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【アバック横浜】年末のお買い物特集。お問い合わせの多いJMGO N1S Ultraについて再紹介させて頂きます。

アバック横浜 渡邉です。


アバックプロデュースの「ホームシアターファクトリー」各商品は、アバック各店舗・通販でも発売中です。
ホームシアターファクトリー 製品一覧
https://hometheater-factory.com/products-list/
お部屋の香りに拘ったシアターアロマスポットライトとサイズ互換のボックス付き埋め込みスピーカー大型のプロジェクターも吊り下げ可能な金具からアウトドア「岩」スピーカーまでいろいろあります。
こちらも合わせてご参照ください。

本題です。

さて、ボーナスの時期です。
年末と年始をより良い時間にするために、今年最後の投資を行う時期とも言えます。
リターンは充実した時間、です。
そこで今回は普段から問い合わせの多い機材に再度光を当ててようと思います。
今回はJMGO N1S Ultraです。


JMGO N1S Ultra
https://jmgo.jp/products/jmgo-n1s-ultra-4k
N1S Ultraの開封動画です。

実際の所、すでにN1S Ultraは紹介記事を書かせて頂いておりますが、
今回は性能面ではなく使い勝手や実際に疑問としてお受けした点について回答してみます。

その1,大きさ感、どんなものなのだろう?

はい、実機を用意してみました。
色々な角度で写真を撮ってみました。
本体サイズ:241x203x236mm、重さ:約4.5kgと思った以上に小さく、

このクラスの元になったViewsonicのX10-4Kと比べると少し大きいかなと言う程度の差です。

ただレンズの出来はこちらの方が明らかに良いと思いますし、なによりジンバル構造は大きな差になっています。
JMGOのアイデンティティと言っても良い浮いているかの様な本体ベース付属したジンバル機能についてはN1S UltraではX軸とY軸の2つの回転軸ジンバルを搭載しています。

N1S Ultraの場合、スタンド部分でジンバルで水平方向(x軸)の回転、ベースから延びるハンドルの様なステーで垂直方向(Y軸)のジンバル機能を持っています。
水平方向は円盤で360度回転、そして縦方向には135°の縦回転(135°)が可能です。
(水平回転の時は回転に伴いコードを巻き込みますので気を付けてください)
実機写真はこちら。

本体はコードの取り回しを注意すれば360度回りますし、上向きについては寝シアターの90度以上の角度を付ける事が出来ます。
それぞれのジンバルは角度の完全固定こそできませんが、一度角度をつけると保持力は十分あるようです。
と、ここまで書くと当然画面補正はどうなるんだと言う事になりますが、この機材、角度検知できるジンバルを内蔵し、角度によって映像の形状が変化しますが、自動的に補正に掛かります。
ジンバルの動作映像はこちらになります。

画像若干荒いのですが、なんと画像の通りかなりの幅で自動補正を行います。
天井投射も・・・・・・・ちゃんと修正します。
さて、中身を出してみます。
リモコンです。

特に下にあるボタンが……。

Youtube、AmazonPrime、そしてNETFLIX。
配信メディアへのダイレクトボタンが付いており、見た目Amzon Firestickにも見えてしまいます。
今回発売されたN1S Ultraは「Andoroid TV」から「Google TV」にオペレーションシステムが変更されており、ここが旧機種との最大の違いになります。
それは「Google TV」の搭載です。

N1S以前のモデルに搭載されていた「Andoroid TV」は基本的に音声検索や各種APK(アプリケーション)のインストールが可能な、(旧)Google TV OS(オペレーティングシステム)をベースにしたAndoroidのバージョンの1つとして作り出されたものです。
これに対してGoogle TVはスマートテレビ用に開発された「Crome OS」と呼ばれるWebブラウザのCromeをベースとして専用のインターフェイスを装備しており、現在の「スマートテレビ」と呼ばれる「Andoroid内蔵テレビ」で使われているものと基本的に同じものになります。
このGoogle TV(新)はそれぞれの「コンテンツ(作品や項目)」を表示の基準にしている事、音声検索システムがOSと一体化している事、検索時にソフト単独ではなく各種アプリを横断して検索が出来る事などが特徴として挙げられます。
そして今回Google TVが搭載された最大の利点は「NETFLIX」に対応したことです。

今までの「Andoroid TV」「Andoroid」搭載機種はNETFLIXの認証を通っておらず、これらの機材で視聴を行うにはAmazon Firestickなどの機材が別途必要になっていましたが、今回からほとんどのメジャーストリーミングが単体で動作できるようになりました

次に本体の性能についてですが、解像度は3840X2160相当(フルHDのシフトで実現)で4K HDR・HLGに対応しており、入力はHDMI基本システムMediaTekのMT9629と Mali-G52を採用してGoogle TVを動かすというシステムであり、Chromecast built-inによるミラーリングも可能となっています。
入力端子はHDMI2.1×1、HDMI2.1(eARC)x1、USBx1、出力:3.5mm ヘッドホンポートx1、Wi-Fi:Wi-Fi 6とBluetooth 5.0(AAC、SBCに対応)に対応、騒音:26db以下、スピーカー10Wスピーカーが左右2個装備されております。
光源については、JMGOのN1 Ultraは日亜化学工業の「Qualas RGB」を採用しております。

「Qualas RGB」はRGBの名称の通りR(赤)G(緑)B(青)の光の三原色をすべてレーザーで出力しています。

既存のシステムはALPDと呼ばれるシステムです。
ALPDは基本的に赤・青の2色ベースとお話しましたが、これはレーザーでRGBを表現する場合、特に「G(緑)」は発行体の物性が理由で発光効率を高くする事が出来ませんでした。

これに対し今回の「Qualas RGB」は生産工程の内製化を進めたことで効率改善を実現し、明るい緑レーザーの出力を可能とし、パッケージサイズの小型にも成功したことで「映画館向けパッケージのダウンサイジング」を実現できたことに等しく、端的に見てもこれは技術的に見てもかなりのブレイクスルーであり、今後が楽しみです。
結果としてRGBすべてのレーザー光源化は色の再現幅が広くなり、余計な工程を入れない事で光量・色域の高効率化も達成している事もが特徴です。
また、レーザー光を使用する場合、マイクロミラーなどに光を当てるとどうしても「スペックルノイズ」と呼ばれる「ざらつき」のようなものが発生するのですが、こちらについても自社開発の「MALCエンジン」に搭載された「LSR」機構で問題点を解消しています。
そして肝心の光量は3000lmとなっております。

結果としては……白ピークがだいぶ上がっているのは明らかでした。
もはや「眩しい」レベルです。
私達の目線で見た場合、特に白ピークの明るさと「白」としての「見た目の純度」はVICTOR、SONYなどのハイエンドモデルと印象的に変わらないレベルの発色でした。
写真はかなり明るい壁面への投射ですが、白ピークがしっかりしていることで黒は出ていないにもかかわらず発色はちゃんとしています。
濁りやくすみのない純粋な3現職を重ねた白がベースなだけに、そこから派生する単純な赤・青・緑と言う色だけでなく、混ざり合い・白の方向へ重ねあうそれぞれの色にも濁りやくすみがありません。
下記はYoutubeの映像例です。

さらにプロジェクターで言う「黒」を表現する「白との差で認識させる限りなく黒に近いグレー」の表現を、元々持っている白ピークの高さとレンズやフォーカスの良さできりっと画像の輪郭を出していることから黒についても「漆黒」を感じさせるものがありました。
全体的な発色セッティングはおそらく有機ELを意識したものだと思いますが、明るい所でも黒が出ないだけで白ピークや発色の良さは変わらず、暗くした環境ではぱっと見十分有機ELに見えてしまうと思います。若干カラーブレーキング?も出ておりますが、この辺りはDLPをベースにしていることが理由かと思います。

最後に実際の実機映像です。
ここからは「ホームシアター屋さん」「プロジェクターの視聴がとても長い専門家」としての意見となります。
まずは JMGO N1S Ultraです。
元々、前の機種であるJMGO N1 Ultraの実機映像は試聴希望も多く、何度も見ています。
一方、私達は専門点になりますので、判断基準はハイエンドプロジェクターであり、高性能な機材がどういう絵が出るかと言う点を熟知しております。
その点を踏まえたうえで感覚的な点をできるだけ省いてお話をさせて頂くと、まずN1S Ultraについては元々十分な性能であったN1 Ultraの設置性を引き継いでおり、かなりハイコストパフォーマンスの商品だと思います。
まず設置性に関してはN1 ultraから引き継いだ二軸のジンバルと自動調整、そしてデジタルズームを使用したN1S Ultraは正面やサイドのどの方向からでもおおむね位置合わせが可能であり、機材を正面に設置できないなど一般的なプロジェクターの設置方法ではなくビジネス寄り(ちゃんとした場所に設置できない)の設置方法でも必要十分以上の映像を得る事が可能です。

横からの投射や高さのある投射、大きさの調整は自動台形補正、手動台形補正、デジタルズームを用いますが、操作性、操作幅については問題はありません。
ただしこれらのシステムは基本的に元の画素数を減らして画を「小さくする」事で形を合わせます。

レンズはシフトやズームがなく固定焦点、投射距離は100インチで2.6m、120インチで3,3m、150インチ4.0m前後です。
離れれば大きくなりますし、近づけば小さくなります。

この辺り、実際のセッティングとしては先にサイズ以上の画面を出し、デジタルズームで縮小して合わせる方法を使用して「機材を部屋に合わせる」方法が簡単、テーブルの位置をずらしてちゃんと画角を合わせるのが本来の方法です。
逆に言えば投射距離の短い状況から「サイズを大きくは出来ない」と言う事になりますので、最低投射距離より離れた位置で機材を設置する事は必須となります。

解像度ダウンに関しては、正直な所N1S Ultraクラスであれば「ん?」と言うレベルになるとは思いますが、80インチ以上の大きさであればまずわからないと思います。

次に映像面ですが、特筆するのは発色だと思います。
ちょっとピークが強すぎてIphoneではちゃんとした色が出ませんが、他の機種と比べてもパワーがある事から白ピークが強く、色彩度も強く出ます。結果として白だけでなく赤や黒や白、青、緑などの各色が強く出てきます。
そしてN1S Ultraが秀逸なのはこの強烈な発色が強烈な色味になっても嫌味には感じず、ちゃんと「色の濃い目のテレビ」として見られる所です。
今回は敢えてアニメから画を引っ張ってきます。
この映像は「無職転生 PART2 第23話」の戦闘シーンですが、ここまでの動き、そして光っている部分はまるでブラウン管時代の表現方法だった「透過光」の様になっています。

実はこの表現、自光するブラウン管ではよく使用された方法なのですが、液晶に変わってからしばらくは光量が少ない事もあり表現できなくなっていました。
性能の上がった最近の4K対応(HDRには光量が必要です)液晶で何とか、自発光型のマイクロLEDや有機ELではかなり綺麗に出せるようになっています。
今回表示されている画は個人的な印象として、この透過光も有機ELで見ているかの様に綺麗に出ています。
あえて機種を上げればソニー様の有機ELテレビの様な黒の締まりと若干青みが強く派手な色合いです。
尤も、今回強化された3000lmの明るさは旧機種のN1 ultraに比べると相対的に若干白飛びと黒部分のグレー化を感じますが、明るさが十分である事から発色は良好であり、慣れの問題かなと思います。
おそらく部屋を暗くすれば4K・HDRの映像も「有機ELテレビの様に」見て頂く事が出来るかと思います。(白ベースで画作りをしている事から、映画館のフィルムライクな映像とは別のモノになります
また、白ピークの表現(SDR)で画作りをする地上波デジタルやBD、ハイビジョンまでの色域(Bt709、1080P)までの映像であれば仮に周りが明るくても十分視聴が可能かと思います。

全体的な評価としては、本格的なプロジェクターであるフル4K・レーザー光源を持つプロジェクターには特に黒の表現やノイズの面では及びませんが「これでも『大画面を実現』『コストパフォーマンス重視』」という点で考えれば十分過ぎる性能」だと思います。
設置性の良さや厳しく評価すると赤の強さで黒の浮きを画している調整も感じますが、3000lmというN1Sや他の低価格機種と比較するとパワー(白ピーク)に余裕があり、数字的ではなく「直感的なコントラスト」が大きめなことからきつめの発色への違和感もすぐ無くなります。
また、直射日光などは以外であれば光の入る昼の状況でも絵はしっかり映り、壁面の反射率でもなければテレビ的な運用もそれなりに可能かと思います。

では最後に実際に試聴に来られたり、ご質問を頂く点について回答します。

実機をご覧になられる際、特に聞かれる事としては概ね2方向です。
まずは「どこに電源入れるんですか」「コンセントはどこに差すんですか?」と言う電気系のご質問。

そして設置関係の質問として
「天吊りしたいんだけど」「オプションのポールや金具を取り付けるにはどうすればいいんですか?」
という設置性についてよくご質問がありました。

まずは電気系のお話から回答します。

N1S UltraはACアダプタ駆動となりますので、本体とは別にACアダプタがあります。
このクラスの機材は概ね本体を小さくするために電源は外付けな事がほとんどです。
165x78x30mm程の大きさがあります。重さも1Kg程。
思ったより小さいと思えますが……忘れちゃいけないACアダプタ、設置の際にはこのACアダプタの位置も気にする必要があります。
そして電源の入りは……ここ。

台座、と言うよりジンバルを支える部分の根元にあります。
変わった位置の様に見えますが、じつはこの位置関係この後のご質問である設置性に絡んできます。

では次に設置性の問題について。
「天吊りしたいんだけど」「オプションのポールや金具を取り付けるにはどうすればいいんですか?」
このご質問、回答がかなり似通ったものになります。
回答は「台座を外して付け替える」です。

写真は本体をひっくり返したものです。

円盤状のジンバルが自由に回転しますが、よく見るとマイナスネジが2本ついております。
これを外すと……こんな風に後ろにずれて外れます。

ちょうどジンバル部分は「取っ手部分」が残る感じです。
よく見て頂くハンドルの様になった「取っ手」部分には2つの窪みがあります。
電源コードもこの「取っ手」部分に刺さる様になっています。

外した方の「台座」がこちら。
回転するジンバル部分もこちらに残ります。
裏返す(外した台座を上から見る形になります)と……。

よく見て頂くと「出っ張り」があります。
この出っ張り、楔状になっておりこれが先程の「取っ手」部分にある窪み側と刺さりながらかみ合うようになっております。
実は取っ手部分と窪み部分かみ合わせの部分は両方とも金属製で、天吊り金具の台座のどちらにも同じような出っ張りで差し込む様に組み合わせる事で強度を稼いでいます。
特に天吊りでは問題になるのですが、金具の強度はこれで問題ないことが分かるかと思います。

ポールについては御自身でもなんとかなります。
ただ、吊り金具については金具の注意書きにも書かれておりますが、取り付けは専門業者にお任せいただく必要があります。
弊社までお申し付けください。

以上がJMGO N1 Ultraの再紹介となります。

アバック横浜には実機がございます。
YoutubeやNETFLIXであれば本体のみで実現可能となりますので、HDMI接続で試聴希望の際は事前にご予約下さい。
なお、今回ご紹介の商品は地方の皆様も通販サイトからの購入だけでなく、アバック横浜へのメール・お電話でご相談の上で購入が可能です。
支払方法は振込やクレジットカード、Webクレジットとなります。
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