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【横浜店】データプロジェクター SONY VPL-GTZ380。最強のプロジェクターですが、導入までには条件が。(2024.1.19:設置画像追加)

2024.2.19:実際に設置を行った映像を追加しています。

横浜店 渡邉です。

今回は特殊ケース、且つ特別なお客様への対応となります。
ご用意した機材はSONYのデータプロジェクター VPL-GTZ380です。

SONY データプロジェクター VPL-GTZ380
https://www.sony.jp/vpl/products/VPL-GTZ380/
データプロジェクターの分類の通り、明るさは10000lmのクラス1レーザー、通常焦点レンズへの覗き込みは目にダメージの残る「リスクグループ3」の機種となり、販売者・購入者共にトレーニングが必要が機種となります。

このような機材は実際のデモ機手配まではいろいろとハードルがあります。
まず過去に弊社での購入実績があるお客様から直接のお申し出があり、ソニー様に機材準備可否を確認をした上で購入について状況が確定したことでなんとかメーカーからの貸し出しが実現しました。
今回は非常に貴重な機会になりますのでデモ機の到着からご案内します。
本体は約50kg、後でリモコンを並べた写真を出しますが、でっかいです。

到着時はレンズが装着されておりません。
商品購入時に通常焦点のレンズか短焦点のレンズのいずれを選択し、納品時に取り付けます。

今回は短焦点レンズのVPLL-ZL8008を取り付けています。
120インチで2.16mから2.75mで投射可能となりますので……。
このような展示方法になります。

HDMI等の入力は右側面です。
DisplayPortや3D用のSYNC OUT用BNC、IR、TRIGER、そして給電用のUSBも付いています。

業務用らしくパネル面にはLED照明がついており、これは便利でした。

電源は200V・1800Wとなり、コードも単相200V用の物しかついておりません。
実際には100Vでも駆動は可能との事ですが、光量が半分になります。

そこで今回は240Vで3000Wの昇圧トランスを準備しています。
入力は100Vの為、基本的に最低でも0.8倍で使用する事が前提とし、今回は連続使用になりますので1000Wマージンを取り3000Wの物を用意しました。

設定に不明な点がありましたが、準備が出来ました。
画を出します。
今回は光を強調したかったのでMidnight Grand Orchestra 1st LIVE『Overture』を使ってます。

眩いばかりの光、なのですが、この映像は暗室ではなく窓を開けた状態で撮影しています。
120インチのスクリーンを塗り潰すパワーは圧倒的です。
ちなみにこのタイトルはYoutubeでも一部なされておりますので比較で見て頂くとさらにVPL-GTZ380のパワーがお分かりになると思います。。

ほかにも何枚か上げてゆきます。映画系はシネマモード、テレビ系はブライトテレビモードで撮影しています。

なんというべきか、ピークパワーが強烈な明るさとの対比で体感的に黒もしっかり出てくれるので「明るい映像のはずなので暗い、影がきちっと出る」などなど、HDR映像では以前DLA-V90Rでお話した「てからない有機EL」にさらに質感を加え、SDR映像ではオーバーパワー気味になり強烈な白と色の奔流が襲ってきます。
次は動画ですが、どちらもパワーで押し切ります。
実はVPL-GTZ380のコントラストは16000:1なのですがなにせ光量は10000lmです。
全白と黒間に差があり過ぎて、暗い映像なのに「塗り潰した」明るい所や細かい部分に目が行きます。。
動画も取ってみましたが、Iphoneの弱点なのか実際の表示より2-3割明るい映像になりました。

他にもいろいろとりましたが、この動画切り出しに至ってはパワーがあり過ぎて反射光のはずのガラステーブルまで同じように光っています。
地上波はブライトシネマで撮影しましたが、SDRだけにもはやオーバークオリティです。

これはテレビに近いというよりテレビ以上の光量なのに全白で若干まぶしいと思う程度……しかし原色系、特にショッキングピンクの様な色は「これでもか」というレベルで色が出て来ており、他の機種が馬鹿馬鹿しくなるほどの光量ははたから見ると120インチテレビにしか見えません。
しかも直接光ではないはずなのに画面全体がフラッシュしているかの如く眩い光が空間全体を満たします。

余りの光量に画面を見続けていて「プロジェクターの眩しさで目が疲れる」という個人的には初めての体験をしました。
VPL-GTZ380は「民生機」とは一線を画す凄まじい性能であり、条件付きとは言え個人で購入可能と言う点は「究極の嗜好品の一つ」と言って良いと思います。
2024.2.19:実機の設置映像を追加します。

テレビみたいに見えますが、プロジェクターです。
パワーの一言に尽きます。
結局は10,000lmもの明るさピークはネイティブコントラストの差が絶大になり、白と黒の差であるコントラスト比ももはや関係がないレベルの画になります。
さて、今回のVPL-GTZ380は業務用の機材ですが、一般の方にも前述までのリスクに対する準備と設置場所の情報収集、そして資金面の準備などの「条件付き」で販売可能な機材です。
そうなると
「将来的にはこのぐらいの光量の機種も出るんじゃないの??」
と言うご意見や
「一定期間イベントとかで展示視聴とか自由に見られないのだろうか?」
と思われるお客様もいらっしゃるかと思いますが、現実的な話として今回の様な「購入の最終確認」の意味合いで一時的に設置を行うケース以外、展示は難しいと思います。
理由は簡単で、単純に「危険性のご理解がないと危ない」からです。
10000lmはそんなに甘いものではありません。
先程申し上げました通り、VPL-GTZ380は「クラス1レーザー・リスクグループ3」の機材です。(例外有)
このプロジェクターの光量とリスクに関してはIEC 62471-5:2015で定められておりますが、この中で「リスクグループ3」の説明と対処を簡単にまとめると
「リスクグループ3の機種は近距離の瞬間的な露光で光障害をもたらす事がある。安全上の処置が不可欠」
「設置位置や高さに基づいた水平・垂直の障害距離を準備し、障害距離確保のため物理的な障壁を設置するなどの措置が必要」
という内容となります。
実際、今回は短焦点のレンズを用いたためリスクグループは下がったのですが、比較的投射光に鳴れた私達でも反射的に目を閉じても残像が残る「目くらまし」のレベルでした。
このような条件もありますので仮にVPL-GTZ380の導入を希望する場合
お部屋の状況、天井の高さ、水平・垂直の障害距離の確保、巨大な本体の設置方法(三菅からの架け替えでも出力される光量が違いますので『障害距離』(範囲)の問題があります。DLA-Z1クラスの切り替えもレンズ込みで60kg近い重量とサイズから同じ障害距離の問題が出てきます)
などの状況確認は必須であり、それぞれ事前の準備が必要です。

ただ、今回は実際に設置も行いましたので、店舗として若干ですがノウハウは入りました。
機材の納期は最低2-3か月となり、導入までに先ほどまでの条件のクリアが必要です。
設置台(水平・垂直は大事です)、電源確保、設置向きなど導入のアドバイスも可能かと思います。
なお、お見積りを出す場合は本体+レンズ(通常焦点と短焦点いずれか)のセットになりますので、見積作成段階で先程までのお部屋の要件や、メーカーのトレーニング・注意事項の順守が必要です。
デモ機の臨時設置は導入の最終確認段階になります。
詳細については資料を準備の上、メール等で情報を添付しつつお問い合わせください。
なお、この展示品はすでに店舗から引き揚げております。
購入のお客様以外でフリー視聴の告知をしなかった理由は「リスクのある機材であり、単純にフリー視聴は出来ない事」ですが、何より「これを見てしまうと却っていろいろ意味で民生機の見る目が変わってしまうので、無理に見ない方が……」と言うのが偽らざる「感想」です。
導入までのハードルを考えると
本当に民生の域を超えたシアターを新築レベルで作るという」お話
「ミニコンの機材更新」のお話
「ご自宅をミニシネコンレベルまで上げる、究極を狙いたいという」お話
でもない限り導入は相当厳しいと思います。

もしご希望がありましたら渡邉までお申し付け下さい。

では、ご連絡・ご相談をお待ちしております。

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