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【横浜店】VICTOR DLA-V90R/DLA-V80R/DLA-V70Rの三機種、一通りの「感想」をお送りします。(2021.12.2更新)

2021.12.2情報更新:2021年12月11日に株式会社JVCケンウッド本社ビルにて、一日限りの3モデル一斉視聴会を開催致します。

「DLA-V90R」「DLA-V80R」「DLA-V70R」話題のVictor8Kプロジェクター3モデル揃い踏み視聴会となります。
映像の革新、究極の映像美をこの貴重な機会に是非お確かめください。
(※当モデルは年内の店頭展示予定がございません。是非この機会をご利用くださいませ。)
イベントの参加については「こちら」から詳細をご確認の上、当該ページでお申し込みください。
横浜店 渡邉です。

先日開催させて頂きました『Victor DLA-V90R / V80R / V70R 視聴商談会』は、DLA-V80Rも展示させて頂くという予想外の嬉しい出来事もあり、全機種の視聴だけでなく8Kジェネレーターによるリアル8Kの試聴など、充実したものとなりました。


ご来訪の皆様もお楽しみいただけたものと思います。

実際のイベントはJVCのご担当者による説明と映像の試聴と言う形で行われております。
技術的な内容については以前書かせて頂いたブログをご参照下さい。

【横浜店】VICTOR 新プロジェクターDLA-V90R、DLA-V80R、DLA-V70Rが登場です。「見てはいけない映像」には「もっと先」があります。
https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/yokohama/20210913
今回は今まで見た事の無い映像をどのようにお伝えすればいいのか、と言う点でブログのエントリー作成にも悩みました。
色々考えさせて頂きましたが、今回は2日間の短い時間でしたが実機に触れ、実際に映像を確認した「感想」と言う形で書かせて頂ければと考えております。
まず、最上位機DLA-V90Rですが

この機種を総括してお話すれば「未曾有」「圧巻」の言葉しか出て来ません。

映像の奥行き、コントラスト、色域、暗部からの立ち上がり、すべてが既存のプロジェクターの観点で考える物ではない機種です。
上の写真もこれがスクリーン……じゃないですよね?と言いたくなります。
スクリーンなんです。
冗談ではなくこの絵がそのまま動きます。
有り余るパワーと実に3300万画素相当で構成される画はV90Rだけに装備された100mmレンズの力をフルに引き出し「スクリーンの存在を忘れてしまう」程の画になります。

元々JVCのプロジェクターはネイティブコントラストに優れたLCOS技術「D-ILA」を採用しています。

そしてDLA-V90Rには改良されたD-ILAデバイスに加え、DLA-Z1、DLA-V9Rから続く100mmレンズが装着されています。

そして、この「優れたネイティブコントラスト」については主に「黒の沈み込み」と言う形で表現される方が多いかと思います。
プロジェクターで黒を表現する場合、限りなく漆黒に近い黒をスクリーンに向けて投射する事で「漆黒を錯覚させる」という点がプロジェクターで言う「黒」の正体です。
逆に白は「白色」をそのままスクリーンにぶつけて「白」を表現します。
この「黒の沈み込み」に対して「白があるから黒がある」と言う光と影の前提条件に立った場合「際立った白ピーク」と「優れたネイティブコントラストで漆黒のように見える黒の差が黒の沈み込みの正体」と言う言い方にも変えられます。


また、同じように「白があるから黒がある」「HDRは力押し」と言う言葉も使わせて頂いております。
なお、それぞれの「色」については先に白と黒の諧調がありますので、上乗せと言う形になります。
白から黒への諧調に色相と彩度が加わり右側の様な黒から赤への色変化の様な色になります。
画素数が多く多くなる程、単に「黒の沈み込み」や「白ピーク」だけではなく、それぞれの色に向かうまでの諧調や色の彩度、明度、色相それぞれの情報も画素の分割が多くなる事で表現の幅が広がります。
また、白や黒の表現は単に色の表現だけでなく、同じ物体の光と影を表す事で二次元の画面に三次元的な見え方を追加しますので、こちらはこちらで使い方の幅が広がっています。

では、8K E-Shift Xで全ての画素をネイティブ相当にシフトし、それぞれの画素が
「ネイティブ8K相当の画素それぞれの色相と色彩」
「際立った白ピーク」
「漆黒のように見える黒」
「HDRは力押し」
「白があるから黒がある」
をすべて実行した場合、スクリーンにはどんな「映像」が出るでしょうか?

それらすべての「結果」がDLA-V90Rが映し出す映像です。
3000lmのパワーで出力された白色部分は眩しい程の光をスクリーンに反射させ、対極になる黒部分は「自発光デバイスの画素が発光していない」様な錯覚を起こす程の黒色を出力し、スクリーンで反射します。
そんな「白」と「黒」にそれぞれの色が乗ると、目の前にあるのはゲイン1.0のスクリーンであるにも関わらず、まるで自発光デバイスの「有機EL」の様な画が目の前に現れる事になります

スクリーンそのものを画で埋め尽くし、スクリーンそのものの存在を消してしまう様な画。
そう表現するしかない、まさに「未曾有」「圧巻」と言うしかない画像です。

また、V90Rの100mmレンズの効果は大きく、そのフォーカスは「8K SKY WALK」の冒頭シーンでほとんどのビルを立体に見せ、30cm程まで寄っても立体感が崩れない程のシャープさを持ち、V80R、V70Rとは明らかに一線を画す映像になります。
こちらはDLA-V90Rを店舗の150インチで流した映像です。
素材はYoutubeに使用している「Spears&munsil」のベンチマーク映像です。
若干チラついているのは8Kアップコンバートを4K/30Pで作成し、ブログ用にさらにダウンコンバートさせた結果です。

画質はかなり落ちておりますが、それでもこの圧巻の動画がわかるでしょうか?
他のプロジェクターは敢えて言えば「大人」と「子供」の差と言う言い方が出来るでしょうか。

DLA-V80R

DLA-V80Rは比較対象によって評価が変わる機種の様な気がします。
それは
DLA-V90Rと比較するのか」と言う視点と「DLA-V70Rと比較するのか」そして「DLA-V9Rと比較するのか」という三つの視点です。
まず「DLA-V90R」との比較ですが、これは単純にかないません。

光源の差によるコントラスト「感」の違い、そして光学部分であるレンズの能力は如何ともしがたく、最終的に映し出される映像素子は全く同じシステムを搭載しながら、実際に出て来る画は『明らかに違う』レベルであり、すでに仕組みが出来上がっている故に埋まりようもない「どうしようもない差」と言う事になります。

次に「DLA-V70R」との比較ですが、こちらは「圧勝」です。

こちらは言わずと知れた「ルーブルのモナリザ」ですが、左がV80R、右がV70Rです。
コントラストの差が明らかで、V80Rには「本物の色」があります。
また、額縁部分のディティールに立体感を感じるところも特徴かと思います。
パッと見の明るさはV70Rなのですが「深さ」はV80Rの方が上であることが伺えます。


もう一つ。

空の一番明るい部分はV80Rの方が上、そこからの階調感もV80Rの方が上、街の「色」もV80Rの方が上。
分かりやすい画です。
明らかに一回り明るい画面と8K E-Shift Xによる四方向の画素移動で作りだされるこちらも明らかに一回り「すりガラス」が抜けたフォーカスは、部分部分ではなく、全体で見た時の印象はだいぶ違うものになります。特に先程書かせて頂いた明るさとフォーカスは同じレンズを使用しているとは思えないきめ細かさを持っています。
この大きさですので明るさに目が行きがちですが、実際の画面ではそれぞれの構造物がほぼすべて立体に見えています。
冷静に考えれば、DLA-V80RはDLA-V90Rの持つ機能からレンズが通常の物に変わった事、明るさが500lm落ちた事以外はV90Rと変わらないシステムを持っています。
実際の画を見て頂ければ(そして価格差を考えれば)V70RとV80Rのどちらを、とお考えのお客様はV80Rに決めてしまうと思います。

最後に「DLA-V9R」ですが……こちらは部分部分の問題はありますが「部分的に同格以上」と言う事になります。

DLA-V70に比べ、レンズの差でフォーカスが明らかに上となるDLA-V9Rですが、DLA-V80Rの 8K E-ShiftXで駆動されるデバイスはレンズの差をかなり埋める事が出来ます。
但し、光学系の差が顕著に出ますので、既存の4KについてはE-Shiftの使い方次第と言う事になります。
見る限り、被写界深度など「奥行」や「深さ」、そして画面全体を視界に入れた時の纏まりは光学系の基本性能が上になるDLA-V9Rの方が上、エッジや個々のフォーカス、明るさなど、ポイント的ないくつかの点ではDLA-V80Rが上回る部分も出て来ます。
この辺りは48Gbpsによる8K-60P、そして4K-120Pに対応する処理系、10%明るくなったD-ILAデバイスなど、技術の進歩、と言う所かと思います。

DLA-V70R

DLA-V70RについてはDLA-V9Rのダウングレード……ではなく、新しい技術を用いる事でカタログスペック以上の性能を出す機材という印象でしょうか。
実は視聴会などでDLA-V80RとDLA-V70Rの比較を見た後、「V70Rの方が良い!」と言うお声がいくつか上がりました。
先程までの比較で見て頂きましたが、視聴会ではインパクトのある映像が多かったので、明るい映像の青や白系統の色がとてもきれいに映りました。
レーザー光による2200lmの明るさ、そしてDLA-V5やDLA-X590R同じ40000:1というJVCの既存機種の中では比較的浅めなコントラスト比と言う事もあり、映像の表現方法としては「白」をベースに作り上げています。


結果、明るめの映像や画が切り替わる瞬間、特に遠目で見た時のインパクトが格段に増す事になりました。

今回よく見てみると所謂「シャドー」と呼ばれる影や輪郭の部分が黒で強調されており、DLA-V70R向けにしっかりチューニングされています。
また、これはしょうがない部分でもあるのですが、V80やV9R、そしてDLA-V7に比べると「JOKER」や「ダークナイト」など暗部が基準になる映画を見た時に、うっすらとした色から黒に向かう部分への諧調表現はどうしても追いつきません。
これらの点からDLA-V70Rを考えると、過去の最上位機の技術を転用し、新しい入力処理系を組み合わせる事でハイビジョンや4Kだけでなく新しい8K-60Pや4K-120Pなど、比較的テレビ的なコンテンツを大画面、且つ長期間、そしてリーズナブルに扱う事の出来る機種という位置づけが出来そうです。
類似の機種を上げるとしたら「DLA-V5」と「DLA-V9R」の基盤を掛け合わせ「DLA-X590R」の「黒」エッセンスを加えた、と言う所でしょうか。

後にそれぞれの機種、特に前機種との比較についてですが、まずDLA-V9RとDLA-V90Rの比較ですが、これは比較にならない程の差が出ています。
V90Rは明るさ、光束、画素数それぞれが格段に良くなったことで100mmレンズの能力もほぼ引き出し切っており、最終的な映像は同じコンポーネント構成とは思えない程の差が生じます。
この2機種については、DLA-V9Rで良い映像を見て頂いているがゆえに、今回のケースでは選択の余地はほぼないと考えて頂いてよろしいかと思います。

DLA-V9RとDLA-V80Rについては前で書いておりますが、DLA-V80Rについては「個人的な意見として」となりますが、DLA-V9Rのお客様の買い替え対象としては厳しいかなと言う印象です。
特に4K以外のコンテンツなどすべてのメディアの再生と言う観点から見るとレンズの差が出ますのでDLA-V80Rと言うのは少々厳しい気がします。
光学部分の差は想像以上です。

なお、DLA-V7とDLA-V80Rはすべての性能でV80Rが上回ります。
尤もDLA-V7は決して悪い機種ではなく、JVCらしさを保ち、価格とのバランスが取れた機種になります。
8Kや新機種の機能が必要ないのであれば今でもベストチョイスになりうる機種ですが、V80Rと比較するとこれは単に「相手が悪い」だけです。

最後にDLA-V70RとDLA-V7、DLA-V5、そしてDLA-X系の機種ですが、テレビ的なものを見るという観点から見た場合、これはDLA-V70Rです。
同じコントラストのDLA-V5からは、これもまた比較になりません。
同じ画面ですが情報量が格段に変わり、DLA-X590Rでも強調されていた黒の部分は画素数の増加で今度は繊細さが加わります。

これらの二機種からであれば買替はプラスになります。
最後にDLA-V70RとDLA-V7は……明るさ、情報量の点ではDLA-V7は劣りますが、暗部の階調表現は格段に上になりますので、暗い部分の多い映画コンテンツであればV7、テレビ系のコンテンツであればV70Rと、変わらない結果となりました。
問題は明るさですが、これは周囲の環境次第で状況が変わります。
そんなところからこのニ機種を比較する場合、判断基準はどちらかと言えば機能ではなく視聴コンテンツの方向かと思います。
視聴がテレビ中心、アニメなどのSDRが中心の場合、明るさとインパクトのある画を作りだすV70Rは悪くはないと思います。
ただ、難しいところですが、費用に余裕がありましたら出来ればV70RではなくV80Rのご購入をお勧めします。
一回り明るくなるゆえに暗部コントラストの差が出てしまいますので……。

後はDLA-X990Rなどの高コントラスト機ですが、このクラスはご覧になる作品や媒体次第かと思います。
DVDやBDが中心の場合、DLA-X990Rと言う条件に限りますが「階調か黒の沈み込みか、一度見てからお考え下さい」……と言う事になります。
特に映像表現の「黒」の表現に対してどのようにアプローチするかで印象はだいぶ変わります。
見る物の幅にUHD-BDや配信、4K放送なども入る場合は、特にHDR表現で買替の結果がはっきり出ると思います。
ただ、こちらもDLAーV70RではなくDLA-V80Rの購入が基本、ご予算次第ではV90Rへのお買い換えをお勧めします。
概ねこんなところでしょうか。
基本的に主観をベースにしておりますので、その点はご容赦ください。

さて、ここまで各機種の感想を書かせて頂きました。

V90Rは未曾有で圧巻、V80Rは今回のベストバランス、V70Rは情報量の多さと明るい映像にはとても向いている機材と言う所でしょうか。

現在多数のご予約を頂いており、また機種によって差は出ておりますが、お引渡しは順番となっておりますので、各機種をご希望の場合はお早めにお申し出と全額のご入金と言う事になります。
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