ショップ
ブログ

【横浜店】SONY新プロジェクター「VPL-XW7000」「VPL-XW5000」到着しました!この画は既存の「プロジェクター」への印象が変わります。

横浜店 渡邉です。

まずはご案内。
今お持ちの機材からの買い替えで「下取りUP」が適応されます。


また、下取商品については「買替の為の下取」「弊社購入の商品」などの条件により買取の数字が上がります。
商品購入と同時の下取がお勧めです。
なお、現在機材関係は入手に「想像以上に」時間が掛かっております。
お早目の相談をお願い致します。

さて、本題です。

ソニー新製品「VPL-XW7000」「VPL-XW5000」の店頭展示機分が到着しました。

SONY VPL-XW7000
https://www.sony.jp/video-projector/products/VPL-XW7000/
SONY VPL-XW5000
https://www.sony.jp/video-projector/products/VPL-XW5000/
XW5000は店頭展示分は白、プレムアムシアター No3用として黒を用意しております。
開封動画はこちら。
まずはVPL-XW7000

まず最初の印象は「軽い!」です。
箱自体が軽く、実際の機材も取り廻しを見て頂くと分かりますが、容易に扱えます。
VPL-XW5000

 

本体の写真などは前回のブログで取り上げておりますが、今回は動画で出ております。
【横浜店】ソニープロジェクター新機種「VPL-XW7000」「VPL-XW5000」登場です!現実に即した高パフォーマンス機になりました!(2022.9.4情報更新)
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/202200809
参考に別の所の写真を上げておきます。

レンズの差、XW5000の「手動」レンズシフトがご覧いただけるかと思います。

設置が終わりました。

VPL-XW7000の実機を見るとVPL-VW875よりはレンズ口径が小さく見えますが、一番前のガードから内側の構成レンズの大きさに大差はなく、VPL-VW700/500系統とは明らかにレンズの作りが上です。

特に500系統の非球面レンズの様に中央部分の屈折率を変えている作りではなく、ちゃんとした面で作り出されているところが「無理のない」設計の様に見えます。
正直な所VPL-VW875にはちょっと届かない印象ですが、VPL-VW500系統とは一線を画す性能です。
VPL-XW5000については思ったより大きな有効面積を持つレンズに見えますが、機能的にはVPL-HW系と同じレンズの様です。

次に肝心の画です。
今回からカメラが変わっており、慣れておりません。
結果として解像度低め+動作カク付き+若干私の鼻息が入っておりますが、この辺りは速報ベースで後日修正します。
マイクの位置は大事です……。
ご留意ください。
まずはBD「ハウルの動く城」を使用します。
敢えて最初に出すのはBD再生時におけるVICTORとの考え方の差がとてもわかりやすいからと言う理由があります。
比較はVPL-XW7000VPL-XW5000、そしてXW7000に価格帯の近いDLA-V80Rです。
最初にそれぞれの機材でタイトル画面を出してみます。
少し突っ込みを頂いておりますが、3機種共画角以外はいじらないで投射しております。
色温度6500kです。

どれがどれだかわかりますでしょうか?
上からVPL-VW7000、VPL-XW5000、最後の画はVICTOR DLA-V80Rです。
ちなみにXW7000の画面が光って見えるのは嘘ではなく、150インチ全面がしっかり光を反射しており、もはやスクリーンには見えずテレビのように光るからです。
今回のソニーのプロジェクターはVICTORと比較した場合、映像の「方向性」がまるで異ります。
写真ではDLA-V80Rの画の方が色が浅く見えているのではないでしょうか。
元の色温度自体違いますが、さらに大きい差として色の「出方」がまるで違うものになっています。
傾向としてはXW7000、XW5000は元の「テレビ」の映像を出来る限りそのまま映し出しておりDLA-V80Rは元の「テレビ」の映像や情報量を最大限に生かして「映画」に見せる様な画作りをしています。
もう一つ、VPL-VW7000の方がXW5000に比べ全体的にフォーカスが良く、文字部分の描画に差が出ています。
この辺りはレンズの差がストレートに出ています。

次に動画です。
まずはVPL-XW7000です。

印象としては「まるでテレビ画面」です。
もはやスクリーンっぽいところはどこにもありません。
ここまで書くとDLA-V90Rでも同じ表現になるのですが、DLA-V90Rは「パワーと情報量の塊」という意味合いですが、あくまでプロジェクターです。
VPL-XW7000は3200lmのパワーを映像の濃さや色に割り振り、大きなテレビとしてとらえつつテレビが持つ「発色や立体感、スムージング」を重視しています。
特に動作の滑らかさ、色の力強さについては同じような「強さ」を持っていても、表現の方法がまるで違いました。

途中に出てくる水の透明感は秀逸であり、BDのはずなのに奥行きはUHD-BDと言って良い程の画像です。
アップコンバートをしているのでしょうが、映像もスムーズに動きます。
何と言えばいいのでしょう、この150インチ「テレビ」感。
ちなみに当店の壁面はガラス張りになっており、通路側から見る事が出来るのですが、本当にでっかいテレビですね、これ。


原色系の発色や動きの良さ、中間画像の処理については今回から搭載されたX1 Ultimateチップの変更でなのでしょう。

ここまで出来てしまうのかと驚きました。
静止画で画面が全体的に明るいのは「画面全体ががつっり光っているから」であり「力押し」を地で行く発色や彩度・濃度を示しています。
次にVPL-XW5000です。

実機を見るとレンズは「HW」系の様に見えます。
まあ、レンズはスペックダウンとお考えになる方も多いかと思いますが、おそらくそうでもないはずです。
この手の技術は以前のブログで紹介した
「縮小しつつ同じ性能=価格低下しても性能はほぼ同じ」
と言う技術革新による価格低下と言う事例から外れる事はありません。
先日のブログでご紹介した通り、20%近く小さくなったSXRD、光学ユニットなどの点から考えれば、レンズは小さくしても同じレベルの性能、レンズシフトについて
もプロジェクターと言う機材の「おおよそ100-120インチまでの現実的運用」と言う視点で考えた場合、事前計算して置けば問題はありません。
そもそもレンズシフトってそんなに頻繁に弄る物か??という、根本的な疑問もありますが……。
デバイスのシュリンクによる低価格でも高性能化という、DLPデバイスではある意味当たり前な進化と同じことをフル4Kで行っていると言う所です。

実際の画については傾向自体はXW7000と同じであり、強烈な発色で全体の構成は全く同じなのですが、XW7000と比べるとほんの少しですが全体的に白が目立つようになり、静止画では発色も少し薄くなります。
但し、暗くした場所であれば動画の点ではかなり似通った画となり、発色や黒の深さも問題はありません。
今回プロジェクター以外の条件は同じですが「これが2000lm?」と言いたくなるほどの発色の良さです。
参考までにDLA-V80Rになるとこうなります。

色が薄く感じるかと思いますが、実際に見ていると悪いと言う事はありません。
これは両メーカーの「方向性」が違う事が理由であり、両機種の「差」ではないことを先にお話しておきます。

JVC/VICTORの場合、同じ画を映画的に表現しようとしますので、穏やかで緩やかな色階調で出来るだけ画の情報量を引き出した物が「平面上」で完結します。
言い方を変えれば、DLA-V80Rで表現されるのはVPL-XW系の様に「テレビの様にくっきりはっきり」ではなく、それぞれの色の階調感と平面としての情報量を最大限に表示します。
また、今回の素材はBDがソースであり、色幅や解像度情報がない以上、裸眼立体の所までスケールアップをする必要は無く「映画のスクリーンで見たハイビジョンクラスの映像」と言う処理の方法は間違っていないと思います。
ここまで来ると機材として単純な比較をするべきなのか、すべきでないのか少し迷うレベルです。
次はUHD-BDーHDRです。
定番の「8K SKYWALK」を使用します。
VPL-VW7000です。

「JOKER」
VPL-XW7000

VPL-XW5000はこちら。

2022.8.28:実写動画  Awaken(Imdb)追加 VPL-XW7000です。
※SAMUSAのようなイメージでお考え下さい。

DLA-V系とは明らかに違う画、やっぱり「テレビ」と言う印象です。
実際の感想として、DLA-V系と比べ情報量はどうしても少し甘く見えますが、発色の良さ、立体感の出し方は明らかに上であり、発色とくっきり感は「テレビ」の処理のように思えます。
色合いや質感はシーンによって異なり、VICTORと比べ明らかに生々しく感じるシーンと色がベタ塗りに見えるシーンがどちらもあるという所でしょうか。
実は、このあたりちゃんと考えてあり、映像モードを「リファレンス」に変更します。

淡い色、しっかりしたフォーカス・・・・・・うん、昔のソニープロジェクター……に似ているんですが、落ち着いた色合いとトーンはそのまま、7000のパワーで全体の明るさが底上げされた印象です。
この点はとても大事な所だと思います。


詰る所、今回のVPL-XW系の各機種は、程度の差こそあれ映像処理を含めた調整能力が所謂「リファレンス」で作成されるソニーのプロジェクターらしい画質から、まるでBRAVIAそのもの様な「テレビ」のそのものと言える画質まで、所有者の意図に合わせて調整が可能な幅を持っていると言う事になります。
最適な映像へのアプローチを考えても、リファレンス側からBRAVIA方向に寄せるという方向とBRAVIA的なシネマ1からリファレンスの方向に寄せるという方向の
どちらからも対応可能です。
このような「視点」は既存の「プロジェクター」という枠や視点だけでは目が届きにくいところです。
主力商品としてテレビと言うアイテムを持ち、映画コンテンツ自体も所有するソニーらしい、広い意味でのマーケティングや経験、そしておそらくここ2-3年の状況を見た結果からこのような「仕様」が導き出された様に思えます。

特に3200lmのVPL-XW7000は暗室にするとテレビの画が「濃すぎる」と感じる程しっかり色が出ており「現状150インチのテレビなんて存在しない」という知識の前提条件がない限り、周囲が暗い条件で見た時VPL-XW7000の映像を「でっかいテレビ」と思われる方は多いのではないでしょうか。

まだお伝えする事はあるのですが、発売日速報レベルの印象としてはこのような所です。


さて、明日よりフェアと言う形で常設が始まりますが、今回に関しては特にお近くの方はぜひ店舗にて見て頂く事をお勧めします。
見て頂いた後では恐らく既存の「プロジェクター」という概念が少し変わるのではないかと思います。

また、日々こちらのブログを見て頂いている地方の皆様。
今回の新機種もすぐに実機を見て頂くことがなかなか難しいと思いますが、スタンスとしては「特にXW7000は通常スクリーン・若干の明るい場所でも本当に『濃いテレビ』が実現できるプロジェクター」「XW5000は暗室にして頂く事で同じスタンスで見て頂いてよいレベル」としてブログを見て頂き、VICTORの紹介ブログもご参照頂いた上で「発色の違い」「明るさ」「鮮やかさ」「色の濃さ」を違いとして見て頂くとよろしいかと思います。
また、VICTORの8K60Pを実現する「究極」に比べ、VPL-XW系は4K60Pまでという制限がありますが、その分「実用的な面」そしてテレビとしての運用からプロジェクターとしての運用だけでなくその「中間」も狙える、かなりの調整幅を持っている機材と考えてればと言う所です。

尤も今回の機種は「プロジェクター」と言う商品の概念が少し変わるほどのインパクトを持つことから、今回の様な言葉や動画だけではすべてを表現する事は難しいのが本音です。
もしご購入の検討をされているお客様には可能であれば、最終的なご商談も含めメールでの問い合わせや横浜店まで見に来ていただくことをお勧めします。


最後に大きさと重さ、そして価格ですが、詳細はページを見て頂くとして、実機の設置では寸法としては概ね既存のVPL-VW系の機種と同じ大きさですが、VPL-XW7000は写真の通りレンズシフトなどの機能の関係で若干奥行きが増えます。
次に価格、VPL-XW7000がDLA-V80Rと概ね重なる価格帯です。
レンズ的には7000の方が上の様に見えますし、ネイティブコントラストはV80Rの方が上、明るさと発色は7000番が圧倒、解像度や情報量はV80Rの方が上と言う形になります。

次にVPL-XW5000はDLA-V70Rよりは少しお安く、既存のVPL-VW575の発売時販売価格と同じレベル、但し、レンズ口径は小さくなり、レンズシフトは手動です。
性能と機能に差が出る事をご留意管ください。
現時点ではテレビのような使い方として考えればXW7000やXW5000、あくまで「映画」と言う点に拘ればDLA-V80/90Rをお勧めする事になりそうです。
今後のお問い合わせについてはメールなどでお送りください。順次可能な限り対応をさせて頂きます。

で、最後に……。


はい、VPL-XW7000で話題のアニメ「リコリス・リコイル」のオープニングを流してみました。
(2022.08.28:撮影直し再アップしております。)
当然テレビとしての綺麗さが求められるのですが……これ、150インチですよ……横は3m超。
キャラがパンして行く所で若干カクついておりますが、ガンアクションシーンの場面などは全くノンストレスで動いております。
色の深さ・発色、黒、すべてが既存のプロジェクターとは違います。

他にも、先程のハウルの動く城の青、カリオストロのオープニングの海の色や朝焼け、ラピュタの飛行石の透過光。
「これはジブリ見直しだ」「BDの画質がとんでもなく良くなっている」などなど。
どれもちょっと信じられない映像でした。
そのまんま超大型テレビです。
実感としてVPL-XW7000・5000はアニメユーザーとっては「神機」になるかもしれません。
それではご連絡をお待ちしております。

なお、当店では現在来店に事前予約を取らせて頂いております。
来訪をお考えのお客様は是非事前予約をお願い致します。
なお、連絡なし飛び込みの場合、店舗の人員状況に寄りお断りせざるを得ない場合がございます。
最後に実際のご相談方法についてですが、一番簡単なのはメールです。
お近くの店舗はそれぞれ問い合わせ用のメールアドレスがございます。

横浜店の問い合わせはこちらから。
また、担当者指名のメールなどは店舗の紹介スタッフ紹介からそれぞれのアドレスにメールを入れて頂ければ対応いたします。
横浜店 スタッフ紹介はこちらからとなります。
★★★横浜店では定期的な換気を行いながら感染予防対策を徹底しております★★★
★★三密とお客様同士の重複を避ける為 事前のご予約をオススメしております★★

ご来店予約は上記のナバーをクリックください!
先程のStorm AudioやGenelecのパワードスピーカーサラウンドなど、横浜店のみが持ち合わせておりますプレミアムシアターのご案内をさせて頂きます。

アバック横浜店では今回ご紹介したプレミアムシアターROOM1を含めROOM3まで全く違う3つの極上シアターが稼働中です。

パワードスピーカーで構成された5.1.2ch構成による圧倒的なパワーが部屋を埋め尽くすRoom1。
【横浜店】プレミアム・シアタールーム Room1 OPEN!
https://corp.avac.co.jp/news/20220218ROOM2は「音楽とデイライトシアターの融合」をテーマに7.1.4CHをベースにピュアオーディオを直列繋ぎでシステムを組み込んだ上質なお部屋。
【横浜店】プレミアム・シアタールーム Room2 OPEN!
https://corp.avac.co.jp/news/20220104
そしてRoom3は民生ホームシアター最高峰の一角「StormAudio」を使用し、Monitoraudioの11.1.4CHシステムを構築しております。
【横浜店】プレミアム・シアターROOM3稼働開始。Storm Audioの常設設置を開始しました!
http://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20211213
それぞれ機材準備がありますのでご予約制です。
よろしくお願いします。

******************************************************
株式会社アバック横浜店
https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html
ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町3-8-13 TK関内プラザ1F
TEL  :045-228-9881
メール:yokohama@avac.co.jp
***************************************************

 

 

 

 

 

 

 

関連記事一覧

最新記事