ショップ
ブログ

【横浜店】2021年年末のご挨拶と来年の見通し、そして来年の横浜店について少しだけご案内。

アバック横浜店でございます。

新宿本店_菅原

さて、今年の最終営業日でございます。
今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。
来年は1月4日からの営業となります。

では、渡邉から毎年恒例の今年の振り返り、そして来年の見通しについて書かせて頂きます。
年末については見通しとプロジェクター、テレビと言う切り離せない部分を書かせて頂き、来年にアンプやコンテンツを書かせて頂きます。
まず、どうしても最初に書かなければならない要件は残念ながら昨年と変わりありません。
新型コロナウイルスです。

尤も、昨年の状況とは内容が異なっておりますが、今年の振り返りも来年の見通しもこの点を避けられず、しかも連動しております。
正直な所、昨年のブログをそのままみて頂く事がそのまま今年から来年の見通しと言う形にしても良いぐらいです。
今回は振り返りと見通し、両者を合わせたお話になります。
今年は「徹底的な停滞」と「昨年の後遺症」そして「強制的に変わった生活への変化対応」と言う所でしょうか。
昨年と同じ柄を使っておりますが、今年はコロナウイルス第三波以降の波が世界中で起こり、その都度工場の機能停止など昨年と同じ状況は今年も同じように起こりました。
商品の供給が遅れる、時間が掛かるという状況は基本的に変わりありません。

他方、コロナ禍の中で変化した生活を是認した上で「With Corona」とし、コロナ禍と共存しながら中から通常の経済活動を「戻す」動きも始まりました。
ただ、コロナ禍で変わった生活の中では、必要な物も変わりました。
特に顕著なのが半導体関係です。

生産世代も含め、工場レベルから計画的に生産計画を立てている半導体などは急速に需要が高まり、新製品の発売、それに伴う新世代の生産工場への設備や機材の入れ替え中に旧製品と新製品両方の計画外受注が入り、半導体に関わる全ての部材について、生産が追いつかなくなりました。
計画的、と書かせて頂いている通り、計画的に部材を仕入れていた各メーカー様に実際の影響が出始めたのは今年中盤以降であり、逆に言えば生産計画は材料調達からやり直さなければならず、簡単には元に戻りません。
出来上がる商品はさらに後ろにずれる事になりますので、最終的な商品不足などが改善するのは最短でも2022年の夏以降になります。

また、ご承知の方も多いかと思いますが、部材だけでなく、物流についても同様の事態が発生しております。
昨年はスエズ運河の通行障害問題なども発生しましたが、今年に入り物流需要の回復と人不足が重なり、特に船便では単に輸送だけで無く中継港での荷捌きも滞っております。
今までの工場の停止に加え物流の滞りも重なった事で、所謂定番商品についても同じ状況が発生しており、定期的に入荷を行っているメーカー様でも予定通りの入荷が成されないケースが発生しております。

結論としては
「来年発売の新製品、そして現行品はかなり早く動いて頂かないと希望時期に商品が手に入らない」
「来年発売の新製品、初回数は少なめ、二回目以降の入荷に時間が掛かる可能性が高い」
「来年発売の新製品、一度欠品すると次回入荷には時間が掛かる可能性が高い」
と言う傾向がしばらくの間続くかと思います。
12月現在、すでに一部の製品は入荷見通しが3月以降の商品もございます。
ご購入の計画はお早めにお願い致します。

では、全体的な所から。

1、来年以降の傾向について
皆様ご承知かと思いますが、ここ二年、私達の生活は変化せざるを得ませんでした。
日々恐れのある中で過ごす時間はあっという間に過ぎ、二年目が終わります。
そして「以前の生活」は「以後の生活」となり、そのまま定着して「以後の生活」が「今の生活」となりつつあります。
一度見えていたゴールは見えていたようで向こう側に動き、もう半周ぐらい先になったでしょうか。

ともあれ、昨年末と違いワクチンや飲み薬などに動きはあり、私達は徒手空拳ではありません。
皆様の生活も「以後の生活」=「今の生活」への変化と共に、ご自宅で長い時間を過ごしやすいように変わっています。

そんな来年は、というより来年もですが「大画面を夜だけでなく昼間から普通に見ている」と言う状況が多くなる「デイライトシアタ―」という方向性が出て来るのではないかと思っています。
「デイライト・シアター」とは、ホームシアターのシステムを暗くして使用するだけで無く、日中も同じように使用するという考え方です。

ホームシアターにおいて「映画館の雰囲気」はとても大事な事柄ですが、大画面である事の利点を知る皆様からすれば「映画館の画面を日中でも使えたら……」とお考えになるのは当然ですし、逆にすでに大画面テレビをお持ちの皆様からすれば「次は音」とお考えになる方も出てこられるのはある意味当然です。
何方のアプローチにしても「デイライト」つまり日中「にも」使用できるようにするという到達点は同じものとなります。
もちろんお部屋を暗くすればどちらも本物のシアターになりますので、デイライトである事とシアターであることは矛盾しません。
さて今回の「デイライト・シアター」については複数のアプローチ方法があります。

一番大きなポイントは「スクリーンで行うのか、テレビで行うのか」です。
テレビとスクリーンの適正については状況により異なりますが、画面の大きさは概ね100インチを境として「プロジェクターとによる投射」または「大型テレビ」に分類されています。
現在はこの二つに超短焦点プロジェクター+耐候スクリーンと言う選択肢も増えました。
また、運用するシステムにより視聴距離が変わりますので、お部屋のどこまでシアターとして運用するのかにより大きさは変わります。
状況に寄りご提案は変わりますので、お部屋の図面など用意して頂き、ご相談をお願い致します。
では、全体的な部分はご連絡できましたので、次は個々の製品群です。

1、プロジェクター
まずプロジェクターです。

来年に関しては2つの動きを予想しております。
一つは高性能化です。
この点では昨年の予想が外れました、申し訳ありません。
JVC様がついに8K入力対応のプロジェクターを発売しました。

DLA-V9Rの様なE-Shift 8Kを使用した4K信号までの入力と8Kへのアップコンバートというあくまでも4Kとしての使い方であったDLA-V9Rに対して、ゲーム等で使用され始めた4K-120P、そして8K-60Pまで対応可能となり、レーザー光源も搭載したDLA-V90Rに至っては出力的に見ても有機EL並みの輝度と性能を誇ります。
性能的に見れば民生としてはほぼ極地まで達したと言っていいでしょう。

こうなると来年はソニー様、EPSON様など他メーカー様ですが、来年は動きがあるものと思います。
なお、EPSON様はすでに一部情報が出ておりますが、発売時期は未定です。
ソニー様に関してはPlaystation5の関係もあり4K-120に対応して来るかと思いますが、レーザー光源の搭載など色々な可能性があります。
ただ、現時点では情報がありません。
尤も何も動きがないとは思えませんので暫く情報をお待ちください。

もう一つの動きはプロジェクターの使用用途や性能の多様化です。
比較的入手が容易な機材について、単にプロジェクターである事からその先を見越した機種が増えています。

基本動作アプリケーション、または内部デバイス的にGoogle TVなどを組み込むだけで各種機能が容易に実現できる事になった事が最大の理由ですが、OSを組み込むことにより各種配信サービスに対して容易なアクセス能力を持つ事が出来、プロジェクター単体に複数の機能を持たせること、他の機材と連携して運用する事を容易にします。
また、サウンド関係に力が入ったものが多くなってきたこともポイントです。

投射方法も昨年の見通しの通り、通常焦点だけでなく短焦点や超短焦点など「どのように設置するか」「どういう使い方をするか」など、それぞれの皆様の使用目的に応じられるようになっています。
投射先も単に壁面と言うだけではなく、投射を行う壁面そのものへの工夫や耐候スクリーンなど「今までの映し方の先」についてそれなりに選択肢が出てきています。
特に昨年色々な理由で壁に映し「大画面である」と言う所でご満足いただいていたお客様には、私達としては「今のシステムからのグレードアップ」または「デイライト・シアター」「より本格的なシステムへのアップデート」など色々な提案が出来るのではないかと考えております。

なお、プロジェクターで4K放送を含むテレビを受信する事については、BDレコーダーなどを追加する事で対応可能となり、アンプやアクティブスピーカーを組み合わせる事で各種音楽サービスにも対応できるようになります。
来年以降、多機能なプロジェクターは単に大画面を映し出すだけでなく、様々なメディアのコントロールを行う「ご家庭の中心」として成り立つ方向に変化しつつあります。
来年以降機材の導入をお考えの方は機材の多様性、そして幅の広がった設置性も選定ポイントとなるかと思います。

なお、フル4Kクラスの本格的な機材は映像を投射する機能以外はすべて別手配になります。
具体的には音声と入出力をコントロールするAVアンプを用意し、それぞれの機材を接続します。
Bluetoothなど別の方法がないわけではありませんが、どちらかと言えばイレギュラーな方法となりますのであまりお勧めしません。
この辺りの接続方法については別途ご相談下さい。

2、テレビ
テレビに関しては「視聴時間の増加」「大画面化」と言うキーワードとなるでしょうか。
そして「物理的な制約」もキーワードになるかと思います。

テレビ本体ですが、先程のプロジェクターで言う性能の多様化はすでにテレビでは成されております。
それでいて1インチ当たりの価格は昨年よりさらに下がっており、結果として適正な価格帯となるサイズの価格が下がり、もう一回り大型のテレビと言う選択肢もより強く見えてきております。
サイズに関しては液晶では最大86インチ、有機ELは83インチと言う大きさが出来上がり、液晶については性能の向上も著しく、既存のLEDバックライトからマイクロLEDとなる機種も出始め、部分的ではありますが有機ELに近いコントラストも出て来るようになりました。
また、昔からのホームシアターユーザー様は、テレビの画面が「現実的な価格で」オーバー80インチまで届く所まで来たとお感じになる方もいらっしゃると思います。
マイホームシアター100

もちろんスクリーンにはスクリーンの味があり、テレビにはテレビの画がありますが
「スクリーンの代わり」と言う目的は十分果たせるようになりますし、現時点では、と言う条件は付きますが80インチで8Kを手に入れるにはJVCのDLA-V系機材かシャープまたはソニーのテレビしか選択肢がありません。
そんな意味で色々とご判断をされる方も多いかと思います。
一昨年、昨年にお手軽な大画面を導入されたお客様の視点から見ても「やはりテレビだ」とお考えになるケースも出て来るかと思います。

テレビ系機材最大の利点は「お昼や日の光の入る状況でも大画面に対応できる」事にあります。
ご自身の設置場所に合わせ、どのようなシステムを組み、または日中も含めたシステムを組む事になります。
大型テレビは搬入方法や設置に制約があり、プロジェクターは投射距離の問題があります。
超短焦点+耐候スクリーン(組み立て式はかなり小さくなります)は2Wayシアターと言う形にはできません、
弊社では個々のケースで状況をお伺いしたうえで、それぞれのシステムに対応させて頂きます。
「大型は無理かな?」とは思わず、一度ご相談をお願いします。

来年の見通しについてはここで一度一区切りさせて頂きます。
最後に来年の横浜店「プレミアム・シアター」についてご案内します。

来年は横浜店のシステムが一気に拡張いたします。
惜しまれながら閉店させて頂いた横浜アバック座の跡地ですが、現在横浜点の「プレミアムシアター」として3つの新しいシステムを構築しております。
今の所、お見せできるのは二部屋。
すでにご紹介させて頂いたRoom3 Storm Audio 11.1.4CH ウルトラハイエンドシアターですが
【横浜店】プレミアム・シアタールーム稼働開始。Storm Audioの常設設置を開始しました!
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211213

基本的にハイエンドのシステムをご所望の方がベースですが、パネルスクリーンってどんなものなのだろう?とか、お部屋の状態は?と言う形でも対応はいたします。
本格的な、且つ防音で制限なしの状況を体感できるのも魅力です。
そしてこちらが本邦初公開、Room2のシアターシステムです!


Room2はKEF REFERENCEをフロントにセットしたテレビシアターです。
来年より稼働を開始する予定でございます。

取り急ぎ、今年のブログはここまでとさせて頂きます。
年末企画としてGenelecの実験について書かせて頂きました。
お楽しみいただければ幸いです。
来年もよろしくお願い致します。

関連記事一覧

最新記事