【横浜店】EDISCREATION FIBER BOX 2。画や音の良くなる魔法の箱?いいえ、精緻で合理的な『絡繰り箱』です。
横浜店 渡邉です。
まずはご案内。
今お持ちの機材からの買い替えで「下取りUP」が適応されます。
また、下取商品については「買替の為の下取」「弊社購入の商品」などの条件により買取の数字が上がります。
商品購入と同時の下取がお勧めです。
なお、現在機材関係は入手に「想像以上に」時間が掛かっております。
お早目の相談をお願い致します。
さて、本題です。
今回はLANを通した音声品質や映像品質が格段に向上すると評判の「魔法の箱」をご紹介します。
それはこちら。
EDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN STANDARD MODEL”
¥231,000(税込)
EDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN EXCLUSIVE MODEL”
¥396,000(税込)
です。
このFIBER BOX2と言う商品、まずは裏面をご覧ください。
電源のインレットが1つ、そしてLANの端子が2つ、INとOUTがあるだけです。
使い方はとても単純で、ただ「LANの間に挟み込む」機材と言う事になります。
これを挟むだけで音も絵も良くなる……確かに「魔法の箱」に見えます。
が、そうではありません。
実はこの機材、LANのINとOUTの間にはLANのノイズを徹底的に減衰させる「精緻且つ合理的な絡繰り」が入っています。
ここまでEDISCREATION FIBER BOX2を「魔法の箱」と書いておりましたが改めさせて頂きます。
ここからはEDISCREATION FIBER BOX2を「精緻で極めて合理的な絡繰り箱」としてもう少し踏み込んだ説明でその仕組みとインプレッションをご紹介いたします。
まずはネットワークオーディオや配信で必ず必要な「LAN」の仕組みと欠点から、そこから始まるFIBER BOX2の成立過程をお話します。
元々LANという伝送システムは基本的にPCベースのネットワークシステムとして考えられており、LANケーブルと言う線材を伝送経路とし、ルーターで発生させる2.4Ghzや5Ghzの周波数信号を生成する事で高速通信を行います。
しかし、その仕組み上周波数信号に当たる高周波はそのまま高周波ノイズとなり、距離に比例して信号の劣化を齎します。
さらに伝送距離が延びると今度は信号自体の「減衰」が発生します。
LAN配線は電気的抵抗や外部ノイズにさらされることで、長さに応じて少しずつ信号は劣化します。
このような信号の「減衰」や「劣化」は通常のLANシステムが電気信号で構成されている以上、構造的に避けられません。
ただ、LANは元々劣化する事を想定して実装されている「エラー訂正」などの減衰や劣化に対応した機能を用いる事でよほどのことがない限り、深刻な影響が出ない様になっています。
当然ネットワークオーディオや映像配信もこのLANのシステムに乗っており、利点も弱点もそのまま、と言う事になります。
しかし、業務用や基幹フレーム間など、もっと規模の大きいものではそうはいかなくなります。
生命や財産を守るため、大規模なシステムが分散して連結され、高速かつ大容量で強固なシステムを構築しています。
そもそも通常のLANは100mが限界であり、このようなシステムは成立しませんし、ここまで書いた「劣化」と「減衰」の問題は本質的には変わりありません。
それらの問題を根本的に解決するシステム、それが光ファイバーを用いた「光LAN」システムです。
LANそのものは同じですが、LAN配線に光メディアコンバータを挟み込むことによりLANの信号をほとんど劣化の無い光出力に変換し、伝送先で再び光コンバーターを挟んで元のLAN信号に変換、相手先に届けます。
レベルとスピードにより伝送距離は異なりますが、100mという線材の中で行う通常のLANとは品質・伝送距離、減衰・ノイズともに比較になりません。
ただ、この話をし始めるといくらでも書けてしまいますのであえてここで止めます。
興味をお持ちの方は「光メディアコンバーター」「SFP」「XFP」などのキーワードで検索してみてください。
光LANは「ほとんど劣化しない」「ほとんど減衰しない」の2つの特徴を持っています。
この機能にさらにオーディオ視点での性能向上を徹底したのが、今回の「FIBER BOX2」です。
「FIBBR BOX」は「光LAN」の電気光学変換と光電変換を使用して、すべての不要な高周波干渉を 1 つずつ分離すると言う方法で、極限までノイズを除去する機能を持っています。
FIBER BOX2に入ったLAN信号は、そのまま最短で光LANに変換され、光変換を掛けた段階で劣化から解放された信号となります。
そしてINとOUTのLAN端子クロックは2つのファイバーモジュールを最適化する同期クロックを用いる事で、2つのモジュールは完全に同期されたクロック信号を使用しており、光ファイバーは信号の送受信時にまったく同じ動作をおこなうようになっています。
また、ジッタを低減する効果を得るために高品質のシグナルトランスからLPSを通した電源はノイズが 0.2mVrms未満の高品質なものとなります。
電源の供給もクロック部分とファイバーモジュール部分を完全に分離して行える為、FIBER BOX2を通過した後のネットワークトラフィックはより純粋なものとなります。
他方、変換や整流などの機能自体は光LANとしての機能要件から外れておりませんので、あらゆるCAS再生システムに使用できるように設計されています。
こうして光LANシステムの機能を最大限に生かす事でLANのINとOUTの間に「挟むだけ」で「精緻且つ合理的なシステム」で音質や映像が良くなる「FIBER BOX2」という「絡繰り箱」が出来上がったわけです。
ここまで書くとネットワークの知識をお持ちの方が見て頂ければ、原理的には安定化電源や光メディアコンバーター、SFP、ファイバーなどの各種機材を揃える事で同じシステムを作り上げる事は可能ですが、筐体レベルのオーディオ的な発想も組み込んで考えた場合、「いくらかかるのかなあ……」と言うレベルになるかと思います。
それなりのお値段に見える「FIBER BOX2」ですが、目線を変えて頂きかなり大掛かりな事を最短且つ最小で実現できる「コロンブスの卵」的な発想を持つ機材と考えれば、この価格は極めて低価格で合理的な機材となります。
説明はここまでです。
では、実機をご紹介します。
すでにノーマルモデルと言えるEDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN STANDARD MODEL”についてはすでにご紹介ブログがありますので
FIBER BOX2 JPSM EDISCREATION [エディスクリエーション] 光絶縁ツール
https://corp.avac.co.jp/seihin/fiberbox2jpsm
今回は上位モデルのEDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN EXCLUSIVE MODEL”をメインにご紹介します。
では、もうちょっと詳しく見てみます。
左がEDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN EXCLUSIVE MODEL”です。
上から見てみます……同じ……ではありません。
隙間から見て頂くと底面が明らかに光っています。
では裏面。
はい、別物です。
EDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN EXCLUSIVE MODEL”は底面がRED COPPER(赤銅製)のベースとなります。
ネジ穴の位置が違いますので基板関係にも変化があります。
元のEDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN STANDARD MODEL”で備えていた機能に対して、さらに「拘りの音楽寄り」に手を加えています。
エクスクルーシブの同じ基盤写真ですが、パッと見でもコンデンサ、配線の太さ、LAN配線部分は違います。
変更点は以下の通りです。
1、内部配線にUPOCCケーブルを採用
2、8cores Silver interconnection LANケーブルを使用
3、FURUTECH(JAPAN)製IECインレット「FI-03(R)」を採用
ロジウムおよび 24k 金メッキ端子 • 5 x 20mm • タイプ: 2 極 + アースと言うインレットです。
コンデンサをAUDIO NOTE(UK)製 “KAISEI Audio Quality Capacitor”に変更しています。
写真を見る限り9個は使っていますので、コンデンサは金色です。
なんと「快晴」のロゴが入っております。
最後に実機比較です。
まずは「STANDARD EDITION」です。
B&W700ベースのシステムにYAMAHA RX-A8Aで鳴らしています。
NETFLIXの「とある歌手の方」の配信になります。
何も繋がない状態からは明らかに空間表現性が増し、シンセサイザーの低音がガシッと前に出てきます。
ここまでの評価は「合ったほうが明らかに良い」という他の皆様と同じ評価になります。
では、次は「EDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN EXCLUSIVE MODEL”」です。
STANDARD EDITIONの機能はそのままに高音から中音部分の厚みが増し、奥行きが明らかに増えた広くて深い空間が構成されます。
また、宇多田さんのボーカルがさらに整う事で定位も増した印象です。
よく見て頂くと画の色も少し深くなっているのがわかりますでしょうか。
さて、今回の「EDISCREATION FIBER BOX 2 “JAPAN EXCLUSIVE MODEL”」のインプレッションとしては
「STANDARD+20万円と言う金額を使用して(製作者の)徹底的な音楽クオリティへの拘りに全振りする方向で作り出されている」
と言う所でしょうか。
店舗のシステム、且つ配信の映像と言う形では極端な差が出ない、でも普段から比較的良いシステムで音を聞いている我々店員にはちゃんとわかる、そんな音質向上です。
STANDARDとEXCLUSIVEの差は小さなものを積み重ねた結果であるとても「精緻」な差ですが、両方の「差」はわかります。
それ故「ちゃんとしたオーディオの分かる方」「ハイレベルなシステムをお持ちの方」「配信の映像だけでなく『音楽』に拘った可能な限りの性能向上」を「比較的お手軽に」行うには最適な機材に思えました。
しかしこの機材は本当に「繋ぐだけ」です。
たった一つの「絡繰り箱」を入れるだけで映像も音質も向上する、しかも「拘りバージョン」はさらに「精緻」に「音」も「画」も向上する。
そういう意味ではやはり「魔法の箱」と言う言い方をしても良いのかもしれません。
とまあ、今回の機材、この様に映像を出しても「これだけでは何とも……」と言う事になるとは思います。
今の所両機材ともに揃っておりますので、最終的なご決断などには状況はまだ芳しくはありませんが事前のご予約の上ご試聴をして頂く事をお勧めします。
ご予約はメール等でお受けいたしますので、よろしくお願い致します。
なお、当店では現在来店に事前予約を取らせて頂いております。
来訪をお考えのお客様は是非事前予約をお願い致します。
なお、連絡なし飛び込みの場合、店舗の人員状況に寄りお断りせざるを得ない場合がございます。
最後に実際のご相談方法についてですが、一番簡単なのはメールです。
お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。
横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介⇒スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。
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http://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211213
それぞれ機材準備がありますのでご予約制です。
よろしくお願いします。
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