【横浜店】JVC DLA-X770RとDLA-V7。世代の差はどうでしょうか？

横浜店　渡邉です。

今回は短めです。

先日、JVC DLA-X770RとDLA-V7の比較展示を行いました。
思いのほかお客様にご来訪頂き、地方の皆様からもお問い合わせが多く届きました。

よくよく考えれば、DLA-X系の機種から現行のDLA-V系の機種に移行する事は、JVC系のユーザー様では最初に考えられることです。
もちろん、機材の大きさの問題はあり簡単にと言うわけにはいきませんが、逆に言えばその問題さえ乗り越えられれば「JVCでリアル4K」という大きなステップアップが出来ます。
そんな時に今回のイベント。
じゃあ、実際に見てみたらどうなるんだろうか？と思われるのは当然です。
そこでイベント自体をお送りする事は出来ませんが、特徴的な部分から違いをお見せしようと思います。
まずは動画です。
150インチの同一条件、同一カ所でDLA-X770RとDLA-V7の動画を映してみました。
ソフトは8K SKY WALKのオープニング、Xpedia XZ3 4K30Pで撮影し、フルハイビジョンまで落としております。
DLA-X770R

次にDLA-V7

流してみて頂くとお分かりかと思いますが、立体感はDLA-V7の方が明らかに優れていますが、各部の輪郭の強さや色そのもの濃さはDLA-X770の方があるように見えます。
しかし、この東京タワーをよーく見て頂くと。
 こちらがDLA-X770R

そしてこちらがDLA-V7

実は濃いのではなくて、DLA-X770Rの方が一つ一つの線が太いんですね。
DLA-V7の方はちゃんとフレーム構成になっているのがわかりますが、DLA-X770Rは一つ一つの粒が大きいので最小分離閾まで届かなくなる部分はそのまま平面の映像になるという所でしょうか。
結果として色が異なっているはずの赤部分を作りだす点が集合体のように見えてしまい、立体感が無くなります。
このような違いを一カ所一カ所で見ていくとまるで粗を探す様に見えるのですが、この一カ所の部分がいくつも集まると全体の立体感が無くなっていきます。

結果として画面全体で見ると差は大きくなり、DLA-X770Rは「平面の4K映像」に、DLA-V7は「奥行きのある4K映像」になります。
同じ色の部分が多い分、色自体は若干DLA-X770Rが強めなのですが、階調感を大きくとるためにはっきりさせた部分があります。
逆にDLA-V7は映像を見る限り一見すると色が薄く見えますが、よく見て頂くと明るいところの色と暗いところの色のそれぞれピークは770Rと変わりのないものになっています。
画の作り方がが変わり、リアル4Kだからこそできる階調表現を丁寧に行う映像に変わっていると言う事になります。
いかがでしょうか？
簡単ですが、DLA-X系の機材とDLA-V系の機材の差をご紹介しました。
今回は概ね同一クラスの機種になりますので、機材の作りがそのまま差になっています。
機材を変えると見る世界も変わります。
置き場所を少し整理して新型を導入して頂くとその後の時間の質がかわります。
ご検討いただければ幸いです。

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