マイホームシアター687
130インチスクリーン6.2.5.7ch 18.2ch Storm Audioシアターシステム(既存)
施主情報:東京都I様邸
担当:渡邉(アバック横浜店)
インストール:渡邉(アバック横浜店)
今回ご紹介の施工例は、民生品のサラウンドシステムとしてはほぼ最大級のシステムを導入したホームシアターです。
「既存のピュアオーディオ+AVアンプのイマーシブオーディオシステムをベースにAuro3Dを完全に再現できるシステムを導入したい」というお話をお受けし、既存+追加スピーカーでStorm Audioのマルチスピーカーシステムを組みました。
チャンネル数はベースレイヤー(通常のサラウンドスピーカー)がセンタースピーカーなしの6ch、サブウーファーが2ch(追加用2chスタンバイ)、ミドルレイヤー(ハイトスピーカー)はフロント3ch、リア2chの5ch。トップスピーカーとして既存の埋め込みが4chに2ch追加し、さらにVoice of The Godと呼ばれるトップスピーカーを1ch追加。
6.2.5.7ch構成の18.2chが完成致しました。
18ch構成に伴い、Storm Audioのプリアンプは8chアナログXLRを追加し24chに拡張しております。
「空間すべてが濃密な音で埋まる」と言っても過言でない、理想且つ至高のサラウンドシステムが完成致しました。
建築タイプ | 戸建て住宅 |
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部屋の形状 | 専用ルーム |
スクリーンサイズ | 130インチスクリーン |
サラウンド数 | 18ch(6.2.5.7) |
機材リスト
スクリーン:SEP130HKWF203(既設)
プロジェクター:JVC DLA-V7(既設)
ピュアオーディオ部 プリアンプ:Mark Levinson No32(既設)
ピュアオーディオ部 パワーアンプ:LINN KLIMAX SOLO 2基((既設・フロントLR)
ピュアオーディオ部 ネットワークプレーヤー:KLIMAX DS/3(既設)
LANアイソレータ・スイッチ:Ediscreation Silent Switch Standard + Fiber Box2 Standard
AV部プリアンプ:Storm Audio ISP16 ANALOGMK2+8ch Analog Upgrade
AV部パワーアンプ:Storm Audio PA16MK2(フロントLR以外)
プレーヤー:パナソニック DMR-ZR1、Apple TV 4K(既設)
■スピーカーシステム■
フロントスピーカー:Piega Classic80.2(Phantom:センターレス)
サラウンド:Piega AP1.2AB 2基
サラウンドバック:Piega AP1.2AB 2基
フロントハイト・センターハイト:Piega AP1.2AB 3基
リアハイト:EDISSON TH525SP 2基(既設)
トップフロント:Unisonic AHT525IW 2基(既設)
トップミドル:EDISSON TH525SP 2基(既設)
トップリア:CSC SP525IC 2基
オーバーヘッド:CSC SP525IC 1基
サブウーファー:B&W DB3D 1基、FOSTEX CW250(既設) 1基
施主様が所有されていたシステムは、ピュアオーディオのシステムとしてプリアンプにMark Levinson No32
パワーアンプにLINN KLIMAX SOLOx2基で組み、それ以外のスピーカーを所謂「直列繋ぎ」の方法でAVアンプに繋ぎ駆動するサラウンドシステムでした。
今回の導入では既存システムを流用しつつ、新たにハイトスピーカーなど9chを追加します。
塗装後のトップスピーカーです。
既存システムにあった左右に広がった埋め込みスピーカーとリアの埋め込みスピーカーは、そのまま流用しました。シーリングのすぐ後ろには「Voice of God」と呼ばれるAro3D用のトップスピーカーを新設しています。
追加サラウンドとサラウンドバックはPiega AP1.2を使用しています。
このスピーカーは露出配線なのですが、設置チーム側で壁面の色などに対応して綺麗にモール処理を行っているため、ほぼ配線の分からない仕上がりになりました。
Storm Audioを用いたシステムはスピーカー数が多い事からシステム構築は複雑なのですが、今回はピュアオーディオのシステムと既存のサラウンドシステムを組み合わせつつ、さらにStorm Audioのシステムを積み上げていく方法を取っております。
これは過去の施工経験から見ても最大級の難易度であり、施主様との多数の打ち合わせとご協力は必須でした。
また、既存の案件の場合一度施工されているが故、機材の流用、新規の増設だけでなく理論上の配線図から実際の施工を行う段階で「施工してみないとわからない」部分も多々あります。
実際の施工まではかなりの時間と施工後の追加工事も発生しましたが、施工チームの技術と工夫の結果、追加スピーカー9本や付帯の配線も目立つことなく配線できており、施主様にもご満足いただくことができました。
アバックでは豊富な施工経験で、お客様のホームシアター導入のお手伝いをさせていただきます。ホームシアターのご計画は是非お近くのアバック各店まで、お気軽にご相談くださいませ。
■お問い合わせ:アバック大宮店