【横浜店】YAMAHA AVアンプ最上位機のRX-A8A、そして今までの最上位機CX-A5200/MX-A5200について。
横浜店 渡邉です。
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では、本題です。
最近お話が多くなってきているお話として
「CX-A5200とMX-A5200って後継機出てこないの?」
というご質問があります。
確かに現行機発売からすでに2年以上経ち、JVCやEPSONなどでは4K-120の扱いが出来るようになりつつある昨今、後継機と言うお話が出てきても良いはずですが……うーん、いまの所お話がないですね。
現実的に考えると、この数年のコロナ禍で物流に多大な影響を受けている昨今、半導体不足も重なり新規開発はなかなか難しいのが実情だと思います。
ここの所、各メーカー様から新製品と言うお話もほとんど聞きません。
そして、CX-A/MX-Aの新製品が出てこない大きな理由は他にもあります。
それは現在のYAMAHA製AVアンプのラインナップの中に、既存のラインナップより一つ上の位置付けとなる最上位機「RX-A8A」が存在する事です。
YAMAHA RX-A8Aは現在のYAMAHA製AVアンプシリーズである「AVENTAGE」の最上位に当たります。
そしてRX-A8Aの基本コンセプトは「全体的な性能向上により、CX-A5200+MX-A5200相当の性能を一台でこなす事」を念頭に置かれています。
では、なぜRX-A8Aは企画・発売されたのでしょうか。
理由は今回の全面モデルチェンジにあります。
YAMAHAのAVアンプは先日のフルモデルチェンジを行う段階で再編され、全体的なランクと位置づけが一回り上になりました。
以前のラインナップは、AVANTAGE一体型最上位モデルであった「RX-A3080」と中間モデルでの「RX-A2080」、そしてエントリーの7chモデル「RX-A1080」の3種類のプリパワータイプのAVアンプ
そして最上位となるプリアンプ+パワーアンプの組み合わせとなる11ch対応のCX-A5200とMX-A5200の組み合わせに分かれていました。
そして、最上位機のCX-A5200/MX-A5200の11ch、そしてRX-A2080/3080の9Chは元々YAMAHAが提示していた「フロントプレゼンス」「リアプレゼンス」による幅のあるサラウンドシステムを構築していましたが、この配置方法ははそのまま5.1.4chまで、そしてCX-A+MX-Aのプリパワーモデルでは7.1.4chのDplbyatomsフル規格のイマーシブオーディオに「そのまま」応用する事が可能であり、それゆえ既存のシステムを拡張する形で対応する事が可能でした。
しかし、今回のモデルチェンジはフルモデルチェンジであり、筐体の設計から変わっております。
そこで各モデルの位置付けやラインナップの再編が行われる事になります。
今回のモデルチェンジでは今までのミドルモデルに当たるRX-A2080に相当するモデルと最上位に当たるRX-A3080は「RX-A6A」に等合される形になっています。
これらのモデルは9chのアンプを内蔵し、Dolbyatoms/DTS:X/Auro3Dの5.1.4chまたは7.1.2chまでのシステムに対応する事になります。
そして最上位に当たる機材については、ここ最近のイマーシブオーディオによるマルチチャンネル化、特に7.1.4CHに対応させた11chのDENON AVC-X6700H、Marantx SR8015、そして13chのモンスターアンプであるAVC-X8500HA、など11ch以上の他メーカーに対抗する必要があります。
そこで以前の最上位に当たるCX-A+MX-Aと同じ内蔵アンプを11チャンネルに増やし、DAC関係もCX-A/MX-Aと同じ1グレード挙げたプリパワー一体型の最上位機が生み出されました。
これが「RX-A8A」誕生の経緯となります。
RX-A8A
https://jp.yamaha.com/products/audio_visual/av_receivers_amps/rx-a8a/index.html
さて、今回の「RX-A」シリーズは外観だけでなく内部構造からフルモデルチェンジする事で、小手先ではなく基本性能の向上を図り、その成果は多岐にわたっています。
ここまでおおよそ11年間にわたり引き継がれてきた筐体は一新され、良いところは進歩して搭載されました。
音に込められた静寂とエネルギーをありのままに再現する為、AVENTAGE基準でセレクトした高品位パーツを中心に再構築されており、全体的な強度が増しているだけでなく、底面・側面など部分的な強度は今までの倍以上に強化されております。
また、内部回路もQuarcomのSocをベースに構成が一新されており、プリアンプ部には理想的な信号、電源、グランド配線を可能にする4層基板を採用することで信号経路の最適化を図っております。
もちろん入出力端子もアップデートされており、すべての入力端子が4K対応のHDMI2.0だけでなく8K60P/4K120PのHDMI2.1にも対応しており、この辺りも「全面モデルチェンジ」と言うタイミングでの変更になっています。
ここまでがヤマハ新型アンプに共通の基本構造です。
そして今回ご紹介する最上位機「RX-A8A」はここからがさまざな部分で「他の機種」と異なります。
まずはプリアンプ部です。
SOCの変更はお話しましたが、DACにも違いがあります。
RX-A8AはDAC部分にESS社製D/Aコンバーター「ES9026PRO」を2基搭載し、全チャンネルの音色統一を徹底させました。
この点は単に最上位機種と言うだけでなく、同じ構成が採用されているのはCX-A5200だけ、RX-A6Aや旧機種の最上位機であるRX-A3080Aは「ES9026PRO+ES9007」の組み合わせとなっており、
RX-A8Aだけがワンランク抜けております。
RX-A8Aはこの辺りでも差別化されている事がわかります。
次にパワー部分ですがここもまたA6Aとは明確に区別されております。
電流増幅部と電圧増幅部の電源巻線を分離したカスタムメイドのトランスを搭載しています。
そして、パワーアンプ部電源とグランド配線にはヤマハ セパレート パワーアンプ「MX-A5200」と同じ太さの配線を採用しており、さらなるローインピーダンス化を実現しました。
他にもドイツWIMA社製のフィルムコンデンサやカスタムメイドの大容量ブロックケミコンを採用した事で従来モデル比で約2倍のハイスルーレートを実現し、信号の追従性と安定性を格段に高め、ハイレゾ音源など高周波を含む音声信号の再現性を向上しています。
また、駆動チャンネル数ここ隣、RX-A8Aはチャンネル数はRX-A6Aの9chから11chに拡大されており、プリアウトチャンネル数もRX-A6Aの11CHから実に13chまで拡大されております。
(13chはフロントL/R、センター、サラウンドL/R、サラウンドバックL/R、エクストラスピーカー1L/R [フロントプレゼンス、ゾーン2、ゾーン3と割り当て変更可能]・・・・・・と、ここまでホームページからの紹介ですが、見て頂けるとRX-A8Aの機材構成は他の機種とは違い、完全に別機種の扱いです。
この通り、RX-A8Aは新しいSocと強度の増した新「RX-A」シリーズの筐体の性能享受をベースに、今までCX-AとRX-Aに分けていた機能を出来る限り一つに「詰め込んで」おります。
特に電源部分は本来パワーアンプとして大事な部分はMX-Aの機能をほぼ丸ごと飲み込んでおり、プリ部分にはXLR入力と外部アンプを出力を見込んだXLR出力も用意されています。
RX-A6AにもXLR入出力はありますが先程の様にDAC周りが1ランク落ちるという問題がありますし、何よりRX-A8Aの内蔵アンプがMX-A並みだという条件があれば何も外部接続する必要はありません。
RX-A8Aをイマーシブオーディオシステムのコアとして据える事で、CX-A+MX-Aが使用する大変な数のXLRケーブルは必要なくなり、この一台だけでセパレートアンプと同じレベルというだけでなく、筐体の強化などの要素が加わると、さらに上の音を出す事が可能になります。
ここまでがRX-A8Aの解説となります。
ここからは私見になりますが、今回の全面モデルチェンジとCX-A/MX-Aの発表がまだないこと自体は、現状に即したものだと思います。
まず、現在の住環境ではホームシアターの構築についてよほどの事の無い限り多くても13chもあれば十分かと思いますし、Strom Audioなど「それ以上」のモデルは、機材構成的にも「専用室」を作る事が前提になります。
なお、現在最大の13Chを搭載したDENON AVC-X8500HAなどはフロントBi-Ampなど、カスタムモードなどの特殊な事例を除いて11chシステムの性能をさらに向上させる方向で使用されることがほとんどです。
また「ワールドワイド」の、そして「モデル構成」から考えてみた場合、他のメーカーが多チャンネルをワンボディに組み込んでいる現状では、機材の置き場が二倍になる事は「見た目的な」ステータスにはなりますが、ピュアオーディオクラスのパワーアンプを同時に持ち合わせていない限り、11chのパワーアンプと組み合わせても現在のマルチチャンネルアンプと比較して大きなアドバンテージと言う訳には行きません。
そしてもう一つ。
現状のMX-A5000系のパワーアンプは2013年発表の「5000番台」ですが、すでに発売から6年の月日が経っておりその間かなりの性能向上がされています。
しかし、それ故に今後さらに性能を上げる、チャンネルを増やすという方向性に進むには、それなりに抜本的な改良が必要ではないかと思います。
この辺りも新型に繋がらない原因なのかなと思っています。
今回、ベースとなるAVアンプ側は抜本的な見直しが成されましたので、もし次のパワーアンプが構成されるのであれば新規の筐体をベースとし、チャンネル数を増やす方向になると思いますが、時間がかかるのか、しばらくセパレートのパワーアンプは出てこないのか、と言う事になるのだと思います。
個人的にはStorm AudioのD級マルチチャンネルの様な形でどんどんBi-Ampが出来るパワーアンプ、なんて出てくれればいいのですが……。
こればかりはなんとも。
ともあれ、現状ヤマハの最新にして最大の「ワンボディ・セパレート」機種となるRX-A8Aは間違いなくトップクラスの性能とCX-A+MX-Aの血筋を受け継いでおり、ミドルからハイエンドのシアター、そしてCX-AとMX-Aの光景を待っていたお客様にもおすすめの出来るAVアンプです。
現在、店舗にはRX-A8A、RX-A6Aの常設展示がございます。
事前予約をして頂いた上でお好きなディスクをお持ち込みして頂き、感染対策に十分に留意の上ご来訪下さい。
ご連絡をお待ちしております。
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最後に実際のご相談方法についてですが、一番簡単なのはメールです。
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先程のStorm AudioやGenelecのパワードスピーカーサラウンドなど、横浜店のみが持ち合わせておりますプレミアムシアターのご案内をさせて頂きます。
アバック横浜店では今回ご紹介したプレミアムシアターROOM1を含めROOM3まで全く違う3つの極上シアターが稼働中です。
パワードスピーカーで構成された5.1.2ch構成による圧倒的なパワーが部屋を埋め尽くすRoom1。
【横浜店】プレミアム・シアタールーム Room1 OPEN!
https://corp.avac.co.jp/news/20220218ROOM2は「音楽とデイライトシアターの融合」をテーマに7.1.4CHをベースにピュアオーディオを直列繋ぎでシステムを組み込んだ上質なお部屋。
【横浜店】プレミアム・シアタールーム Room2 OPEN!
https://corp.avac.co.jp/news/20220104
そしてRoom3は民生ホームシアター最高峰の一角「StormAudio」を使用し、Monitoraudioの11.1.4CHシステムを構築しております。
【横浜店】プレミアム・シアターROOM3稼働開始。Storm Audioの常設設置を開始しました!
http://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211213
それぞれ機材準備がありますのでご予約制です。
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株式会社アバック横浜店
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ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/
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Aでは実質的にCX-A+MX-Aが近いレベルのシステムが一台で対応しており、DSPもセパレート機と同等、そこにヤマハの特徴である「Surround:AI」や「CinamaDSP」などの各種機能、そして比較的ハイレベルなスピーカーをBi-Ampなどで稼働させる場合など、現在のホームシアターでハイレベルなシステムを構成する場合、実質的に「RX-A8A」とDENONのモンスターアンプである「AVC-X8500HA」の二択になります。
勿論プリ+パワーの組み合わせはピュアオーディオシステムのさまざなアンプを組み合わせることが可能であり、そういう点では存在理由はまだまだ十分存在します。
実際marantzはプリアンプとして「AV8805A」を持っておりますので、AVプリのまま更新を掛ける方にはMarantzかStorm AUIDIOなどをお勧めする事になります。
なお、新モデルでは本格的な「AVANTAGE」イマーシブオーディオエントリーモデルデルは「RX-A4A」が該当します。
余談ですが逆にそれ以下、7chモデルと言うだけではなく結果として5.1.2CHまでのイマーシフオーディオへの対応するエントリーモデルはAVETAGEではなくRX-V系のモデルになります。
これもご質問の多い事なので少し脱線しますが、写真はRX-A2AとRX-V6Aです。
この二機種性能はそっくりですが、片方が「RX-A」モデル、もう片方は「RX-V」モデルになります。
「どうちがうの?」はい、よく見ると左側は足が「5本」です。
この二機種、基板はほとんど同じだとは思いますが、違うのは電源周りとシャーシです。
RX-A2Aは「RX-A」の系統となるのでアンチレゾナンステクノロジーである5本目の脚があり、電源ケーブルが着脱式となります。
後は赤外線受信機を足す事で可能なリモート接続でしょうか。
旧RX-A1080もシャーシはRX-A系と同じ、中身としてはRX-V系に近い物もありましたのでスタンスは似たようなものです。
ベース性能がちょっとだけ上、と言う事になります。