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【アバック横浜】Eversolo DMP-A10のレビューを書かせて頂きます。DMP-A8より「一回り上」を目指したフラッグシップです。

アバック横浜 渡邉です。


アバックプロデュースの「ホームシアターファクトリー」各商品は、アバック各店舗・通販でも発売中です。
ホームシアターファクトリー 製品一覧
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お部屋の香りに拘ったシアターアロマスポットライトとサイズ互換のボックス付き埋め込みスピーカー大型のプロジェクターも吊り下げ可能な金具からアウトドア「岩」スピーカーまでいろいろあります。
こちらも合わせてご参照ください。

本題です。


さて、EVERSOLOのDMP-A10・DMP-A8の両機種が店舗に届いて数日となりました。
ご試聴のイベントについてはご好評を頂き、たくさんの方にご試聴頂いております。
そして試聴が難しい皆様には今回のブログでDMP-A10について私なりの「レビュー」を上げさせていただきます。
比較対象機種になるDMP-A8についてはこちらのブログに書かせて頂きましたので、ご参照ください。

【アバック横浜】Eversolo DMP-A8。多目的で柔軟なシステムと接続システム、そしてAKサウンド。AppleMusicまで対応した魅力いっぱいなストリーマーです。

https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20240524
では、始めます。
その1、本体について

まず本体についてですが、DMP-A8はカクカクっとした所謂「四角い」筐体だったことに対して、かなり複雑な形に変わっています。
特に差があるのは両サイドで。斜めに切り落としたデザインの先には放熱フィンが並んでおります。

それでも正面や側面は、キッチリとした面で構成され、ぱっと見放熱フィンは見えないようなデザインになっており気には鳴らないのですが、放熱効果はかなり高いと考えられます。
この辺り、正直DMP-A10は動作中もそんなに暖かくはならないのですが、デザイン的には将来的に組み合わせを予定しているAMP-F10と共通のデザインにまとめている所かなと言う印象です。

機材を正面から見ます。
DMP-A10から追加された電源ボタン、そして並べてみると思った以上に差を感実6.5インチの液晶、そして本体の特徴と言って良い円形液晶を入れたボリュームコントロール。
特に液晶の大きさはDMP-A8より一回り大きく、画面の直接操作を行うときにとても便利です。

もちろんアプリ(検索機能などはだいぶ良くなりましたがまだ発展途上かなと思います)での動作やスマートフォンの同一画面もあるのですが、反応が早い事もあり、かなり便利だと思いました。
もう一つ、ボリュームコントロールの部分に設置されている円形の液晶ですが、これは設定からいろいろと変更が出来ます。

音楽ファイルにカバー情報が付いていると、まるでレコードの様にボリュームの中でカバーが回す事が出来ます。

で……実際にいろいろつかっみたのですが、最終的には時計に落ち着いております。

モダンなデザインとシックなデザインの2つがありますが、私はシックな黒ベースのデザインに好感を持ちました。
次に背面です。


DIGITAL OUTにはOPTICAL、COAXIALが各1、USB3.0-Aが2つ、上がOTG(メモリーカードリーダーやUSBメモリ用)下がUSB AUDIO OUTになっています。
DIGITAL INにはHDMI ARCとCOAXIALが2つ、USB2.0(AUDIO IN)、OPTICALが2つ用意されれています。
サンプリングレートはPCM 768K、DSD512をサポートまで、HDMI ARC(Audio Return Channel)入力を装備しており、システム的にはHDMI ARC対応テレビやプロジェクターなどの表示機器に接続できます。
テレビ放送や配信系のコンテンツから音声信号を分離してDMP-A10 に転送することができ、より高品質なサウンドをテレビに提供します。
但し、Dolby等音声のデコードはサポートされていませんので、音声出力はPCMになります。
USB ポートは最大DSD512ネイティブおよびPCM768@32ビットをサポートし、光ポートと同軸ポートはDSD64(DoP)、PCM192@24bitをサポートしています。
ANALOG INにはXLRの入力が1系統、RCAのアナログ入力が2系統、ANALOG OUTはXLRが1系統、RCAのアナログ入力が1系統+サブウーファー端子がLR備わっています。
DMP-A8と比べると入出力についてはアナログ入力が2系統に増え、新規にサブウーファー端子がLRそれぞれ1つずつ追加されており、A8とA10の大きな差になっています。
また、もう一つ大きな変更点として光LANの装着に対応できるようになり、よりノイズの少ない配信系素材への対応が出来た点は(まだ光LANまでのハードルは若干高いのですが……)は「より高性能」を追求したコンセプトの通りだと思います。
後はトリガー端子が追加されています。
唯一無くなったのはI2S端子ですが、これは利用者が少ない事から廃止されたのだと思いますので、やむを得ないのかなと……。
なお、残念ながらBluetoothとWifiは使用不可との事ですが、実際の使用では基本的に有線LANでの接続とAirplay、スマートフォンやタブレット側は同じLANにぶら下がっていればいいと言う事もあり、あまり不便は感じませんでした。
また、細かい所ですが本体の大きさに余裕が出ている事で、DMP-A10の方が太いケーブルを取り回ししやすくなっています。
そして本体裏。

本体裏面はSSDが2基搭載可能な仕組みになっており、冷却フィンも付いた実用性のある構造になっております。
現時点では最大4TBまで増設可能となっております。

その2,次はDMP-A10の(ではなくなりましたが……)ルームコンディショニング機能について

基本的にはこの画面から下段の真ん中ぐらいにある「Room Co…」を押して始めます。

DMP-A10にはマイクロフォンが付属しています(DMP-A8は別売です)ので、こちらを使います。

調音は左右の位相とインパルスを整えるタイプのDIRACの様なシステムで、調音後は少し音がすっきりとし、キレが良くなった印象です。

その3,最後に肝心な音についてですが……。
この2機種、DAC周りに差があります。
まずDMP-A8はDACとしてAK4499EXEQを採用し デジタルデータコンバータ AK4191EQ と組み合わせています。


これは所謂VELVETSOUNDの最新システムとなりますが、実際に流れる音は中低音の綺麗な音の繋がりと温かみのある音色というまさに「AKの音」であり、北九州の工場火災以来あまり聞く事の出来なかった独特な音と言うのが率直な印象です。
そしてDMP-A10になりますが、実際の音を聞いてもDMP-A8に「より高性能」を追求するのはなかなか骨が折れたのではないかと思います。
実際、DMP-A8は正直十分な性能を持っていますので……。
結果としてEVERSOLOはDMP-A10のDACにES9039PRO、デジタルコンバーターにAK7739を採用すると言うESS+AKのハイブリッドな構造になっています。


ES9039PROについてはES9038PROとはパッケージ構造こそ同じですが、HyperstreamがQuad構造となりHyperstreamⅣとなっている点、プログラマブルFIRフィルタを搭載しており、よりハイエンドなユーザーへの対応能力を追加したモデルになっています。
この辺も差かなと思います。

では、ここからは実際の音です。
収録方法はIphone16の空気録音・空間オーディオとなります。
まずはDMP-A8から。
1曲目は「ドゥオール_ブラームス「ハンガリー舞曲集」より 第1番ト短調」192kHz 32Bitです。

高音部分は「鳴り響く」と言う訳ではないのですが、高音・中音・低音のそれぞれが1本のひもの様に繋がっており、高音では音の繊細さ、中音から低音の膨らみと連続性を感じます。
繊細な音故に高音部分が尖るわけではないので、結果としてちょっと温かみのある音はまさに「AKのベルベットサウンド」であり、久々のAKだなあと思っていた通りの音がしています。
2曲目はちょっと変わったお勧め曲、Vtuber hololive-ID Ayunda Risuさんのyoutube音源「ALiCE&u」です。

Ayunda RisuさんはVtuberの中でも非常に歌唱力のある方で、綺麗な高音の歌声と深みのある低音、ビブラートの様な震えに近い幅広い音域を淀みなく切り替えながら両立が出来るとんでもない歌声(まるで『セリーヌ・ディオン』様と言う評があったりします)を持つ、主に英語やインドネシア語、日本語で活躍されている方です。
この曲にも英語と日本語が混じっています。
DMP-A8では高音のビブラートの様な部分が曲の中でうまーく繋がっており、中音部分の柔らかさもうまく強調され、全体的に綺麗で良くまとまった楽曲になっています。

今度はDMP-A10です。
「ドゥオール_ブラームス「ハンガリー舞曲集」より 第1番ト短調」192kHz 32Bitです。

実際に聴いて頂くと差は明らかです。
A8と比較しても高音部分は明らかに澄んだ音になっており、ピアノのタッチする瞬間の硬質な音色、指を抜いた後の残響を加えた音の伸びが顕著です。
どの音も形がクッキリしており、音そのものが「立つ」と言う言い方をすればいいのかなと言う印象です。
この辺りの変化は所謂ESS系らしい音色の特徴がそのまま出ている印象でした。
そして驚いた点として、中音から下の部分については単に硬質な音ではなく、どちらかと言えばAKの持つしっかりした音の連続性や柔らかさ残っていたことです。
高音部分はESS、中低音のしっとりさはAKとお互いの良い所が出ている気がします。
この辺りの調整はかなりしっかりとした調整が行われていたのだろうなと思いました。
次、Ayunda Risuさんの「ALiCE&u」です。

こちらは一見DMP-A8の方がまとまっていて良く聞こえるのですが、よく聞いてみるとやはり高音部分の透明感が一回り澄んでおり、先程書かせて頂いた高音のビブラートと直後のささやく様な声、その直後に聞こえる甘い歌声(とんでもない技巧です)と響きがどの音も綺麗に分かれており、全体的に立体感が増していて実際の場でも明らかに奥行きが変わります。

これ以外にもオーケストラ系の曲をいくつか聞きましたが、DMP-A8は管楽器(特にホルンやバイオリンの様な音そのものと残響が出る楽器で顕著です)の特に中音部分が繊細に響き綺麗でそれぞれの音がよくまとまった音に聞こえ、対してDMP-A10はDMP-A8の繊細さと中低音の連続性を残しながら、特に高音から中音にかけての透明感と立体感が増すと言う印象は変わりませんでした。

最後にDMP-A10の全体的な評価になります。
大前提として、DMP-10の元になるDMP-A8は悪い機材と言う訳ではなく、むしろAKサウンドのインパクトもあり、レベルの高い機種です。
そしてDMP-A10は「DMP-A8のもう一回り上」を狙うと言う、なかなか難しいとレベルを目指した機種であると言えます。

この問題に対してEVERSOLOの開発陣はDMP-A10にES9039PROとAK7739を組み込むハイブリッドな回路構成を採用し、レベルの高い電源、徹底したノイズ対策など、細かい部分のアップデートを組み合わせる事で、感覚的な部分が大きい高音部分について透き通るような伸びと立体感、それでいて中から低音にかけての綺麗な音の繋がりを得る事が出来ました。
出来上がった機材のお値段は実売70万円オーバー。
決して安いとは言えませんが、出来上がった音はおそらく100万円超の機材と同じレベルの音であり、LINN、DELAなどのハイエンドミュージックストリーマーと同レベル以上になるかと思います。

特にSSD2基搭載、Andoroidをほぼ丸々搭載しつつAndoroidの音声への干渉を外して自社独自回路で運用させるという発想、それに伴うグラフィカルインターフェイス、Amazon MusicやApple Musicへの対応を行うなど、他の機種から見て根本的なレベルで作り直さないと追いつかないハードウェアレベルの差が生じており、肝心の音についても既存のシステムの組み合わせの結果、明らかに超えている点も多くあります。

最終的な結論としては、価格ライン込みで考えればDMP-A8もDMP-A10も「価格に見合わない、馬鹿馬鹿しいほどのハイコストパフォーマンス機」と言っていいのではないかと思います。

DMP-A10については3月末まで税込み¥770,000の特別価格となっております。
パッと買ってくださいと言う商品ではないと思いますが、下手に100万円超のミュージックストリーマーを購入するよりこちらの方が良い機種になるのではないかと思います。
大容量のSSDを用いたオーディオプレーヤーとしてだけでなく各種ストリーミングサービスのコアとしても十分使用できる機材であり、オーディオシステムだけでなくホームシアターのシステムに音楽用として組み込んでも面白い機材になるかと思います。
大型テレビにちゃんとしたDMP-A10とプリパワー分離可能なワーアンプを繋げば、レベルの高い音楽生活が出来るのではないでしょうか。

今回の展示は非常にたくさんのお客様に試聴をして頂きました。
ありがとうございます。
展示は2月9日(日)で終わりますが、以降もご購入希望のお客様には都度、デモ機の貸し出しなどの手配を録ります。

では、ご連絡・ご相談をお待ちしております。

なお、今回ご紹介の商品は地方の皆様も通販サイトからの購入だけでなく、アバック横浜へのメール・お電話で機材設置も含めご相談の上で購入が可能です。
支払方法は振込やクレジットカード、Webクレジットとなります。

お問い合わせはこちらから。

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弊社は2023年8月25日をもちまして創業40周年を迎えることができました。
この節目を迎えることができましたのも、これまでご愛顧いただいた皆様からの
多大なるご支援の賜物であり、ここに改めて深く感謝と御礼を申し上げます。

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