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【横浜店】DENON新型アンプAVR-X3800H、AVR-X2800H、AVR-X580BTの3機種について概要のご紹介です。

横浜店 渡邉です。

まずはご案内。
2022年9月23日から下取りフェアが変更となっております。
今までは持込などの条件がありましたが、今回からは弊社でのお買い上げ品であることが確認出来、且つ買取価格が出る商品について、
の買い替えで「下取りUP」が適応されます。

https://corp.avac.co.jp/autom_festa2022_09
なお、現在機材関係は入手に「想像以上に」時間が掛かっております。
お早目の相談をお願い致します。

さて、本題です。
本日、DENONからAVアンプのニューモデルが発売されました。
https://www.denon.jp/ja-jp/news/2022/22027
AVR-X3800H、AVR-X2800H、AVR-X580BTの3機種です。
順番に紹介させて頂きます。

その1、AVR-X3800H

AVR-X3800H
https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-avreceiver_ap/avrx3800h
AVR-X3800Hは9.4chのAVアンプとなります。
モデルとしてはAVR-X4700Hの少し下、且つ後継機に当たる機材と言って良いかと思います。
最初に見た目ですがフロントの蓋が無くなっており、代わりに操作ボタンが上に並んでいます。
この辺りは他の機種でも共通で基本的な機能をまとめており、機能的な差はありません。
背面は……だいぶ変わっています。

一番変わったのはHDMI部分です。
6入力 / 2出力すべてのHDMI端子が8K / 60Hz、4K / 120Hzに対応(最大40Gbps)
HDR10+ / Dynamic HDR / HDR10 / Dolby Vision / HLG / BT.2020 / VRR / QFT / ALLM / eARCにも対応しております。
今までのモデルでも1端子は8K対応であり、現状では一部のゲーム機が対応しているだけですが、複数の機材を繋ぐ可能性に対応した正常進化と言う所でしょうか。

Dolby Vision、Dolby Atoms、Auro3D、IMAX ENHANCED、dtsXなどの記載がありますが、ここまでは今までと大枠は変わりありません。
一つだけ気になる文字がありますが、これは最後に書かせて頂きます。
音声についてはもう一歩進みました。
AVR-X4700H以降の機材は新4K/8K衛星放送で使用されている音声フォーマット、MPEG-4 AAC(ステレオ、5.1ch)のデコードに対応する様になり、BS-4Kや8Kで採用されている臨場感豊かなサラウンドサウンドを楽しむことが出来るのですが、今回のさらなる進化としてMPEG-H 3D Audioに対応する事になりました。
どちらかと言えば「360 Reality Audio」と言う方がわかりやすいでしょうか。
規格としてはISO規格の「MPEG-H Part3」に沿うもので、360度のオーディオを実現するために設定されたものです。
日本ではAmazon Music Unlimitedの一部音声が対応しておりHDMI入力に対応します。
今回のMPEG-H Part3に対応した事で、Apple Musicの「立体オーディオ」も含め(DolbyAtoms)Auro3Dなどを含めほぼすべての立体オーディオに対応した事になります。
また、必ずしもマルチスピーカーでなくてはいけないと言う訳ではなく、Dolby Atmos Height Virtualizer、DTS Virtual:Xにも対応し、バーチャル3DサラウンドテクノロジーXに対応しておりますので、ハイトスピーカーオーディオやサラウンドスピーカーを設置していない環境においても、高さ方向を含むあらゆる方向からのサウンドに包み込まれるイマーシブオーディオ体験が可能になります。
これらのバーチャライザーと呼ばれるシステムは、ステレオや5.1ch信号に対しても適用することができるため、従来のコンテンツも立体的なサウンドで楽しむことができます。

そしてもう2つほど注目して頂きたいカ所があります。
写真の真ん中、サブウーファー端子です。

サブウーファーの端子が4つに増えています。
AVR-X3800Hは独立した4系統のサブウーハープリアウトを装備しており、音量レベルとリスニングポジションまでの距離を個別に設定することができます。
マニュアルでの設定に加え、Audyssey Sub EQ HTTMによる自動設定も可能です。
駆動モードは2つ存在し、4系統のサブウーハーすべてから同じ音を再生する「スタンダードモード」と、各サブウーハーの近くにある「小」に設定されたスピーカーの低音を補完する様に再生する「指向性」の2モードから選択することができます。
「スタンダードモード」の場合、四方から重低音で囲むという所謂「爆音」設定が可能になりますが、お部屋の振動が心配になりそうです。
「指向性モード」の場合、スピーカーそのものが小さくてもサブウーファーで低音を補完する形になり、ピュアオーディオスピーカーにサブウーファーで低音を補完するという考え方が出来そうです。
結果として指向性モードの場合は「Audyssey Sub EQ HTTM」が作動しない様になっています。
ここで、当然の疑問として出てくるのが
「AVR-X4700Hと比べたらどっちが上?」

と言う事になりますが、上位モデルの下位機種であるAVR-X4700Hに対して、下位モデルの上位の位置付けがAVR-X3800Hになります。
ベースシャーシからして違いますのでそもそも厚みが違います。

1ch当たりの出力は125W対105WでAVR-X4700Hの方が上、入出力の8K対応ではAVR-X3800Hの方が上(4700は1に対して3800はすべて)、但し3800にはコンポーネントがありません。
結果としてどちらも同じような性能に寄っておりますので機能面ではあまり差がなく、差と言えば8K対応の入力数ぐらいかと思います。
AVR-X4700Hの後継商品としてAVR-X3800Hは型番こそ1ランクダウンに見えますが、性能面では大きな差が出ていないものと思います。
なお、AVR-X4700Hはすでに商品完了となっており市場在庫のみとなりますが、今の所AVR-X4800Hと言うお話はありません。
現実的な話として仮にこれからAVR-X4800Hと言うお話があったとしても、円ドルレートの関係から現状の価格ラインでご提供する事は難しいのではないかと思います。
最後に、アンプのロゴ部分で注目したいのが右上の「DIRAC」の文字です。

このロゴはAUDRSSEYと同じ音響補正システムとなる「Dirac Live」を表しています。
発売の段階では搭載されておりませんが、2023年以降、有償で対応する予定との事です。
DIRAC LIVEはDirac Researchが持つ音響補正システムです。
専用のマイクとPCアプリケーションを用いて音響測定を行った後、Dirac Researchのクラウドシステムに送付し音響システムの計算を行い、瞬間的な音である音響タイミングを立体的に合わせる作業を行います。
その演算結果をネットワーク上に接続されたAVアンプに送る事で、今までとは別レベルの音響システム補正を実現します。
なお、音響測定システムとAVアンプはAUDRSSEYの様に本体にマイクを直接接続する必要は無く、双方が無線または有線のネットワークで接続されていれば問題ありません。
このシステム、離れた場所にあるアンプでも音響補正が出来るという利点が大きいのですが、実際の補正レベルも素晴らしく、使用すればだいぶ変わるかと思います。
なぜそう思うか……実はこの補正システム、すでにあるシステムに採用されております。


当店が誇るプレミアムシアター No3で運用されている「Storm Audio」です。
ベースのシステムやスピーカー数、アンプの出力が段違いになりますのでそのままと言う訳には行きませんが、機材の揃え方次第ではそれなりに近い方向に持って行けるかもしれないシステムです。
今後のDENON製AVアンプの進化として期待したいところです。

あ、そうでした。
大事な変更点がもう一つ。
3800Hの背面には黄色い端子や赤・青・緑の端子がありません。
今回の各機種共通ですが、コンポーネント、そしてコンポジットまで、所謂「レガシーデバイス」と呼ばれる端子の装備が無くなりました。
AACSのルールにより2014年からコンポーネントからHDMIなどの機能は制限されていましたが、遂に今回から全廃と言う事になりました。
D端子、コンポーネント、コンポジットを接続としている既存機材をお使いの方はHDMI変換が必要です。
その旨ご注意ください。
なお、DENONの場合現時点ではAVC-X8500HA、そしてAVC-X6700Hはまだ各種端子が装備されております。

その2、AVR-X2800H

AVR-X2800H
https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-avreceiver_ap/avrx2800h
AVR-X2800Hは7.2chのAVアンプとなります。
モデルとしてはAVR-X2700Hの後継機に当たる機材です。
正直な所AVR-X3800Hとも見た目は全く差がありません。

但し、AVR-X3800Hと比較するとだいぶ端子が減ります。
コンポーネント、映像コンポジットがありません。
特徴的なのはHDMIの入出力部分です。
入出数は変わりませんが、右半分の3端子は8K入力対応となっております。
機能的には8K / 60Hz、4K / 120Hzに対応(最大40Gbps)のAVR-X3800Hと同じシステムを用いており、HDR10+ / Dynamic HDR / HDR10 / Dolby Vision / HLG / BT.2020 / VRR / QFT / ALLM / eARCにも対応しております。
この辺りはAVR-X580BTの入出力も絡んでいるのではないかと思います。
ここで注意点ですが、今回はAVR-1000シリーズには変更がありませんので、AVR-X1800Hはまだ存在せずAVR-X1700Hとなります。
全端子8K入力には対応しておりませんのでご注意ください。(2022.9.18ご指摘ありました訂正します)
では、最後の一台。
その3、AVR-X580BT

AVR-X580BT
https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-avreceiver_ap/avrx580bt
DENONのラインナップの中では一番下のモデルとなります。
先程も書いておりますが、2800Hと580BTの間に所謂「1000番台」としてAVR-X1700Hが存在しておりますが、全端子8K対応はしておりません。
ご注意。
AVR-X2800Hは5.2chのAVアンプとなります。
モデルとしてはAVR-X550BTの後継機に当たり、実に4年ぶりのモデルチェンジ材です。
……正面から見ても差がないですね。
正直な所他の二機種と比べても正面外観上は見た目が差がありません。
背面です。

AVR-X550BTの比較となりますが、実はだいぶ違っています。


まずHDMIの端子数が一つ減っています。
その代わりと言う事でしょうか、入力4端子、出力1端子のすべてが8K / 60Hz、4K / 120Hzに対応(最大40Gbps)、HDR10+ / Dynamic HDR / HDR10 / Dolby Vision / HLG / BT.2020 / VRR / QFT / ALLM / eARCにも対応しております。
ホームシアターの観点で考えた場合は出力が1の段階で2WAYシアターには使用できず、基本的にテレビシアターベースまたはシアターオンリーのシステムが適用になります。
能力的にはeARCの運用を中心とした既存のテレビやX10-4Kなどスピーカー付きの短焦点プロジェクターステップアップするには十分な機種となります。


逆にスピーカーのターミネーターはAVR-X2800Hと同じタイプの物を採用しており、この点はアップグレードと言うより部品共通化という見方でよろしいかと思います。

性能的にはスピーカー数が5個になりますのでイマーシブオーディオには対応しません。
Dolby TrueHDとDTS Master Audioまでの対応となり、Dolby Atmos Height Virtualizer、DTS Virtual:Xへの対応もありません。
5CHまでのシステムnまたはセレクター+αの機能として割り切れば問題は無いと思います。
概ねの紹介はここまでとなります。
発売時期、希望小売価格などは下記の通りです。

品名 品番/カラー 希望小売価格 発売時期
9.4ch AVサラウンドレシーバー AVR-X3800H K(ブラック) 181,500円(税込) 10月下旬
7.2 ch AVサラウンドレシーバー AVR-X2800H K (ブラック) 121,000円(税込) 10月下旬
5.2ch AVサラウンドレシーバー AVR-X580BT K (ブラック) 58,300円(税込) 9月下旬

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先程のStorm AudioやGenelecのパワードスピーカーサラウンドなど、横浜店のみが持ち合わせておりますプレミアムシアターのご案内をさせて頂きます。

アバック横浜店では今回ご紹介したプレミアムシアターROOM1を含めROOM3まで全く違う3つの極上シアターが稼働中です。

パワードスピーカーで構成された5.1.2ch構成による圧倒的なパワーが部屋を埋め尽くすRoom1。
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https://corp.avac.co.jp/news/20220218ROOM2は「音楽とデイライトシアターの融合」をテーマに7.1.4CHをベースにピュアオーディオを直列繋ぎでシステムを組み込んだ上質なお部屋。
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【横浜店】プレミアム・シアターROOM3稼働開始。Storm Audioの常設設置を開始しました!
http://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211213
それぞれ機材準備がありますのでご予約制です。
よろしくお願いします。

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