ショップ
ブログ

【アバック横浜】「AVC-A10H」VS「AVC-A110」比較試聴商談会です。久々にお目見えのAVCA110とAVCA10Hでちょっとだけ聴き比べしてみました。

アバック横浜 渡邉です。

11月23日はホームシアターファクトリ―金沢開店日でございます!

ホームシアターファクトリー金沢

https://corp.avac.co.jp/contents/shop/kanazawa

北陸地方の皆様、本格的なホームシアターシステムを複数備えた店舗となります。
確実な試聴にはご予約をお願いできれば幸いです。
そして、ホームシアターファクトリーで取り扱っている各製品はアバック各店舗・通販でも発売中です。
ホームシアターファクトリー 製品一覧
https://hometheater-factory.com/products-list/
お部屋の香りに拘ったシアターアロマスポットライトとサイズ互換のボックス付き埋め込みスピーカー大型のプロジェクターも吊り下げ可能な金具からアウトドア「岩」スピーカーまでいろいろあります。
こちらも合わせてご参照ください。

本題です。

本日、週末のイベント「「AVC-A10H」VS「AVC-A110」比較試聴商談会用のDENONのAVC-A110が届きました。
今回は直接?の後継機AVC-A10Hと上下に並べております。

AVC-A110はDENONの110周年として販売された記念商品で、現在も中古商品としても人気の高い商品です。
そしてAVC-A10HAVC-A110の元となったAVC-X8500HAの後継機となっており、AVC-A110の内容も踏まえた後継機と言う位置づけです。
今回は久々に2機種を聴き比べてみました。
正面からの見た目は変わらずです。
寸法的にもAVC-A10HAVC-A110共にW434 × H195 × D482mmで奥行や高さにも差はありません。

問題は重さですが、AVC-A110は 25.4kg、AVC-A10Hは23.6kgとちょっと軽くなっています。
この辺りはインターフェイス部分を減らした部分の差もありますので、誤差よりちょっと上のラインかなと言う印象です。
無理に一人では持ち上げない方が良いかと思います。

実機も届きましたのでセッテイングを行い、両方を並べて音を確認します。
AVC-X8500Hから性能を限界まで引き上げた「チューンド機」であるAVC-A110と、AVC-X8500HAとAVC-A110を踏まえて作り直されたAVC-A10H。
AVC-A10Hはここの所ほぼ毎日聞いており、カチッとしたDENONらしい音、というイメージは固まっています。
それを踏まえてAVC-A110は久々に実機を聴きましたが、最初のイメージは「柔らかいな」というものでした。


この「柔らかさ」は特に残響感の部分で顕著という所です。
特にジャズ系、クラシック系の音楽では「音像」の形がすっきりしているのがA10H、ふわっと残るのがA110、そんなところでしょうか。
違う言い方であくまでフィーリングになりますが、酒に例えてキレのいい辛口がA10H、A110がゆったり沁みる甘口と言う言い方をすればいいでしょうか。
作り方の根本が違いますね。
逆に映画の試聴では音の分離に明確な差があり、トランペットなどの管楽器でそれぞれの音が分離していると感じるのがA10H、曲線で繋がっている様に聞こえるのがA110と言う所です。
こちらはAVC-A10Hの方が「音の解像度」が高く、聞いていて明らかな差が出てきます。
AVC-A110をお買い上げの方で「圧」「綺麗さ」が欲しい方にはAVC-A10Hの更新が良いのかなと思います。

ではAVC-A110とAVC-A10Hの音を比較してみます。
どこまで参考になるかわからない部分がありますが、トップガンの空気録音をしてみます。
シーンとしては最初の訓練シーンです。
画は出せませんので音だけになります。

まずはAVC-A110から。

次にAVC-A10Hに切り替えてみます。

特に変化を感じるのが音の解像度と分離感です。
AVC-A110では全体的に音が繋がっているという感じがあり、音響の一体性を感じるのですが、AVC-A10Hは特に高音部分でそれぞれの音がしっかりと分離し、粒だっている様に思えます。
今回は基礎になるDACチップがAVC-A110は旭化成製、AVCA10HはESSを使用しており、元の音色からして変わっております。
ある意味予想通りだったのですが、AVC-A110音のエッジが丸みを持ち、全領域の「音全体」が柔らかく響いていますが、AVC-A10HはAVC-A1H程のモリモリのパワー感こそないものの、音の成分それぞれがしっかり独立しており、エッジ部分は駆動力とその余韻で表現を行っており、それ故まさに「角」でパンと鳴ってピタっと収まる様な音になります。

客観的に見て、AVC-A110は確かに素晴らしいアンプです。

このため「今のままで十分」「この音色が気に入っている」と言うお客様に対して無理なおすすめをするつもりはありませんが、今回は実機を用いた比較になりますのでAVC-A110とAVC-A10Hを直接比較できます。
買い替えした方がいいのか?そのまま行くのか?というご判断も付けやすいのではないかと思います。

今回AVC-A10Hと聴き比べた際、もう一つ感じた事としてDENON自身がESSのチップに慣れたのかなという印象を持ちます。
十分な費用を掛けた上位モデルのAVC-A1Hは贅沢な設計でESSそのものの音色を機材の力をそのまま引き出していましたが、AVC-A10では機材のレベルとしてはAVC-A110、そしてAVC-X8500HAと同じものではなく、モデルネームに「A」を関したと「一つ上のモデル」として、良い意味でこの二機種の音の中間を取り込んだところに音の中心を持ち込んでいるように見えます。
以前、D&Mの技術者の方が「AVC-A110以上のアンプを出すのはなかなかつらいなあ……」とおっしゃっていたのですが、今回のAVC-A10Hの性能は「同じレベルではなく1ランクとして開発した」機材になります。
AVC-A10Hのお値段はAVC-A110並みのお値段になりますが、AVC-A110のリセールバリューを天秤にして頂ければ極端な負担にはならないと言う事もポイントでしょうか。
もちろん、AVR-X7200W、AVR-4520などDENONの旧アンプをお持ちのお客様から見れば「1レベルアップ」と言う形になりますので、十分更新の余地があるかと思います。



正直に言えばAVC-X6800Hでもなんとかなりますが、うーん、どうしてもアナログ部分に差が出ており、音に軽さを感じてしまうのがネックになるかなと思います。
それよりもHDMIの規格、特に4k60P・120Pへの対応はそろそろ待ったなしの状態になりますし、AVC-A10Hを聴いて頂くと音色を含めてアンプが「変わった」と言う実感を得られるレベルの性能差が出ていることは間違いないと思います。
他のケースとしてはAVC-A110の購入が出来なかった方もAVC-X6800Hよりもスケールが2回り上になるAVC-A10Hの方がよりよい選択になると思います。
後はDolbyAtoms以外の立体音響、特にAuro3Dなどの対応も念頭に置きたいお客様には基本フォーマットを設計し直したAVC-A10Hの方をお勧めします。

最後に各メーカー初期のAVアンプを持ち、純粋なオーディオとしてのパワーの面はそのままに、システムの更新をお考えのお客様。
DENON AVC-A1H「D」

AVC-A1HD https://www.denon.jp/ja-jp/shop/DenonApac-avreceiver_ap/avca1hd_ap
PIONEER SC-LX90

SC-LX90 https://jp.pioneer-audiovisual.com/components/avamp/lx90/productinformation.html

PRIMARE、Nuforceも対象になるかと思います。
こちらもインターフェイスの問題や、HDMIの規格、4k・8kへの対応など、正直な所工夫で何とか出来ていたものもそろそろ限界かと思います。
NuforceのAVアンプは修理不可の状態でもうお買い換えの方も多いかと思いますが、今後10年単位で所有を考えた場合や、スピーカーを増やしてイマーシブサウンド・Diracなどの新しいシステムを導入する場合にはごちゃごちゃといろいろな機材を組み合わせるよりはシンプルになります。
なにより今回のAVC-A10Hはピュアオーディオの領域に入るレベルのAB級アンプを柔軟に割り振る「カスタムモード」を使いこなすことでBi-Amp等の大技を簡単に作り出す事が出来るという点は、何ともマニア心を震わせます。

その5,YAMAHA CX-A、RX-Aをお持ちのお客様。


今まで型番の更新により性能向上を行ってきましたが、今の所RX-A8Aは「同じレベルの機材」であり「それ以上の後継機」が存在しません。
AV10への更新を行うなどの方法もありますが、RX-A8Aが実質的な後継機である以上「無理にセパレートにする必要があるのか?」と言う点も問題になるかなと思います。
こちらもごちゃごちゃしたシステムをシンプルにするという意味合いもありますが、更新を考えていただいてもよろしいのかなと思います。
究極の考え方になりますが、配線を駆使してMX-Aは残すこともできなくはありません。(かなり無理がありますが、11ch All Bi-Ampなどが可能となります)

概ねこのような所でしょうか。
店舗のお近くの皆様だけでなくそれ以外の地域の皆様にも選択の材料になれば幸いです。

あ、蛇足ですがアバック横浜ではこんなことも出来る様になりました!

こちらは150インチのスクリーンに「Gran Turismo7」を表示しておりますが・・・・・・。
よく見て頂くと右上のインフォメーション部分にはソースの部分に「4320p60B」「7680×4320」の文字が出ております。
ついに実現しました!DLA-V900R+PS5PROを用いた8K表示です!
Youtube以外でやっとDLA-V900Rの機能をフルに活用する事が出来ました。
こちらについては別のブログで詳しくご紹介予定です。

では、ご連絡・ご相談をお待ちしております。

なお、今回ご紹介の商品は地方の皆様も通販サイトからの購入だけでなく、アバック横浜へのメール・お電話でご相談の上で購入が可能です。
支払方法は振込やクレジットカード、Webクレジットとなります。
お問い合わせはこちらから。
そして……。
ハイエンドヘッドホンに特化した試聴型セレクトショップ「ヘッドホン横浜店」、機材は順調に増えております。


展示機器は下記リンクからご確認ください。
アバックヘッドホン横浜店|ホームシアターとオーディオの専門店 – 株式会社アバック (avac.co.jp)圧倒的遮音性、静粛性を備えるだけでなく、調音を施した業界初のルームインルーム視聴室で、

国内外にわたる人気ヘッドホンブランドのトップエンドモデルの性能を余すことなくご体感頂けます。

完全ご予約制となっておりますので、下記バナーよりお申込みください。

アバックは いつでも「下取り」でのお買い物がお得です!!
【詳細はこちらをご覧ください】

下取をご利用でのご購入なら年中お得! 
Audio & Visual製品の下取り査定額をいつでも最大30%UPでお引き取り致します!
お目当ての製品も下取り交換でのご購入なら大変お得にお求めいただけます。
【特典①】下取査定を通常査定額より20%UP!!
【特典②】当社購入の下取品の場合、査定額が更に10%UP!!株式会社アバック横浜店
https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html
ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町3-8-13 TK関内プラザ1F
TEL  :045-228-9881
メール:yokohama@avac.co.jp
******************************************************

関連記事一覧

最新記事