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【横浜店】 埋め込みスピーカーってどうですか?2021 天井埋め込み編。(2021.9.25Youtube公開)

横浜店 渡邉です。

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さて、本題です。

最近このようなご質問を多く受けます。

「天井埋め込みだけでシアターを組みたいのだけれど・・・。」
「下には何も置きたくないんです。スピーカーを置くと子供が倒してしまいます。」
「シアターを作りたいのですがすっきりしたいんだよね。」
関連として

「店舗にBGMを兼ねたシアターを設置したいんだけど、業務用は高いんです・・・。」
共通しているのが埋め込みなどで外に機材を見せないスピーカーシステムという事です。
今回はこのようなご質問と関連する「埋め込みスピーカー」について回答させて頂ければ考えております。
まず「埋め込みスピーカーの音質は?」と言うご質問です。
こちらに関しては
置き設置天吊り設置埋め込み設置
の順で音が悪くなります。正確には悪くなるというより「上から音が降ってくる」と言う表現が正しいかと思います。
埋め込みはその構造上基本的に真上から真下へ音が鳴り、視点から外れた部分から音が出てきますので、違和感を感じるケースが出てきてしまいます。
また、ドルビーアトモス・DTS:Xに関してはスピーカーの高さに差があったほうが感覚は出ますので、本来は置き設置のほうが望ましいという事になります。

もっとも「置き設置に比べれば」と言う条件ですので、逆にお部屋全体に音が広がる効果などはむしろ大きくなります。 BGMのような使い方にはむしろ向いているとお考えください。
もう一つ、最大の効果として「床に何も置かなくて済む」と言う点が大きいかと思います。
次に「簡単に設置できますか?」というご質問ですが
こちらについてはケースバイケースです。
いわゆる「埋め込み」の場合は、通常天井の補強はいらないケースがほとんどです。設置方法としては石膏ボードに挟み込む形を取ります。
下の写真はCabasse ARCHEPEL13 ICDですが


ネジ部分から出っ張っているヒンジを石膏ボードとの間に挟み込んで止める形です。
この挟み込みを複数個所で行い荷重を分散する事で、石膏ボードなどの強度の範囲で設置が可能になります。
配線については新築の場合は事前に配管を、既築家屋の場合はダウンライトや点検口などがあるかどうかで配線方法が決まります。このあたりはご相談です。
ちなみに吊りの場合は強度が一か所にかかるため補強が必要になります。

最後に「音漏れってどうなんでしょうか」と言うご質問です。
先程の写真を見てご疑問に思われる方もいるかと思います。「あれ?スピーカーの箱は?」 実は、このタイプのスピーカーは天井そのものを箱(エンクロージャーと言います。)と同じ扱いにすることから、通常は箱がありません。
音の抜けに関しては……ある程度は低音が抜けます。
但し、天井そのものは基本的に「大きな箱」になっておりますので音自体がほかの部屋に盛大に漏れると言う事は、音量次第です。

もちろん、性能向上の為に天井内に箱を作ることで独立したスピーカーとして機能させることも可能です。
各メーカーより「バックボックス」「エンクロージャー」の名称で専用の箱が存在するケースもあります。
但し、上図の通りかなり場所を取り、費用も掛かります。
また弊社の防音工事などで埋め込みを希望した場合(あまりお勧めしておりません)天井をフカシてスピーカー+αの大きさの箱を作成し、そこに収める事で防音と音響を担保するように施工しております。
他にも初めからスピーカー自体をシールドしているスピーカーも存在しますが、こちらは本格的な物となり、かなり高価です。

LINN CUSTOM2Kシリーズ

MonitorAudio Custom Install
もう一つ、音漏れを気にする方への方法として、完成したスピーカーを埋め込み式にしてしまう方法があります。
こちらはCabasseのEOLE3ICADAnthonygaro MICROSEなどが存在します。

上:Cabasse EOLE3ICAD、下:Gallo Accostics MICROSE
※Cabasseは現行商品がEOLE4となっており、デザインが変わります。

これらのスピーカーは単体としては完成されているものに天井埋め込み用のアダプターを介することにより天井埋め込みとする方法です。
通常の埋め込みスピーカーとは違い、完成されておりますのでエンクロージャーの問題はあまり気にしなくてもいい状態となり、それでいて埋め込みと言う形になります。
またその形状から多少方向が変えられます。
但し、構造の関係から若干高価であること、大きさと重さがありますので、天井の補強が必要になることがあります。
いろいろと書いてきましたが
じゃ今のお勧めは?
と言うお話になります。
私個人としては、コストパフォーマンスではCSC埋め込みスピーカーSP525IC/SP525ICBになります。



こちらはお値段お手頃、ツィーターの首振りもできますのである程度音の方向をコントロールできます。
埋め込みスピーカーにもトップスピーカーにも適合可能です。
もう一回り大きい商品としてはAHT-650IWの方があります。
2021.9.25:SP-525IC/SP-525ICについてYoutubeを公開しております。

今回は音漏れなどに対応したボックス付きの物も準備しております。
奥行きが160mmありますのでご注意ください。

ここまで2メーカー程上げさせて頂きましたが、もちろんこれ以外にもKEFJBLB&Wモニターオーディオなど、天井埋め込みスピーカーはかなりの数のメーカーが商品を出しております。メーカーを揃えて音を合わせるという手法もありですし、それぞれのメーカーにはそれぞれの「音」がちゃんとありますので、埋め込みでもJBLなどの拘りもある程度実現できます。
ただ天井埋め込みスピーカーとして考えた場合、エンクロージャー(後ろの箱)の点から現時点で音質を重視すればエンクロージャーを付けるか、CabasseのEOLE3ICADの様な半埋め込みを使用すると一番よろしいのかなと言う印象はあります。

こちらは同軸2Wayで完成した形となっており、このスピーカーを埋め込み形式にすることで音漏れを気にすることなく、通常の埋め込みより高いレベルの音を出す事が可能です。
可動範囲もかなりありますので、埋め込みスピーカーやトップスピーカーのアップグレードにも向いています。
ただ、天井の状況により補強が必要な場合がありますが、こちらも要ご相談という事になります。
余談ですが元々Cabasseは標準状態では丸いスピーカーに磁石でくっつく台が付属しており、こちらに固定して設置を行います。


この設置台、中々強力でいかにも天吊りできそうなんですが、磁石ゆえ振動には弱く落っこちてしまいます。
このため、壁掛けまでは可能ですが、このままでは天吊りスピーカーとしては使用できません。
この部分が改善されればもっといいスピーカーになるのですが・・・。
逆に言えば埋め込みで使用したり、台に乗せてブックシェルフとして使用したり、スタンドもありますので、エレガントなポールスピーカーとして使用することも可能です。
この点からも応用がききますのでお勧めしやすいスピーカーです。

最後に業務用のご質問に関してですが

こちらについては民生用の機器だけで何とかするのであれば、比較的簡単です。

ほとんどのアンプにはすべてのスピーカーを同時鳴らす「ALL Chanel Stereo」と言うモードが存在します。
具体的にはAVアンプのチャンネル分すべてで同じ音を出すモードです。
他にBGMのシステムとしてハイインピーダンスのシステムを使用する方法がありますが、AVアンプを使用する利点としては転用が可能と言う点です。
「ALL Chanel Stereo」モードですべてを同時に鳴らすBGMの使用だけでなく、配置をそのままでサラウンドシアターにも転用する事が可能となります。
AVアンプベースのスピーカーシステムをそのままスクリーンや大型テレビと組み合わせる事で、普段はBGMとして、必要に応じてスポーツバーやシネマバーなどでサラウンドシステムに転用するという形です。
この辺りはスピーカーの本数や使用方法でかなり変わりますので、まずは一度ご相談ください。

では最後に、埋め込みスピーカーの可能性ともうひとつの「埋め込み」についてご紹介を兼ねた予告させて頂きます。

先程ご紹介した通り、埋め込みスピーカーのネットは本体からはず事が出来ますが、色は白または黒と言う事になっております。
しかしこのネット、実際には弊社の様な専門業者に依頼して頂くと「ネットの
塗装」が可能です。
そこで、塗装を含めた加工を行った好例が下の事例となります。

マイホームシアター441 20インチサウンドスクリーン+75インチテレビ2way 5.1.4ch ATMOSシアター(新築・リビング)
https://corp.avac.co.jp/contents/case/441.html
実はこの写真には「5本」スピーカーが組み込まれています。
どこにスピーカーがあるかわかりますでしょうか?
答えはこちら。

音を透過するサウンドスクリーンの裏に「壁埋め込み」が3台、そして少し上に先程のCabasse ARCHEPEL13 ICDに角型グリルを付けたスピーカー「壁埋め込み」として2台。
フロントLCR+ハイトスピーカー2本の合計5本が5.1.4chのフロントとして組み込まれています。
埋め込みスピーカーに塗装を行う事により、少し離れるともうわからないというレベルのシステムになっています。
今回の事例は天井スピーカーではありませんが、加工を組み合わせる事でご邸宅のイメージを損なわない形にできる事は御理解頂けるかなと考えております。

そんなわけで、次回は「埋め込みスピーカーってどうですか?2021 壁埋め込み編」をご紹介したいと考えております。

★★★横浜店では定期的な換気を行いながら感染予防対策を徹底しております★★★
★★三密とお客様同士の重複を避ける為 事前のご予約をオススメしております★★


https://corp.avac.co.jp/contents/reservation_form
それではみなさまのお問い合わせ・ご予約を心よりお待ちしております。

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株式会社アバック横浜店
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