【アバック横浜】VICTOR 旧機種DLA-V90R/DLA-V80R値下げですが……。旧機種ブログに新機種への意見を足して再掲載してみました。
2024.6.7追記:先日発表されたVICTORの8K D-ILA新機種、DLA-V900R、DLA-V800Rのイベント開催が決まりました!
実機を見て頂く最初のチャンスです!
https://corp.avac.co.jp/event/vic_cdlav900r800r
今回のイベント、アバック横浜では:6月30日(日)の開催です。
[各定員は8名]
第1部【DLA-V900Rデモ】 11:30 ~ 13:00
第2部【DLA-V800Rデモ】 14:00 ~ 15:30:満席
第3部【DLA-V900Rデモ】 16:30 ~ 18:00
で予定しております。
ご予約はこちらから。
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横浜店 渡邉です。
VICTORの新機種、DLA-V900RとDLA-V800Rが発表されました。
【アバック横浜】VICTOR DLA-V900RとDLA-V800R発表です!「DLA-V90Rを超える『純粋』な映像体験のDLA-V900R」と「ネイティブコントラストの底力UPのDLA-V800R」な機材です。(2024.5.25新規映像・動画追加)
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20240523
結果、旧機種になるDLA-V90R・DLA-V80Rが値下がりしております。
旧機種の台数は……余りないです。
そんな中
「ねえ、渡邉さん。値下がりしたDLA-V90R、DLA-V80Rと新型のDLA-V900RとDLA-V800R、どっちを考えたらいいの?」
というお電話を頂いております。
今回はそんなこともあり、過去のブログからDLA-V90R・DLA-V80Rで書かせて頂いた「感想」をベースに現時点での意見を追記としてお送りします。
値段の差と性能向上、どっちがいいのか?と言うのは何とも難しいお話ですが、過去に書いた分と言うのは機材の良さを書かせて頂いているので、追記と言う形で書かせて頂く事で一貫性が出ると思っております。
以下、過去のブログ「DLA-V90R・DLA-V80R」の「感想」のブログから、今回モデルチェンジを行っていないDLA-V70/50を抜いてお送りします。
追記は赤字で入れさせて頂いております。
【横浜店】VICTOR 新プロジェクターDLA-V90R、DLA-V80R、DLA-V70Rが登場です。「見てはいけない映像」には「もっと先」があります。
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20210913
今回は今まで見た事の無い映像をどのようにお伝えすればいいのか、と言う点でブログのエントリー作成にも悩みました。
色々考えさせて頂きましたが、今回は2日間の短い時間でしたが実機に触れ、実際に映像を確認した「感想」と言う形で書かせて頂ければと考えております。
まず、最上位機DLA-V90Rですが
この機種を総括してお話すれば「未曾有」「圧巻」の言葉しか出て来ません。
映像の奥行き、コントラスト、色域、暗部からの立ち上がり、すべてが既存のプロジェクターの観点で考える物ではない機種です。
上の写真もこれがスクリーン……じゃないですよね?と言いたくなります。
スクリーンなんです。
冗談ではなくこの絵がそのまま動きます。
有り余るパワーと実に3300万画素相当で構成される画はV90Rだけに装備された100mmレンズの力をフルに引き出し「スクリーンの存在を忘れてしまう」程の画になります。
元々JVCのプロジェクターはネイティブコントラストに優れたLCOS技術「D-ILA」を採用しています。
2024.6.6追記:DLA-V900RとDLA-V800Rはここから変わっておりコントラストがDLA-V900Rで1.5倍になりますので、変更点は見た目以上です。
そしてDLA-V90Rには改良されたD-ILAデバイスに加え、DLA-Z1、DLA-V9Rから続く100mmレンズが装着されています。
そして、この「優れたネイティブコントラスト」については主に「黒の沈み込み」と言う形で表現される方が多いかと思います。
プロジェクターで黒を表現する場合、限りなく漆黒に近い黒をスクリーンに向けて投射する事で「漆黒を錯覚させる」という点がプロジェクターで言う「黒」の正体です。
逆に白は「白色」をそのままスクリーンにぶつけて「白」を表現します。
この「黒の沈み込み」に対して「白があるから黒がある」と言う光と影の前提条件に立った場合「際立った白ピーク」と「優れたネイティブコントラストで漆黒のように見える黒の差が黒の沈み込みの正体」と言う言い方にも変えられます。
また、同じように「白があるから黒がある」「HDRは力押し」と言う言葉も使わせて頂いております。
なお、それぞれの「色」については先に白と黒の諧調がありますので、上乗せと言う形になります。
白から黒への諧調に色相と彩度が加わり右側の様な黒から赤への色変化の様な色になります。
画素数が多く多くなる程、単に「黒の沈み込み」や「白ピーク」だけではなく、それぞれの色に向かうまでの諧調や色の彩度、明度、色相それぞれの情報も画素の分割が多くなる事で表現の幅が広がります。
また、白や黒の表現は単に色の表現だけでなく、同じ物体の光と影を表す事で二次元の画面に三次元的な見え方を追加しますので、こちらはこちらで使い方の幅が広がっています。
2024.6.6追記:白ピークが上がっていますので普通はコントラストは落ちる(黒に近い色が白方向に上がってしまう)のですが、コントラストも上げているので比率の変化は少なく、V800Rはむしろ幅が増えています。
では、8K E-Shift Xで全ての画素をネイティブ相当にシフトし、それぞれの画素が
「ネイティブ8K相当の画素それぞれの色相と色彩」
「際立った白ピーク」
「漆黒のように見える黒」
「HDRは力押し」
「白があるから黒がある」
をすべて実行した場合、スクリーンにはどんな「映像」が出るでしょうか?
それらすべての「結果」がDLA-V90Rが映し出す映像です。
3000lmのパワーで出力された白色部分は眩しい程の光をスクリーンに反射させ、対極になる黒部分は「自発光デバイスの画素が発光していない」様な錯覚を起こす程の黒色を出力し、スクリーンで反射します。
そんな「白」と「黒」にそれぞれの色が乗ると、目の前にあるのはゲイン1.0のスクリーンであるにも関わらず、まるで自発光デバイスの「有機EL」の様な画が目の前に現れる事になります。
スクリーンそのものを画で埋め尽くし、スクリーンそのものの存在を消してしまう様な画。
そう表現するしかない、まさに「未曾有」「圧巻」と言うしかない画像です。
また、V90Rの100mmレンズの効果は大きく、そのフォーカスは「8K SKY WALK」の冒頭シーンでほとんどのビルを立体に見せ、30cm程まで寄っても立体感が崩れない程のシャープさを持ち、V80R、V70Rとは明らかに一線を画す映像になります。
2024.6.6:追記:DLAーV900Rはこの画面で赤や青の発色、そして白ピークが上がる事で生じる「奥行き」に差が出ており、こうして絵を見直すとやっぱり違うんですね。
こちらはDLA-V90Rを店舗の150インチで流した映像です。
素材はYoutubeに使用している「Spears&munsil」のベンチマーク映像です。
若干チラついているのは8Kアップコンバートを4K/30Pで作成し、ブログ用にさらにダウンコンバートさせた結果です。
画質はかなり落ちておりますが、それでもこの圧巻の動画がわかるでしょうか?
他のプロジェクターは敢えて言えば「大人」と「子供」の差と言う言い方が出来るでしょうか。
2024.6.6追記:DLA-V900Rはピーク明るさががV90R以上になっておりますのでさらに差が出ます。コントラストの数字的には2K D-ILAの「漆黒」DLA-X990Rに追いつくことになりました。
DLA-V90Rでも十分と言えば十分なのですが、まあ比較してしまうとこれはなあ、と言う差がありますので(もう一度言います。DLA-V90Rは必要十分な性能です)価格に魅力を感じた場合は「DLA-V800R」と天秤にしてもよろしいかと思います。
なお、DLA-V90RLTDを見送られた方はDLA-V900R一択です。
DLA-V80R
DLA-V80Rは比較対象によって評価が変わる機種の様な気がします。
それは
「DLA-V90Rと比較するのか」と言う視点と「DLA-V70Rと比較するのか」そして「DLA-V9Rと比較するのか」という三つの視点です。
まず「DLA-V90R」との比較ですが、これは単純にかないません。
光源の差によるコントラスト「感」の違い、そして光学部分であるレンズの能力は如何ともしがたく、最終的に映し出される映像素子は全く同じシステムを搭載しながら、実際に出て来る画は『明らかに違う』レベルであり、すでに仕組みが出来上がっている故に埋まりようもない「どうしようもない差」と言う事になります。
次に「DLA-V70R」との比較ですが、こちらは「圧勝」です。
こちらは言わずと知れた「ルーブルのモナリザ」ですが、左がV80R、右がV70Rです。
コントラストの差が明らかで、V80Rには「本物の色」があります。
また、額縁部分のディティールに立体感を感じるところも特徴かと思います。
パッと見の明るさはV70Rなのですが「深さ」はV80Rの方が上であることが伺えます。
もう一つ。
空の一番明るい部分はV80Rの方が上、そこからの階調感もV80Rの方が上、街の「色」もV80Rの方が上。
2024.6.6追記:DLA-V800Rはこの書き方がそっくり『V800Rの方が上』になります。特に暗部が若干緑がかった部分が散見されたのですが、それが無くなって純粋な黒になっています。
分かりやすい画です。
明らかに一回り明るい画面と8K E-Shift Xによる四方向の画素移動で作りだされるこちらも明らかに一回り「すりガラス」が抜けたフォーカスは、部分部分ではなく、全体で見た時の印象はだいぶ違うものになります。特に先程書かせて頂いた明るさとフォーカスは同じレンズを使用しているとは思えないきめ細かさを持っています。
この大きさですので明るさに目が行きがちですが、実際の画面ではそれぞれの構造物がほぼすべて立体に見えています。
冷静に考えれば、DLA-V80RはDLA-V90Rの持つ機能からレンズが通常の物に変わった事、明るさが500lm落ちた事以外はV90Rと変わらないシステムを持っています。
実際の画を見て頂ければ(そして価格差を考えれば)V70RとV80Rのどちらを、とお考えのお客様はV80Rに決めてしまうと思います。
2024.6.6追記:V80Rにの部分は……以下同文です。差が出過ぎていますね。
最後に「DLA-V9R」ですが……こちらは部分部分の問題はありますが「部分的に同格以上」と言う事になります。
DLA-V70に比べ、レンズの差でフォーカスが明らかに上となるDLA-V9Rですが、DLA-V80Rの 8K E-ShiftXで駆動されるデバイスはレンズの差をかなり埋める事が出来ます。
但し、光学系の差が顕著に出ますので、既存の4KについてはE-Shiftの使い方次第と言う事になります。
見る限り、被写界深度など「奥行」や「深さ」、そして画面全体を視界に入れた時の纏まりは光学系の基本性能が上になるDLA-V9Rの方が上、エッジや個々のフォーカス、明るさなど、ポイント的ないくつかの点ではDLA-V80Rが上回る部分も出て来ます。
この辺りは48Gbpsによる8K-60P、そして4K-120Pに対応する処理系、10%明るくなったD-ILAデバイスなど、技術の進歩、と言う所かと思います。
2024.6.6追記:DLA-V80RとDLA-V800Rについてはかなり性能差が出てしまっています。
明るさ、コントラスト、D-ILA素子のすべてが新しくなっており、ぱっと見で分かるレベルです。
下の画は右がDLA-V80R、左がDLA-V800Rの画になります。
価格面で相当魅力を感じ出て頂けるのであればDLA-V80Rの値下げ品でもいいと思うのですが、それ以外の面でDLA-V800Rを比較から外す理由が見当たりません。
個人的にはDLA-V800Rをお勧めします。(もちろんDLA-V80Rの性能はハイエンド機種ならではのきめ細かさが出ているのですが、今回は……差が大きいかなあと思います)
最後にそれぞれの機種、特に前機種との比較についてですが、まずDLA-V9RとDLA-V90Rの比較ですが、これは比較にならない程の差が出ています。
V90Rは明るさ、光束、画素数それぞれが格段に良くなったことで100mmレンズの能力もほぼ引き出し切っており、最終的な映像は同じコンポーネント構成とは思えない程の差が生じます。
この2機種については、DLA-V9Rで良い映像を見て頂いているがゆえに、今回のケースでは選択の余地はほぼないと考えて頂いてよろしいかと思います。
DLA-V9RとDLA-V80Rについては前で書いておりますが、DLA-V80Rについては「個人的な意見として」となりますが、DLA-V9Rのお客様の買い替え対象としては厳しいかなと言う印象です。
2024.6.6追記:DLA-V90Rのお客様はリセールバリューが大きい事からDLA-V900Rへの買い替えをお勧めします。
DLA-V80Rのお客様はほぼ同額で新機種になり、性能はかなり上がりますので、そのまま移行していただく事が上策です。
DLA-V9RからDLA-V900Rは明るさから比較になりませんので、同じスクリーンでも全く別物です。
DLA-V9Rからと言う事であればDLA-V800Rを考えてもいいのですが、レーザーの光束の良さ+レンズ差はピンの合い方がだいぶ違いますのでやはりDLA-V900Rかと思います。
DLA-V7・DLA-V5からは……DLA-V800Rは実質的にDLA-V90Rに近い性能になりますので性能差実感は最大、比較にならないと思います。
今回の機種からは現時点で実質的な上限である4K-60Pやハイビジョンを念頭に置いた「超解像」プログラムが追加されていますので、D-ILAシステムそのものの差も重なって発色からして変わります。
特に4K以外のコンテンツなどすべてのメディアの再生と言う観点から見るとレンズの差が出ますのでDLA-V80Rと言うのは少々厳しい気がします。
光学部分の差は想像以上です。
2024.6.6追記:この部分の評価は変わりません。V900RとV800R、レンズの差は生じています。性能向上分の差がそのまま出ている感じです。
なお、DLA-V7とDLA-V80Rはすべての性能でV80Rが上回ります。
尤もDLA-V7は決して悪い機種ではなく、JVCらしさを保ち、価格とのバランスが取れた機種になります。
8Kや新機種の機能が必要ないのであれば今でもベストチョイスになりうる機種ですが、V80Rと比較するとこれは単に「相手が悪い」だけです。
2024.6.6追記:難しいところですが、費用に余裕がありましたらDLA-V5,DLA-V7からの買い替えはDLA-V800Rのご購入をお勧めします。
DLA-V800Rは一回り明るくなるゆえに暗部コントラストの差が出てしまいますので……。
後はDLA-X990Rなどの高コントラスト機ですが、このクラスはご覧になる作品や媒体次第かと思います。
DVDやBDが中心の場合、DLA-X990Rと言う条件に限りますが「階調か黒の沈み込みか、一度見てからお考え下さい」……と言う事になります。
2024.6.6追記:性能的にはDLA-V900Rであればコントラスト、明るさ、レンズ、解像度などすべての性能が上回ります。
また、DLA-V800RでもコントラストはDLA-V90Rに届いておりますのでこちらも、と言う事になります。
特に映像表現の「黒」の表現に対してどのようにアプローチするかで印象はだいぶ変わります。
見る物の幅にUHD-BDや配信、4K放送なども入る場合は、特にHDR表現で買替の結果がはっきり出ると思います。
2024.6.6追記:買替えとしてはDLA-V800RやDLA-V80Rの購入が基本、ご予算次第ではV90RへまたはV900Rのお買い換えをお勧めします。
概ねこんなところでしょうか。
基本的に主観をベースにしておりますので、その点はご容赦ください。
さて、ここまで各機種の感想を書かせて頂きました。
現在多数のご予約を頂いており、また機種によって差は出ておりますが、お引渡しは順番となっておりますので、各機種をご希望の場合はお早めにお申し出と全額のご入金と言う事になります。
まずはこちらからご相談をお願いします。
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なお、今回ご紹介の商品は地方の皆様も通販サイトからの購入だけでなく、アバック横浜へのメール・お電話でご相談の上で購入が可能です。
支払方法は振込やクレジットカード、Webクレジットとなります。
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弊社は2023年8月25日をもちまして創業40周年を迎えることができました。
この節目を迎えることができましたのも、これまでご愛顧いただいた皆様からの
多大なるご支援の賜物であり、ここに改めて深く感謝と御礼を申し上げます。
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