておりますので「本当にそんな性能なんですか?」と言うご質問にもある程度回答が出来たかと思うのですが、実機の展示はすでに始めております。
先程の調整機能なども実演が可能な状態です。
超短焦点プロジェクターをお考えのお客様、是非一度ご覧ください。
ご来訪をお待ちしております。

最後に余談ですが、先程の調整機能を応用すると……(ご注意:メーカーが示す機能ではなく、画像の保証はありません)
100インチ、バーテンションタイプのロールスクリーンにもかかわらず、壁紙用の補正機能を使う事でほぼ歪みの無い画像が出ています……。

個人的な意見としてこのまま補正機能が進化した場合、おそらくサイドテンションと呼ばれる左右からも引っ張るタイプのスクリーンであれば「ロールスクリーンでは超短焦点プロジェクターは使えない」と言う言葉も条件付きと言う形に修正しなくてはいけなくなるかもしれません。
超短焦点プロジェクター、もしかしたら将来のプロジェクターの「通常形」なのかもしれません。

なお、当店では現在来店に事前予約を取らせて頂いております。
来訪をお考えのお客様は是非事前予約をお願い致します。
なお、連絡なし飛び込みの場合、店舗の人員状況に寄りお断りせざるを得ない場合がございます。
最後に実際のご相談方法についてですが、一番簡単なのはメールです。
お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。
横浜店 スタッフ紹介はこちらからとなります。
★★★横浜店では定期的な換気を行いながら感染予防対策を徹底しております★★★
★★三密とお客様同士の重複を避ける為 事前のご予約をオススメしております★★

ご来店予約は上記のナバーをクリックください!
先程のStorm AudioやGenelecのパワードスピーカーサラウンドなど、横浜店のみが持ち合わせておりますプレミアムシアターのご案内をさせて頂きます。

アバック横浜店では今回ご紹介したプレミアムシアターROOM1を含めROOM3まで全く違う3つの極上シアターが稼働中です。

パワードスピーカーで構成された5.1.2ch構成による圧倒的なパワーが部屋を埋め尽くすRoom1。
【横浜店】プレミアム・シアタールーム Room1 OPEN!
https://corp.avac.co.jp/news/20220218ROOM2は「音楽とデイライトシアターの融合」をテーマに7.1.4CHをベースにピュアオーディオを直列繋ぎでシステムを組み込んだ上質なお部屋。
【横浜店】プレミアム・シアタールーム Room2 OPEN!
https://corp.avac.co.jp/news/20220104
そしてRoom3は民生ホームシアター最高峰の一角「StormAudio」を使用し、Monitoraudioの11.1.4CHシステムを構築しております。
【横浜店】プレミアム・シアターROOM3稼働開始。Storm Audioの常設設置を開始しました!
http://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211213
(2022.9.25情報追加:Storm Audio ISPMK2の店頭展示品販売を開始しております!

【展示処分品】STORM AUDIO ISP.16MK2+PA16MK2 【03-000037】

それぞれ機材準備がありますのでご予約制です。
よろしくお願いします。

******************************************************
株式会社アバック横浜店
https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html
ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町3-8-13 TK関内プラザ1F
TEL  :045-228-9881
メール:yokohama@avac.co.jp
***************************************************

 

 

関連記事一覧

最新記事