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【横浜店】パナソニック DMR-ZR1「究極の4K録画再生機」発表です。実機を見た感想を書かせて頂きます。(2022.1.28情報更新)

ZR1

2022.1.28情報更新:先日出荷が開始されたDMR-ZR1ですが、店舗にて期間限定展示視聴会を開催させて頂きます。

Panasonic 「DMR-ZR1」 視聴体験会

https://corp.avac.co.jp/pana-new-reco-event
横浜店は2月の5日と6日の2日間となります。
何分事情が事情です、
ご来訪・ご視聴には事前のご予約をお願いしております。
こちらからお申込み下さい。

横浜店 渡邉です。

昨日Panasonicより新しいBDレコーダーが発表されました。
Panasonic DMR-ZR1です。

Panasonic DMR-ZR1
https://panasonic.jp/diga/products/zr1.html
今回はすでにFileweb様やAV WATACH様からかなり詳細な情報が出ておりますので、当店での感想をベースに書かせて頂きます。
最初に「今回のDMR-ZR1ってどんな機種?」

と言う全体の印象になりますが、こちらの機種は録画再生に関しては皆様の御想像通り、「事実上のDMR-UBZ1後継機」と言う言い方をしても良いかと思います。
但し、DMR-UBZ1をそのまま進化させた、ではありません。

この辺りは実機を見て頂くと更にわかりやすいかと思います。
並べてみた外観はほぼDP-UB9000と同じ、と言いますか、ほとんどの方が型番を隠してパッと正面を見ただけでは全く分からないと思います。
(インシュレーターが違います)
ただ、あくまでも似ているのは正面だけであり、背面はだいぶ違います。
こちらがDP-UB9000

そしてこちらがDMR-ZR1です。

アンテナ端子が追加され、逆にアナログ関係のコネクタがすべてなくなっております。
今回のDMR-ZR1は”究極の4K録画再生機”としてDP-UB9000をベースにあえてアナログ関係をすべて廃し、開いた部分を基準にデジタルオンリーで運用される録画機としてクオリティ向上を図り、同時にレコーダーとして運用する際の「弊害」を抑え込むシステムに割いています。

基本的なシャーシこそそのままですが、DMR-ZR1は最初から最後まですべてを変更しています。
まず電源回路についてはDP-UB9000ではアナログ用・デジタル用というシステムごとに分けられていた電源からアナログ用の電源システムを廃し、デジタル用と「ドライブ用」としています。

ドライブ用はHDDと光ディスクの駆動を行う為の専用電源となっており、変動の大きいアナログ部分を分離する事で、デジタル処理部分に対して安定的な供電源供給が成される事になっています。

次に電源供給先に当たるベースの回路基板も同様です。
DP-UB9000では概ね基盤の五分の三がデジタル処理、残りの五分の二がアナログ基盤に分かれておりますが、今回のDMR-ZR1ではそのすべてがデジタル回路に割り当てられています。
写真で見て頂く通り、UB9000では五分の二の面積を持つアナログ回路は「アナログ特有」と言う言い方もできるたくさんの電解コンデンサが乗っておりますが、今回のDMR-ZR1ではそのほとんどがなくなり、デジタル用として理想的な配置を行いつつ、デジタル用に特化した性能の向上を図っております。

次に、回転駆動部分としておそらく一番気になる部分となるHDDですが、6TBの専用低回転HDDを採用しており、さらに実質4mm圧のドライブベースを装着する事で、徹底的に振動を抑え込んでいます。

DMR-ZR1は回路駆動のベースとなるクロックはシステム用とAV用にそれぞれ別のクロックを採用、更にその先となるいわゆる「出力端子」「接続端子」にも気を使っております。
USB端子、LAN端子、HDMI端子、そして同軸アナログ端子のそれぞれにジッター除去やノイズ除去の為のコンデンサやチップビーズ、USBパワーコンディショナーが採用され、同軸デジタルに至ってはTechnicsのリファレンスシリーズであるSU-R1と同等の出力回路を採用しています。

これらの部品が個々に採用されることで積み重ったものは、全体的な画質と音質機能を更に底上げしております。

さて、それでは実際の画面を見てみます。

著作権の問題もありますので敢えて上の部分だけで表示しておりますが、よく見て頂くと色々な情報が入っているのがわかるでしょうか。
ベースモデルとなったUB9000と比較するとまずユーザーインターフェイスが違います。
DMR-ZR1もホーム画面などのユーザーインターフェイスは基本的に過去の物を踏襲しておりますが、今回のZR1からは映像表示中の情報表示は新しく精細な物に変わっております。

さらによーく見て頂くともっと大きな違いがあります。
一番上の表示は元映像の情報です。
HDR(HLG)、YCbcr4:2:0/10Bit、そしてHEVCの表示です。
上から二段目に音符のマークが出ています。
ここは音声「HDMI映像出力端子」ですが、今回は一本出しで映像と音声を同時に出しています。
(音声を別出しの場合もう一つ下の「HDMI音声出力端子」に音声の情報が出る筈です)
MPEG4-AAC の音声方式・・・・・・の隣、転送レートである1.471Mbpsの表示、そして音声方式には「22.2ch」と出ております。
この映像、実は紅白歌合戦のSuperflyさんの部分と言う事で、元の収録は8K 22.2ch H265HEVCを4Kにダウンコンバートしているんです。
それを踏まえて二つ隣の表示に「Dolby Atoms」の表示が出ております。

この機能が業界初となるNHK SHV222CHからDolby Atomsへの変換機能です!
元々8K(NHK-SHV)の音源として存在していた22.2CHはチャンネル型の音響システムです。

この22.2chをリアルタイムにオブジェクト型に変換すること自体は、過去にNHKの技術研究で3台ほどのパソコンを繋いだ実証実験が行われていました。
https://www.nhk.or.jp/strl/open2018/tenji/t2.html

ここでは3台のPCを介してと言うまさに「実験」レベルの物でしたが、これがしっかり民生機に降りてきたと言う事になります。
22.2CHの音成分とメタデータを用いてオブジェクト型オーディオ用に再割り当てを行う事で実現しています。
変換すると、という危惧もあるかと思いますが、オブジェクト型とチャネル型は「立体的な音」という最終的な目的には変化がありません。
実際にお聞きなった方はわかるかと思いますが、SHV22.2CHは「音で埋まる」と言う感覚の強い、空間そのものを鳴らすという物でした。
今回は店舗の7.1.4CHで聴いておりましたが、22.2CHのDolbyatoms化は通常のDolbyatomsより「埋まっている」と言うべきなのか「間がない」というべきなのか、部屋全体の「音の濃度」がだいぶ違うように思えました。
素材は先程の紅白なのですが、音の動きや響きの部分でDolbyatoms特有の空間性とは少し違う「連続した音」、これはまさに先程紹介した22.2CHで感じたものと同じであり「ああ、22.2CHってこういう物だった」という事を再認識しました。
しかし、この密度や音で埋まる感覚を民生の機材のみで味わえる時が来るとは……技術の進歩は凄いものです。
いままでAVアンプ側でアップミックスとして「Dolby surround」モードや「DTS Nural:X」そして「Auro3D」を行う事はありましたが、実質的なスピーカー数ではダウンミックスです。
それをAVアンプ側の処理ではなく、レコーダー側で行いしかもちゃんと22.2CHのように聞こえる様に仕上げてくるパナソニックの皆様に敬意すら感じます。
個人的にはこの機能だけでもDMR-ZR1の購入材料になりそうな気がしています。

全体的な印象としては、DMR-ZR1は単純にDMR-UBZ1の4K放送対応と言うだけでなく、基本的にデジタルで完結した「録画再生機能」という一点に機能を絞るため、DMR-UBZ1の様に全てを詰め込むのではなく、DP-UB9000に再生専用機材としての役割を担わせる事で録画機材を「分離」させつつ「先鋭化」したという言い方をした、と言う事が正解になるかと思います。

でも同じ様な機材の二台持ちは、と思う方もいらっしゃるかと思いますが、再生とアナログ出力はDP-UB9000で特化させ、録画と配信については今回のDMR-ZR1で4K放送へのフル対応を行うという形で2台同時に持って頂いても何の問題もありません。
ただ、どちらか一台というお考えの場合は、HDMIと同軸デジタルのみで構成されたサウンドシステムをお持ちの場合はこちらの一台持ちと言うのも選択肢になるものと思います。
尤も、DMR-ZR1を導入した後はどうしてもイマーシブオーディオシステムは欲しくなると思いますが……。なにせ22.2CHですから。


今現在、BDレコーダーと言う機材は実質的に日本の市場に特化したシステムです。
実際、今回のDMR-ZR1も日本市場に特化したから、と言う理由で実現した部分もあります。
また、8Kチューナーの4K出しが難しい現在、すぐに「これ以上」と言う機材は出てこない可能性が高いと思います。
さて、DMR-UBZ1やそれ以外の機種をお持ちの皆様、待ちに待った機材です。
DMR-ZR1にイマーシブオーディオを導入すれば現時点で実質的に最高の音声を手に入れられます。
是非導入のご検討を頂ければと考えております。
なお、発売は1月中旬となり、現在ご予約を受け付けている状態です。
なお、DMR-ZR1は機材の性格上、量販様を含めてそう簡単に価格の下がる物ではありません。
その点ご注意ください。
ご相談・ご連絡はこちらの問い合わせフォームからお願い致します。

さて、最後に開催中のフェアをご案内します。
商品の購入には『下取り強化宣言!!』キャンペーンも併用可能です!

下取強化宣言!!
https://corp.avac.co.jp/shitadori_campaign_avac
ご購入の際はぜひ下取りもご検討下さい。

相談方法についてですが、一番簡単なのはメールです。
お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。
横浜店 スタッフ紹介はこちらからとなります。
★★★横浜店では定期的な換気を行いながら感染予防対策を徹底しております★★★
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