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【アバック横浜】HDMI ARC内蔵「2チャンネルシアター」用機種比較試聴会、開催します!(2024.5.24:追加機種を入れております)

2024.5.24:追加機種KEF LS60Wirelessを入れております。
2024.5.19:レビューがないというお声をいくつか聞いておりますので、今回は仕事の片手間ですがBLUESOUND POWERNODE以外の機材で「感想」を追加させて頂きました。

システム的には各機種とB&W603S3、音源・音量は同一です。
今回聴いた曲リスト、個人的なポイントはは下記の通りです。
1,Cowboy Bepop Tank! 
ポイント:パワーと勢いのあるJAZZバンド演奏
2,John Coltrane Quartet-Ballads Say It (Over and Over Again)
ポイント:比較的オールドな音源と甘いピアノ、ゆったりとした空間表現
3、鬼太鼓座 火の舞 
ポイント:和太鼓の瞬間的なインパクトと響きの伸び、そして空気感
4,綾戸智絵さん Fly Me To The Moon
ポイント:アコースティックなギターの音と残響感と弦の動き、ライブの空気感、綾戸智絵さんの残響を纏った中低音域の音
5,ローリングストーンズ ((I Can’t Get No) Satisfaction)
ポイント:エレキギターとドラムス、ボーカル甘さと全体のバランス、そして「オールドロック音源」らしさ
6,ヤシャ・ハイフェッツ Bruch violin ConceRto#1 in G Minor
ポイント:オールド音源オーケストラらしい全体で響く音、単独バイオリンの音の変化とオーケストラ全体
7,ジョバンニ・アレヴィ Monloocate 7.30A.M
ポイント:ピアノソロの響き全体、転調後の高音域の伸び、キータッチ時の音、ペダルや動きなどの細かい音
8,小六 禮次郎 NHK大河ドラマ「秀吉」オープニング
ポイント:最初の引き込みからトランペット、N響全体に至るまでの音幅と響き、残響感、そして伸び
9,星街すいせい ビビデバ
ポイント:ご本人の声が持つ様々な技術とパワー、領域の広い歌声、速いテンポのテクノっぽい音と圧
あくまでも完全に主観ベース且つ若干理詰めになるホームシアター的なスタンスも含まれておりますのでその辺りはご容赦を。

アバック横浜 渡邉です。

まずは御案内。
本日よりSpring Festa 2024開催です。

https://corp.avac.co.jp/spring_2024
正直な所円安が進んでおり、輸入品を中心に今のままの値段は厳しいのではないかとの憶測が出始めております。
お考えのお客様は早めにご相談・ご導入に動いた方がいいかも……まだ何とも言えませんが……。

さて、本題です。

本日から開催の「2チャンネルシアター」用機種比較試聴会【5月18日(土)~6月2日(日)】の機材が揃いました。

以前より「サラウンドはいいからステレオでちゃんと聞きたい」と言うお声が多頂いていたこと、以前行った「2CHで行こう!」のイベントから状況が変化しており、より機材も良い方向に変わっております。

正直ホームシアター屋さんの目線ではやはりサラウンド(2CHで聴けば兼用できますよね?)と言う思いもありますが、あくまでピュアオーディオを基準とした音作り、そして費用対効果、さらに配信を中心に変わった状況に合わせた機材も続々と集まっておりますので、今回はYAMAHA、DENON、Marantz、そしてTechanicsの機材、且つ

テレビ「から」の音声出力であるHDMI ARC(Audio Return Channel:テレビから音が戻ってくる仕組み)が付いている機種をを一か所に集め、視聴が可能なようにしてみました。

では、今回の機材をご紹介。
まずはDENON DRA-900H(実売¥95,000ライン)


DENON DRA-900H

https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-networkaudioplayers_ap/dra900h
DENONブランドではちょっと異色のステレオネットワークレシーバーです。
見た目の通りシステムは
AVアンプのAVR-X1800Hクラスの筐体をベースにステレオに特化した「レシーバー」として作り上げています。
関係性としてはMarantzのCinema70SとSTEREO70Sのようなものでしょうか。
実際、正面から見ればほぼシルバーのAVアンプに見えますが、ZONE関係やプログラムセレクターのスイッチはなく、B1ALANCE・BASS・TREBLEのダイヤルが目立ちます。
背面には最大の特徴であるHDMIセレクターが存在します。

基本的にAVR-X1800Hをベースにしており、DRA-900HはHDMI4K入力3系統、8K入力3系統の接続を持ちます。
出力は8K対応HDCP2.3が1系統でARC(Audio Return Channel)に対応しています。
DRA-900HはAVR-X1800Hと共通の接続システムも備えていますが、オーディオ特有のREMOTE CONTROLやこのクラスのAVアンプでは装備されていないCOAXIAL、PREOUTがMAIN ZONEとZONE2の2系統に変更され、Dolbysurroundなどのサラウンドに関するものは持ち合わせていません。
他方リアパネル下部はAVRX-1800Hの7CHが並ぶ状況に対してA+Bの2系統ステレオ出力に変わっています。
DRA-900HはA+BのスピーカーシステムまたはBi-Wireling専用です。
この辺り、AVR-X1800HはBi-Amp接続(2系統の出力をLO-HIでスピーカーに入力する)方法が取れますので、純粋さを追求するかパワーを追求するのかでだいぶ変わってくる気がします。
パワーアンプダイレクトなどAVアンプとの連携用端子はありません。
2024.5.19:DRA-900H 感想追加
音そのものはDENONらしい中低音の押出がありそれらしいなあと思いましたが、どの音がと言うわけではなく全体的に満遍なく鳴っているという印象です。
悪く言えば「質の良いラジオ」の様な音になるのですが、逆に言えばこの価格帯でそれなりに全部鳴っているというのは初めての方にはむしろ良い傾向だとも思います。
全体的には良くも悪くもAVアンプの音を感じさせます。
また、今回はB&Wの603S3を使いましたが、ちょっとスピーカーに負けているかなと言う気がします。
逆に言えばPolk Audioなどもう少し平均的に鳴るスピーカーであれば押出の強さの方が前に出て来てちょうどいいのかなと言う印象です。

次はMarantz STREO70Sです。
実売価格は10万円のラインです。


Marantz Stereo70S
https://preprod.marantz.com/ja-jp/product/av-receivers/stereo70s
こちらはDENONのDRA-900HとAVR-X1800Hの関係と似ており、Marantzの7ChAVアンプCinema70Sをベースとし、より2Chに特化させたシステムを持っております。
実の所、今回のStereo70Sの登場までにはいろいろ経緯があり、Stereo70Sの母体となるCinema70Sのさらに前に当たるNR1711と言うモデルが存在したのですが、このモデル、使い方を調べてみるとほとんどの方が2chで運用されていたという事実がありました。
そこで作られたのがNR1200と言うモデルであり、今回のStreo70Sはその直系後継機に当たります。

事実Cinema70SとSTEREO70Sは似通った機材構成となっており、HDMI周りなどは共通で4K入力3系統、8K入力3系統の接続を持ち、出力は8K対応HDCP2.3が1系統でARC(Audio Return Channel)に対応しています。


パワーアンプダイレクトなどAVアンプとの連携用端子はありません。
Stereo70Sは端子関係がDRA-900Hと同じ様にA+Bのステレオよりシステムとなっており、同じコンセプトで(こちらの方が元祖なのですが)作られております。
2024.5.19:Stereo70s感想追加
こちらもどちらかと言えば低価格の機材なのですが、DRA-900Hに比べると1ランク上の厚みを感じます。
音そのものはMarantzの音であり、高音域が綺麗に響いている事もあり、ベースそのものは「綺麗なラジオ」に違いのですが、ちゃんとそれらしい特製のある音が出ています。
正直な所どの曲がと言う程の印象はないのですが、ちゃんとステレオアンプしておりDRA-900Hの様な「AVアンプ感」は感じませんでした。
この辺りはNR1200などの手順を踏んできた機材の差なのだと思います。
低価格帯で2Chであれば現段階ではStereo70sはお勧めできる機材です。

次は一気に価格が上がりMarantz Model40Nです。

こちらは24万円クラスのライン・ミドルレンジピュアオーディオの領域に入ります。

MARANTZ MODEL40N
https://preprod.marantz.com/ja-jp/product/amplifiers/model40n
このModel40N、様々な場所でいろいろと書かれておりますが、基本的にはMarantzのミドルレンジの中でも中くらいの位置に入るPM8006をベースとして新型筐体で余裕のある配置をし直して作られたModel50(こちらは純粋なピュアオーディオアンプです)にHEOSと呼ばれるネットワーク機能や各種配信に対応した機能を追加したモデルとなります。
Stereo70SやDRA-900Hと根本的に違うのは純粋なピュアオーディオのシステムにHEOSを載せたという点です。
各種端子などの配置も上位モデルであるModel30、50などと同じ、スピーカー端子もより本格的なものとなっており、ピュアオーディオとして必要十分な性能を持ちつつステレオ配信の性能を最大限に引き出す能力を持っています。

逆にHDMIの入力は存在せず、テレビとの接続用にHDMI ARCを1系統装備しています。
またピュアアンプらしくパワーアンプダイレクト端子も備え、AVアンプとの直列繋ぎにも対応しています。
現状ではとてもバランスの取れたシステムになっており、今の所一番人気……なのですが7月から9万円も値上げする事もあり、在庫がひっ迫しております。
導入をお考えの方はお早めにご相談ください。
なお、STEREO70SとModel40Nについては別ブログでもう少し詳しく書いてありますので、措置も参考にしてください。
【アバック横浜】Marantz Model30、Model40Nなど7月に値上げ!機種選定のお手伝い用に各機種をご紹介してみました。
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20240510

2024.5.19:MODEL40N感想追加
他の機材とはちょっと「格」が違うかなと言う感じです。
ヤマハのR-N2000Aと比べると高音部分の鳴りが強調され、中音部分が少しすっきりした音になる事で、残響感がさらっとしていながらもおさまりが良いという印象です。
パワー感についてはヤマハより上に感じました。
ただ、ハイフェッツを聴いている時にはバイオリンの音色が「素直な音」と言う印象とは少し違い「若干上や響きを強調気味、と言うより解像度感を強調気味」と言う印象を受けました。
ソロの時の音については弦を引いた後の残響よりも弦を引いている時の直接的な音や強く引いた時の音が前に出て来ているようで、これは好みかなと思います。
また、ビビデバのエネルギッシュさはほかの機材と比べても一番で、それでいてベースもちゃんと前に出て来ている、個人的には理想的な音かなと言うのが感想です。

次はYAMAHAの2機種、まずはYAMAHA R-N1000Aになります。



R-N1000A
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/hifi_components/r-n1000a/index.html
こちらはプリメインアンプA-S801をベースにネットワーク機能と配信受信機能を追加した機材です。

R-N1000Aの場合、A-S801とほぼ同じなのはアナログ部分まで。
ネットワークや配信にかかわる部分はメインのDACチップから変更しており、ほぼ別物です。

A-S801は2chシステムいのESS 9010K2M、R-N1000AはシングルのES9080QをLRでそれぞれ2Ch個ずつ使用しています。

R-N1000Aのネットワークや配信はMusiccastが受け持つ形になります。

正面から見て最大の違いは本体中央下部にディスプレイが付いています。

オーディオ再生ではソースが別機器であるために必要性が低かった配信関係の表示や曲名、セッテイングなども漢字で表示が可能です。
背面については過去モデルR-N803で培われたMusicCASTの基盤を本体上面に追加しており、HDMI ARCの搭載が最大の変化で、後は配置個所の変更こそあれ、大きな変化はありません。
定格出力は100W+100W/8Ω、120W+120W/6Ω(2ch同時駆動、20Hz~20kHz、0.07%THD)
お手軽にネットワークオーディオを楽しむには機材の一体性もあり非常に向いた機種かと思います。

2024.5.19:R-N1000A感想追加
R-N2000Aと比較するとベースのアンプレベルと順当に高音の伸びが少なくなり、低音の押出も変わると言うより平坦になります。
具体例ですがジョバンニ・アレヴィのピアノソロは本来ヤマハの得意な曲なのですが、ピアノタッチした瞬間の響き、弦から手を抜いた後の残響感と音伸びの両方が全体的に一回り小さくなります。
ただ、R-N1000AはYAMAHAの音作りである中音部分の膨らみはしっかり出ていましたので、うまくまとめている印象です。
他の楽曲も総じて一番耳に入る音の部分が前に出ていて、平均的に且つそれなりのレベルで音が鳴ります。
この価格帯はR-N1000Aがある意味丁度良い価格なので、テレビや今までの『音』からワンランク以上アップするのはちょうど良い機材ではないでしょうか。

そしてYAMAHAの上位モデルR-N2000Aです。

R-N2000AはA-S1200のネットワーク対応モデルと言う位置づけで良いかと思います。
詳細は以前ブログに書きましたのでこちらへ・・・・・。

【横浜店】YAMAHA R-N2000A展示開始しました。YPAO-R.S.Cは音の「フォーカス」を一回り上げてくれます。(2023.06.01:情報更新)
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20230528

と言いたいところですが、もう少し詳しく。
R-N2000AはベースモデルがA-S1200となりますが、R-N1000Aと同じ様にアナログ部分に大きな違いはありません。
A-S1200との違いはやはりDACです。

R-N2000AにはESS9028PROを搭載し、L/Rチャンネルそれぞれに2chずつ電流出力で使用することで高精度な信号変換を可能にしており、ピュアオーディオ部分のレベルに合った高品質な機材を使用しています。
定格出力は:90W+90W/8Ω、145W+145W/4Ω(2ch同時駆動、20Hz~20kHz、0.07%THD)となり、A-S1200の定格(150W)より少しだけ小さくなります。
こちらもVMetorの下部に有機ELディスプレイを持ち、楽曲や入力ソースなどを表示できます。

背面も基本的はA-S1200に準じたものとなり、HDMI ARCが1系統、後はMUSIC CASTをベースとしたネットワーク端子や、AIRPLAY2等に対応するためのアンテナを装備しています。

なお、YAMAHAの両機種は「パワーアンプダイレクト」などAVアンプと直列に繋ぐ端子はなく、AVアンプとの連携は不可能な点は注意です。
性能的には中位クラスから上位のスピーカー(上位はちょっとギリギリか?)でも鳴らし切る事が可能かと思います。
ここまでのYAMAHAの機材にはひとつ共通点があります。
それは「音場補正」です。
YAMAHAはYAPO RSCとYAPO Volumeで2chにもかかわらず、試聴位置に最適な音場を作成てきます。
とかくステレオの場合手動と感覚を頼りに音場を作る事も多いのですが、ここまでの2機種はあまりその点を考えることなく設置が可能です。

2024.5.19 R-N2000A感想追加
素直な音伸びの良さと空間性、極端に目立たせない残響感、そしてヤマハらしい中音部分の膨らみがふくよかに全体を支えている音作りです。
ローリングストーンズのリードギターの鳴りと程よい残響感、エレキらしい倍音の深さが効きやすかったのですが全体で見ると「リマスタリングされました」と言う音そのもの印象で、若干パンチにかけたような気がします。
また、当たり前と言えば当たり前ですが、ファイルのレベルがあがれば上がる程に下位機種との差が出て来ていました。
ハイフェッツのオケも元の楽曲に忠実に「音の固まりが出てくる」と言う印象で、当時の録音技術らしく「全体で鳴る」と言う印象でした。
ただ、バイオリンソロの部分では弦を引いた後の響きが素晴らしく生音に近い空気感も感じます。
ビビデバについては星街すいせいさんの低めの声とベースの弦をはじいた後の鳴り始めがボンっと前に出てきましたので、中音部が伸びるR-N2000Aで最初に感じた特性そのものなのかなと言う印象です。
Model40Nと比較すると中低音の厚みと高音部分の素直さが特にオーケストラ・ピアノに関しては「生(き)の音」という印象です。
純粋な「弄らないオーディオ」と言う観点でお求めになるなら最適かと思います。

次にご紹介するのはTechnics、 SU-GX70です。


Technics SU-GX70
https://jp.technics.com/products/gx70/
実はここまで紹介した機種の中では一番最初に(2023.5)発売されており、Class Dのアンプ構造です。
Techanicsの機材の中では「Grand Class」に属するミドルレベルのネットワーク機能内蔵アンプになります。

構造的にはフルデジタルアンプ技術「JENO Engine」をコアに、優れたデジタル信号処理技術をS/PDIFとHDMI ARCインターフェイス部分に適用しており、テレビの音も一貫したデジタル処理にり低ジッター、豊かな音質で再現します。

また、ノイズシェーピング方式のクロック再生成回は独立したものとなり、高精度サンプリングレートコンバーターを備えており、デジタル信号の伝送などで生じる変換誤差の問題を低減。
高精度PWM 変換回路により音の歪みや音質劣化を低減します。
配信関係に関してはAmazon Music(Amazon Music HDは2024年3月のアップデートで対応)、Spotify Connect®、Deezer、インターネットラジオに対応し、幅広い音楽コンテンツを愉しめます。
Wi-Fi内蔵、Bluetooth(AAC,SBC)/AirPlay 2対応により、スマートフォン/タブレットの音楽のワイヤレス再生や、PC、NASに保存したハイレゾ音源などのネットワーク経由の再生が可能です。
再生フォーマットはMP3、AAC、FLACのほか、DSD音源、MQA音源(MQAデコーダーのON/OFFが可能)にも対応し、多彩な音源を再生可能です。


インターフェイスはHDMI ARCに加えRCAが2系統、ETHERNET、PRE OUT、COAXIAL1系統、OPTICAL2系統、サブウーファーや外部アンプに使用するPRE OUT端子もあります。
なお、AVアンプとの連携は出来ませんので SU-G700M2を使う必要があります。
音としては非常にクリアと言う印象が強く、ClassDのよどみないパワー感も感じます。

2024.5.19:SU-GX70の感想を追加しました。
デジタルらしい、全体的に「ノーマル」で、出てくる音も「伸び」と言うより「キレ」のある音と言うのが印象です。
John ColtraneのSay Itではサックスの響きがナチュラルで息をだんだん抜いている部分の音が他の機材に比べても落ち着いて聞こえました。
綾戸智絵さん Fly Me To The Moonは声そのものと言うより、マイク収録の声と同じ場所で別のマイクがとっているアコースティックギターの音がそれそれ良い空気感を出していて、他の機材と比較して綾戸さんがいらっしゃる「場所と空気」を一番出しているのではないかなと思うぐらい空間性と残響が心地いいです。
「秀吉」では、全体としてはまとまった音なのですが、最初の拍子木の響きが良い引き込みを醸し出しています。
ただ、どうしても平均的に鳴らす傾向があるので「この音が」と言う拘りのある音には少し違うかなと言う気がします。
ジョバンニ・アレヴィ Monloocate 7.30A.M、は本当に正確に音を出し、正確に引っこめるというこの機材そのもの音であり、予想できる音でした。
あくまで比較ですが他の機材に比べて若干抑揚がないかなと言う印象も持ちました。
他の機材にくらべてもピアノのペダル音が一番正確にはっきり出ていたのも印象に残っています。
最後、ビビデバです。
それぞれの音がちゃんと分割しているのが最初の印象です。
エレクトリックな音については解像度感がポンっと抜けており、特に他の機材に比べてもベースの音がかなり積極的に前に出てきたのは驚きました。

最後にご紹介するのはBluesound POWERNODEです。



Bluesound POWERNODE
https://pdn.co.jp/bluesound/bs_powernode.html
価格帯は12万円のライン、前機種であるPowernode 2iからモデルチェンジしており、2年ほど前から発売されておりました。
弊社では積極的に扱わせて頂いており、いろいろと書いてあります。

【横浜店】BLUESOUND 新機種 NODEとPOWERNODEが到着しました!

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211227

こちらの機材はコンパクトにまとまったネットワークストリーマーである「NODE」をベースに60+60Wのパワーアンプを加えた機材です。

Coaxial、Optical、アナログ(Optical2兼用)に加え「eARC」(Enhenced Audio Return Channel)と呼ばれる拡張版のARCも搭載しており、必要な機能がコンパクトにまとまったARC対応アンプになっております。
対応フォーマットが広いのも特徴で

Amazon、Spotify、Airplay2だけでなくROON READYにも対応しており、非常に機能が詰まった機材となっています。
部分部分は割り切った性能となっておりディスプレイの類はなく、すべてアプリからのコントロールです。

弊社での実績も多く、価格的にも入門レベルでお勧めしやすい機材となっています。

以上が機材の紹介です。今回のイベントはタイミングよく機材が集まり、これだけの機材が一気に揃って視聴可能な状況はなかなかありません。
もちろん既存の機材にストリーマーを追加する方法もありますが、やはり一台に機材を纏めるとすっきりします。
複雑な配線や配信関係に対応しきれていない音源など、既存の方法では限界もありますので今回の様なシステム内蔵型のアンプは一度お聞きいただく価値はあると思います。
システムとしてはテレビの代わりに80インチ特注超単焦点用スクリーン+EH-LS650(ARC接続)の組み合わせにB&W603S3607S3DALI Opticon6 MK2MonitorAudio Silver 300-7GKEF Q750Paradigm Founder80Fの各種スピーカーを切り替えて試聴可能な状態としております。
是非、ご自身の聞きなれた曲をお持ち頂き、事前のご予約の上ご来訪下さい。
アプリ等を使用した作業はこちらで行いますので、楽曲に関してはUSBでお持ち込みいただければ対応いたします。
2024.5.24:追加機材入りました!KEF LS60Wirelessです。
これでKEFのパワードスピーカー、 LSXⅡ、LS50Wireless、LS60Wirelessが揃いました。
同じパワードスピーカーのGenelecも揃いましたので、ほぼすべての方法で2CHシステムの構築が可能です。

では、ご連絡・ご来訪をお待ちしております。

ハイエンドヘッドホンに特化した試聴型セレクトショップ「ヘッドホン横浜店」、機材は順調に増えております。

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株式会社アバック横浜店
https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html
ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町3-8-13 TK関内プラザ1F
TEL  :045-228-9881
メール:yokohama@avac.co.jp
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