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【横浜店】キクチ科学「ソルベティグラス」展示開始!高ゲインの白色と鮮やかな発色のバランスが絶妙です。(2022.11.27:動画等追加)

横浜店 渡邉です。

あっという間に日々は過ぎ、年末、果ては来年の予定と言うお話も出てまいりました。
この二年「変わってしまった生活」がそのまま「普段の生活」になりつつありますが、それでも出来る限り「以前の生活」に近づけられるような状況になればいいなあ、そんなことを思いました。

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下取り品の最大30%アップは年末まで実行中です。
なお、当店では感染症対策の為、来店には事前予約を取らせて頂いております。
来訪をお考えのお客様は是非事前予約をお願い致します。

さて、本題です。
キクチ科学様の「ソルベティグラス」ですが、横浜店でも展示を開始しました!

キクチ科学「ソルベティグラス」生地を用いた120インチスクリーン「SE-120HDSG/W」です!

ソルベティグラス
http://www.kikuchi-screen.co.jp/hometheater/sorbetyglass.html
ソルベティグラスは既存スクリーンのをベースに超微粒子ガラスビーズが含まれた塗装を複数回塗布する事で、最近多いプロジェクターの高出力化や明るい所での使用や間接照明ベースで、所謂「迷光」が多い状況でも投射性能を落とさない様に設計されています。


「迷光」と言うものはその名の通りプロジェクターに向かう光に対して照明や外光など「それ以外の光」と言う風にとらえて頂ければ問題ないと思います。
名前がなかなか洒落ておりますが、さながら「雪塩」をソルティドッグの縁を思わせるかの様にちりばめた、と言う所でしょうか。
現実的な特性としては『明るく切れのある画像』を継承しながら、ビーズ塗布によりゲイン1.45(145%)の反射率を持たせることで、HDRなどコントラスト幅の広い4k/8kの状況にも対応しつつ、ベース生地のバランスを取った映像特性とビーズの高反射両方の特性を持つことで、ビーズ幕面としてはかつてない広い視野角をと豊かな映像表現を両立する事が出来ました。
「明るいところでも映る」「白が際立つ」などプロジェクターの深みに対して適応が良く、現在一番人気の生地となります。
さて、ここからは実際の比較映像です。
横浜店には既存のホワイトマットアドバンスとソルベティグラスが同じサイズで揃っております。
と言う事でほぼ同じシーンで試して見ます。
まずは暗室・ホワイトマットアドバンスの映像です。
トップガン・マーベリック

オネアミスの翼(4K-HDRリマスター)

竜とそばかすの姫

そしてこちらが暗室・ソルベティ・グラスの映像です。
トップガン・マーベリック
オネアミスの翼(4K-HDRリマスター)

竜とそばかすの姫

写真では少し小さくなりましたが、それなりに印象が異なると思います。
ベースとなる「ホワイトマットアドバンス」は元々少し青みがある画になるのですが、ここに光量が増すビーズを入れる事で明るさが一段階上がっており、トップガンの場合所謂Camの様なテレビ的な映像であればあるほど、発色そのもののベースとなる白が際立ち、くっきりとした映像になっています。
「オネアミスの翼」は一番の盛り上がりである打ち上げシーンですが、剥がれ落ちる氷と稼働するロケットエンジン、そして完成室内の照明がすべて一段階上がります。
「竜とそばかすの姫」については元々アニメーション作品になりますので、描画はすべて人工的なものです。
これをソルベティグラスで表示すると、ホワイトマットアドバンスに比べ黒以外のオブジェクトの発色が上がり、全体的にはっきり見えるようになります。
結果として、ですが、明るい白ピークオブジェクトにエッジの効いた明るさが目立つ事で、実質そのままと言って良い黒は相対的にもっと沈み込んでいるように見えます。
「黒の深さ」については実際には「限りなく黒に近いグレー」の色が出せるかどうかで決まりますが、どちらにせよ白についても黒についても最終的には「力押し」であり、特に外光の明るさに対応するにはもっと明るく「色々な色」を力強く映し出すのが一番です。
今回のソルベティグラスはスクリーン反射率を変更しつつ元のスクリーンの特性も生かす事で、プロジェクターのパワー向上を白ピークの上昇と言う形で強力にアシストする性格のスクリーンになっております。
次にスポットライトが付く迷光状態です。
この状態はソルベティグラスが想定している「迷光状態」「リビングのダウンライトがついている状態」という翻訳もできます。
ここはあえてテレビ的な使用を前提とし、明るいSDRの地上波を流してみます。
こちらがホワイトマットアドバンス

こちらがソルベティホワイト

ソルベティグラスは白ピークが上がっている事から、全体的に光が多い事がわかります。

これが昼間の直射光が入る想定として見ます。
具体的にはすべての照明を入れ、スクリーンへの入光も含んだ状態です。
こちらがホワイトマット

そしてソルベティグラス。

発色にかなり差が出てきます。
これをHDRでやってしまうと全部消えかねないのですが、ソルベティグラスであればやはりそれなりに映ります。
結果として明るいところでは消えてしまいがちの色は問題なし、流石に上下枠の黒部分は潰れていますが、比較するまでもない程の差です。
黒部分を強調しがちなHDRの作品が迷光で何が何だかわからないという状況になる事が多い中、1.45のゲインを持つソルベティグラスはその認識を買えるほどの差でした。

最後に所謂「通常のスクリーン」とはどう違うのか?と言うお話になりますが、現時点でのマット生地主力である「シャンティホワイト」はもう少しナチュラルな色合いとなり、プロジェクターの性能がそのまま出る点で良くも悪くも「そのまま」が出るスクリーンです。
これに対して今回のソルベティグラスは、ここまでお話した通りベースとなるホワイトマットアドバンスの特性を生かしつつ「パッとした明るさ」を「本来以上」に押し出す傾向にあります。
この「本来以上」と言う言葉は「そのまま」と言う言葉とは一致しません。
「スクリーン生地は使用用途によって異なる」ここが大事な所です。
今回のソルベティグラスも含め、スクリーンの生地については使用用途や使用環境に合わせ、利点・欠点を見ながら変更していく必要があるかと思います。
純粋な暗室であれば無理に明るくしなくても白も黒も出る事から、ナチュナルなシャンティホワイトないし透明感がしっかり出るホワイトマットアドバンスキュアを選定します。
今回の様な元々明るいリビングや、暗室ではない場合、そして明るさを優先したお部屋ではソルベティグラスが最適です。
他にもビーズなど選択肢はありますが、ソルベティグラスの汎用性とゲインは、スクリーンの選択肢を考える際に幅を広く取る事が出来そうです。
どの方法が一番良いのか?と言うご質問は実際の設置状況を見ながらご相談させて頂ければ幸いです。
先行してお部屋の状況をメールなどで頂きつつ、店舗の担当までご相談ください。
2022.11.27追加映像
今回、ソルベティグラスとより相性の良いソニーVPL-XW7000で撮影した動画を追加します。
特に相性の良い地上波アニメです。
ホワイトマットアドバンス。VPL-XW7000モード:テレビ

次はソルベティグラス VPL-XW7000モード:テレビ

現時点でも日差しの部分がまるで違います。
白を強く出す傾向ははっきりしていると思いますが、黒の沈み込みもちゃんと出ています。
さて、ソルベティグラスの実力派ここから発揮されます。

スクリーン前以外、明かりを全開にします。
夜のリビングを想定していますが、暗室とは程遠い状況です。
ではソルベティグラス VPL-XW7000モード:ブライトTVに変更します。

・・・・・・ちゃんと見えます。
ブライトTVは全体的に白っぽくなっているように見えますが、この辺はカメラの関係でしかなく、実際には全く問題がありません。
これは強烈です。
もう一つ、こちらは偶然ですがもうちょっとわかりやすくなる絵柄です。

超短焦点スクリーンと比較する形になりますが、6m以上離れているソルベティぐらいの方が明るいんです……。
これをリビングダイニングのダイニングから見て頂いたと想定してもらえば、と言う事になります。
実機はもっとはっきり差が出ておりますので、予約の上ご来訪下さい。
次回のブログはもう一歩先に進めてみようと思います。
お楽しみに。
最後に横浜店のスクリーン構成をご紹介します。
横浜店にはサイズとしては150、120、100インチのスクリーンを準備しております。
店舗には今回のソルベティグラスを含め4つのスクリーンを用意しております。

 


150インチスクリーン TheatherHouse THSC140-H2300
(150インチシアターハウスWCB3322WEMベース・アバック仕様)

120インチ キクチ科学 Stylist SE SE-120HDWAC
(120インチ ホワイトマットアドバンス生地)

100インチスクリーン TheatherHouse THSC100-H2300
(100インチシアターハウスWCB3322WEMベース・アバック仕様)

80インチ キクチ科学 SPA-UT 超短焦点用パネルスクリーン(80インチ非売品)

こちらはEPSONのEH-LS800とLG HU715QWAJLの選択肢気になります。
もう一つは予約制のプレミアムシアターで準備しているスクリーンです。
プレミアムシアター NO3にEASTON E8K-120パネルスクリーン
こちらはVPL-XW5000との組み合わせ固定になります。

これらのスクリーンはサウンドスクリーンを除きゲイン(反射率とお考え下さい)が1.0前後の物で、より本格的なプロジェクターの投射光をそのまま返す仕組みで、どちらかと言えば「そのまま重視」のスクリーンでです。
ソルベティグラスを含め、いろいろと選択肢をご用意しております。
まずはメールなどでお部屋の状況、使用目的などをお知らせください。
対応させて頂きます。
それでは、ご連絡をお待ちしております。
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株式会社アバック横浜店
https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html
ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/
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メール:yokohama@avac.co.jp
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