【アバック横浜】壁埋め込みスピーカーってどうですか?ホームシアターの見た目とデザイン、そして機能も両立する事が出来るアイテムです。
アバック横浜 渡邉です。
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さて、本題です。
今回はスピーカーの設置方法の一つ「壁埋め込みスピーカー」のご紹介をします。
皆様はホームシアターを思い浮かべる時に、どのようなイメージになるでしょうか。
こんな感じでしょうか。
おそらく大半の方はテレビやスクリーンの左右と前にスピーカーがあって、後ろにもスピーカーがあって……と言うお考えになるのではないでしょうか。
一般的なイメージとしては概ね間違っておりません。
スクリーンの事例
ほとんどどのお客様はスピーカーを前に置き、後ろに関しては置き・吊り・埋め込みなど、お部屋の状況や導線に合わせたスピーカー配置を行う事がほとんどです。
一般的なホームシアターではおおよそこんなところですが
「スピーカーがある事を見せたくない」
「床に何も置きたくない」
と言うお考えになる方がいらっしゃいます。
そのようなご要望には、出来るだけスピーカーを見せない方法として
フロントも含めて天井に埋め込む「埋め込みスピーカー」の方法や
…リアスピーカーの場所がお部屋の導線に掛かっている場合、且つある程度音質もと言うお客様に対してはは吊り設置をご提案します。
天井吊りスピーカーの施工事例
特に吊りスピーカーの場合、機種により目立つ吊りスピーカーと目立ちにくいスピーカー、そして「スピーカーあります!」とアピールできるような選択も可能です。
もう一つ欧米での採用が多く、日本では大型テレビの場合に多いのですが、壁掛けスピーカーと言う方法もあります。
この様な形でフロント・リア共に埋め込み・吊り・壁掛けスピーカーにする事で可能な限り音質も維持しつつ床に何も置かないシステムをご提案させて頂いております。
もう少し詳しくお知りになりたいお客様はこちらのブログをどうぞ。
【横浜店】埋め込みスピーカーってどうですか?2021(2021.8.8更新)
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/202100806
【横浜店】天吊り・壁掛けスピーカーってどうですか?2021(2021.9.25Youtube等追加)
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/202100807
施工例はこちら。
天井埋め込みスピーカー施工事例 天井吊りスピーカーの施工事例
そして、ここから本来のお話になるのですが、実はもう一つスピーカーを見せない・または目立たせない方法はもう一つあります。
それが「壁生み込みスピーカー」です。
広義の意味合いとしては文字通り「スピーカーを『壁に』埋め込んでしまう」方法です。
壁埋め込みスピーカー施工事例、
使用するスピーカーは種類として「壁埋め込み用スピーカー」というカテゴリーがあり、各メーカーからもいろいろと発売されております。
構造としては「スピーカーの箱なし」と言う表現が一番適当かと思います。
種類にもよりますが、見方としてはトールボーイスピーカーやブックシェルフスピーカーの正面だけがそのまま商品になっている状態です。
じゃあ、むき出しのスピーカーユニットはどうするのか?
壁埋め込み、と言うぐらいですので壁面に穴をあけて埋め込むのですが、ここで疑問が出てくると思います。
響きだとか音の太さに影響する「箱」の機能がどうなるんですか?
壁埋め込みの場合はユニットが壁面内に露出する事になりますので、箱に相当する部分は「壁の内部空間」と言う事になります。
設置の理屈自体は天井埋め込みに使うユニットと同じやり方です。
この壁生み込みスピーカー、美観や見た目の点でいくつも利点があります。
・先程の写真の様に壁面と一体化する事から、テレビやスピーカーの左右に置くものがなく、すっきりした見た目になる。
・スピーカーの分前に出ない事から壁面からの作り付けのラックなどデザイン性の高いシステムとの親和性が高く、前に出っ張らない。
・事前に「エンクロージャー」と呼ばれる箱に相当するものを設置する事で、通常の置きスピーカーとさほど変わらぬ音を出す事が出来る。
・スピーカーネットは塗装すると、少し離れて見た場合、壁との区別がほとんどつかなくなり、見た目にすっきりする。
また、スクリーンの場合はさらに別のメリットもあります。
それはサウンドスクリーンと言う音を通すスクリーンを併用する事でスクリーンサイズを壁全体に広げる事が出来る事です。
こちらは先程掲載した壁埋め込みスピーカー+テレビのシアターですが、前にサウンドスクリーンを下すと……こうなります。
音を透過する細かい穴が開いたサウンドスクリーンにより、中央と左右のスピーカーの「前」にスクリーンが掛かり、スピーカーの面積も含めた壁面全体がスクリーンになっています。
これに対し一般的なシアターはスクリーンの左右にスピーカーが置かれます。
理由としては一般的なスクリーンの場合、音を通さない膜面である為です。
当然スクリーンの後ろにスピーカーを置く事は出来ず、サウンドスクリーンから見て、想定されるスクリーンサイズは左右と下でおおよそ2回りほど小さくなります。
そして、今度は壁面スピーカーのデメリットです。
最初に頂きそうなお声として
「音が悪くなるんじゃないの?」
というお話がありそうですが、こちらについては確かにデメリットの一つにはなりますが、実際には壁埋め込みの場合音そのものはあくまでもユニットから前、つまり正面に出ます。
また、オープンエア型ヘッドホンの様に後ろがオープンエアである事を念頭に置いたチューニングもなされておりますので、極端に音が悪くなることはありません。
尤も箱付きの物・または専用のエンクロージャー(箱)を付けた状態に比べると、音漏れなどで心配になるケースはあります。
仮に音を最優先する場合、専用のエンクロージャーを持つスピーカーでシステムを組むケースもあります。
または壁面内の防音工事で低音が散る事を出来るだけ少なくする必要があります。
そしてもう一つの壁埋め込み……になるかちょっと微妙ですが、「壁をふかして通常のスピーカーを入れる」「全面棚の様なものを作り」そこに通常のスピーカーをはめ込むという方法も広い意味では壁埋め込みです。
また、超単焦点の場合はデザイン性を優先して「スピーカー内蔵のスクリーン」を取り付ける方法もあります。
<参考>【アバック横浜】超単焦点スクリーン+内蔵『スピーカー』で完全なテレビに!Bloomsbury Lab LIBERTY WIDE PROパネルスクリーンです!
実際の動作はこのような感じです。
こちらについては以前書いたブログをご参照ください。
【アバック横浜】超単焦点スクリーン+内蔵『スピーカー』で完全なテレビに!Bloomsbury Lab LIBERTY WIDE PROパネルスクリーンです!https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20240530
さて、ここまで壁埋め込みのメリットを書いてきましたが、実は壁埋め込みは簡単にお勧めできない理由もあり、この辺りはデメリットと言っても良いかと思います。
主に設置の問題なのですが……。
「事前に壁に埋め込みの準備や配線をしなくてはならない」
「一度設置すると事実上位置の変更が出来ない」
「左右を決めてしまった場合、テレビのサイズに限界がある」
など、固定してしまう故に柔軟性があまりないと言う事です。
正直な所、壁面埋め込みは新築の家屋でもない限り後で壁面埋め込みのスピーカーを入れ込むのはなかなか難しく、仮に設置を希望した場合は工事が大掛かりになり、費用・日程もそれなりに掛かってしまうのが実情です。
また、設置位置がテレビから余り離れてしまうと真ん中にちょこんとテレビがあって離れた所にスピーカーが、と言う事になります。
(写真の様にサイズを合わせる場合、または後日サイズアップを念頭に置いているのであれば問題はありません)
以上が壁面スピーカーのメリット・デメリットです。
ではここからは実際のスピーカー種類をご紹介します。
大前提として、埋め込みスピーカーは各メーカーとも販売店への相談・インストールを前提としている「カスタムインストール」シリーズとしてラインナップされています。
その点は最初にご留意ください。
その1,KEF
KEFカスタムインスト―ル
https://jp.kef.com/pages/architectural-speakers
最初にご紹介するのはイギリスのスピーカーメーカーKEFです。
特徴としては全体的な音が広範囲に広がる傾向があります。
また、スコーカー部分は一部の機種を除き1スピーカーで同軸構造により鋭いツィーターと広がる同軸2Way構造になっており、高音域にも強い部分がある所で結果的にデザイン性も高い機材です。
また、壁埋め込み、天井埋め込みだけでなく、埋め込み式のサブウーファーやシングルステレオスピーカーなど壁面埋め込み種類が豊富であり、適用の幅が広い事から埋め込みスピーカーとしては使いやすい機材です。
近似値的な機種として「ON WALL(壁掛け」」用として極薄のTシリーズも存在します。
KEF Tシリーズ
https://jp.kef.com/collections/t-series
スピーカーのグレードとしては専用グレードのCiシリーズ、通常のスピーカーシリーズであるQシリーズ、Rシリーズに分かれており、壁埋め込みとしてQシリーズ、Rシリーズ、そして最上位のReferenceシリーズに分かれており、ローエンドからハイエンドまで対応可能です。
弱点としては注文製品の為納期がかなりかかる点かと思います。
その2,Monitor Audio
Monitoraudio Custom Install
https://naspecaudio.com/products/loudspeaker/custom-install-2/
2つ目はやはりイギリスのブランドMonitor Audioです。
特徴は美しい高音の伸びとしゃっきりした低音部分です。
こちらも種類は多彩で天井埋め込みのCシリーズと壁埋め込みのWシリーズの2シリーズ、天井埋め込みのスピーカーサイズが3つ、低音ドライバーと高音ドライバーの組み合わせで全体的なグレードが3つ存在します。
それぞれのグレードに合わせた壁面・天井スピーカー、シングルステレオ、サブウーファーにも埋め込みが存在します。
また天井埋め込みには一定の方向性を付けるためにアングル(角度)の付いたタイプが存在します。
壁面スピーカーについてもMonitor AudioのBronze、Silver、Gold、Pratinium各グレードに合わせた機種、そしてJBL Proの様に箱付きで使うサウンドスクリーン用のCinergyが存在しています。
また特徴としてMonitor Audioの特徴的なツィーターが設置された中心部部分(ミッド)のドライバーを回転させる機能があり、回転させる事で左右のステレオにもセンターにも対応可能です。
そしてもう一つ、SoundFrameシリーズがあります。
こちらはIn-wallとOn-wallのモデル、やはり回転式のIDCモジュールで構成されており、様々なグリルの色・画像・カスタムグリルデザインをオーダーする事が可能です。
サウンドと言うよりもお好みの外観にすることでインテリアとしても楽しむことができます。
その3,JBL
JBL 埋め込み・壁掛け スピーカー
https://jp.jbl.com/in-wall-speakers
実はJBL天井埋め込みや壁面埋め込みで多数の種類を発売しています。
ラインナップとしては通常商品のStageシリーズで天井埋め込みとして丸形の通常モデルとJBLらしいホーン付きの2Way角型壁面埋め込みモデル、上位モデルのStudioにも丸形の天井埋め込みと2WAYの壁埋め込みモデルが存在します。
また、JBL-PROと呼ばれる別ブランド扱いの商品が存在します。
JBL PROFESSIONAL シネマ
https://marketing.hibino.co.jp/jblpro/595.html
こちらは箱型として完成している商品で、元々の使用目的は映画館やコンサート会場など業務用・大出力のスピーカーがメインとなりますので、通常のホームシアターレベルではなかなか使われません。
本物の映画館と同じ音響を備えた専用室をお考えの方はご考慮の価値ありです。
その3、B&W
数は少ないもののB&Wにも壁埋め込みがあります。
B&Wカスタムインストール
https://www.bowerswilkins.com/ja-jp/integrated-solutions/home-audio
壁面用の四角いCCM362、円形のCCM382、内部で傾斜の付いたCCM663RDが標準ラインナップですが、本家のカタログ掲載モデルであれば入手可能な場合もございます。
お問い合わせください。
この様なメーカー以外でもLINN、focal、FYNE AUDIO、DALI、ELACなどいろいろなメーカーから天井埋め込み兼壁埋め込みのスピーカーをラインナップに加えています。
また弊社のPB(プライベートブランド)である埋め込みスピーカーにはSP525ICやボックス付きのSP525ICBがあります。
実際の所、埋め込みスピーカーの応用範囲はとても広く、円形の埋め込みスピーカーも複数組み合わせれば立派な壁埋め込みにできます。
これはかなり大規模ですがマルチスピーカーで工夫し、大規模なシステムに仕上げた例です。
スクリーンサイズの壁の厚みの両立に制限がある事から、3個のKEF CI250RR-THXを壁埋め込みスピーカーを1組としLCRで合計9個、そして重低音の為に埋め込みKEF CI3160RLB壁面サブウーファーを4つ組み合わせました。
ここに180インチのサウンドパネルスクリーンを組み合わせます。青色の部分はほぼ投射範囲、床で作業している巨大な白いものがサウンドスクリーンです。
出来上がりはこのようにスクリーンだけ、中には大出力のサウンドシステムと言う事になります。
このように、
より本格的な映画館サウンドや大画面をご希望の方
逆に音質よりもホームシアターのシステムをできるだけすっきりさせたい方
見た目スクリーンのみのシステムをご希望の方
この3つは目的や費用が相反するようですが、本格的な場合は壁面+パネルのサウンドスクリーン、スクリーンのみにしたい、すっきりしたい場合は超単焦点+音の鳴るスクリーンと言う形で最初のアプローチや壁埋め込み以外の機材も含めて取捨選択を変える事で応用が可能です。
スピーカーのみでステレオの音を楽しみつつ、スクリーンも同じシステムで、とお考えの方。
今回の様な壁面埋め込み系のスピーカーは先程書かせて頂いた通り、施工の仕方やアプローチ方法で応用範囲が広い事から、欧米ではよく使用されています。
既存の邸宅に対して壁埋め込みスピーカーは、構造上少し工事のハードルが上がりますが、施工の結果はかなり綺麗で「見た目と機能の両立」を測る事が可能です。
まずは一度アバック横浜までご相談ください。
なお、今回ご紹介の商品は地方の皆様も通販サイトからの購入だけでなく、アバック横浜へのメール・お電話で機材設置も含めご相談の上で購入が可能です。
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