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【アバック横浜】古いプロジェクターからの買い替え、実際の所どうなんでしょう?イベント再現+αの形で書いてみました。

アバック横浜 渡邉です。

今回から弊社の施工例事例を検索できるようになりました。
2025.11.8追加:Googleのカスタム検索に対応しました。気になったキーワードやシステムのチャンネル数、スクリーンサイズなどを入れてみてください。

本題です。

先日、やろうと思っていてもなかなかできなかったイベントを開催しました。

Victor 最新4Kレーザープロジェクター 買い替え視聴商談会【6月6日(土)~6月27日(土)】

https://corp.avac.co.jp/event/victor_kaikae_/20260508
内容は「プロジェクターの買い替えについて」と言うものですが、今回はVictor様の主催と言う事もあり、フル4kプロジェクターの機材更新と言うスタンスでのイベントとなりました。
内容としてはVictorのフル4K・レーザー光源のスタンダードモデルDLA-Z5、比較対象はSONYのVPL-VW575、所謂ソニーのフル4KプロジェクターでVPL-VW500の系列(ランプ使用の上位機種)としては最後の機種になったものです。
VPL-VW575

https://www.sony.jp/video-projector/products/VPL-VW575/
この機種は、それまで発売されて来た「映写機」の延長線上のプロジェクターで、暗室にする事が前提のシステム構成となっており、今回退避するDLA-Z5もまた、暗室前提のプロジェクターです。
どちらの機種もフル4Kである点は共通、パッと見の差があるのは光源ぐらいと言う物ですが、明るさや映像処理などは当然DLA-Z5の方が進んでおり、何よりランプ機は非常に高温でコストパフォーマンスの点で現容器には及ばなくなっています。
実を言えばこのような組み合わせはメーカーさんとの兼ね合いもあり、対決イベント以外では通常あまりやらない物だったのですが、ソニー様のプロジェクターについては動きがない事から「ランプ型ソニーのフル4K機種の代替え」としての意味合いもあり、今回開催されました。
イベントは足元の悪い中ご来訪いただいたお客様にお見せして、かなりの差があるなと言うお声を頂いております。
また、抜粋ですがXにVPL-VW575とDLA-Z5の比較映像を上げておりますので、この2機種については何となくイメージを付けて頂いたかと思います。

で、ここで問題が生じます。

「じゃあ、最近色々出てきている最近のスマートプロジェクターでは置き換えが出来ないの?」

と言う疑問です。
そこで今回は先日公開したVPL-VW575とDLA-Z5の比較映像に加えて、スマートプロジェクターの傾向があるAWOL Valelion MAX(Valelion VisionMaster MAXから改名)、XGIMI TITAN、JMGO N1Ultimateなどを同じ条件での撮影映像を加えてそれぞれ解説と、現実的な目線で見て「置き換え可能なのかどうか」と言う点を話していければと思っております。
カメラの調子があまり良くなく、色合いがだいぶ変わっているのですが、LCOSの機材は調整の必要なし、DLP系の他の機種はそれなりに差が生じますね。
色合いそのものはVictorの色を基準にしてみて頂ければと思います。
なお、映像を高野山にしたのは新しい映像である事と私が現地に行ったことがあり、実物も見てきているからです。

ではまずXに投降した範囲から。
SONY VPL-VW575の映像。

輪郭線の繊細さと輪郭線の周囲の階調で立体感を感じやすい画。
全体的に少し薄めに感じる色合いに所謂「ソニーらしい青」で色温度が少し高めになります。
良い意味でパワーの少なめな機種で少しテレビっぽい画が出てきます。相変わらず動画の補正能力は高く感じ、スムーズです。ランプ機材でなければまだまだ現役を十分張れます。
逆に言えばレーザー機種であるVPL-VW755/775/875、そしてVPL-XW5000/7000はまだまだいけますね。
ソニーのプロジェクターらしいトーンで青系の薄い部分の空間表現力が当時としては良い印象だったことを思い出しました。
フォーカスもフル4Kの恩恵があり、はっきりしています。

次にDLA-Z5の映像、これもXに載せた分です。

現時点で新品購入出来るハイエンドプロジェクターとして唯一の物、且つ一番お安い機種になります。
改めて見るとJVCらしいと言えばらしい「黒はっきり、色しっかり」と言う全体的に濃い目な印象です。
但しただ色をベタっと塗っているという映像ではなく、フル4Kらしくあくまで細かい点が集まってできた黒や色だなとは感じます。
ファーカスについてはこの辺は時代なのか、DLA-Z5の方が良い印象です。

ここからはスマートプロジェクターの類です。
まずはAWOL Valelion MAX。

色合いが若干赤めですがこれはカメラの都合です。
実際の映像はもっとDLA-Z系の機種と似ています。
全体の作りはスマートプロジェクター、且つ見栄えのする機材ですが、中身としては明らかにJVCの旧モデルDLA-X系の上位機種を念頭に置いています。
黒の沈み込みが良く、コントラストも高くなっています。
黒の沈み込みはアイリスでさらにコントロールされ、3000lmの調整可能なレーザー光源は一般的なスマートプロジェクターとしても十分な光量で白ピークを上げつつ、本当にJVCっぽい黒の沈み込みが見えています。
さらに特徴とも言えるRBE除去は秀逸で、それなりの時間を見ましたが目立つレインボーノイズはほとんど見受けられません。
色についてもDLP特有の青の強さはありますが、既存のJVCの方向に近いものもあります。
既存のスマートプロジェクターの置き換えとして使用をお勧めできる機種です。
また、過去の機材がDLP系の機材である場合、最初に候補に挙げて良い機種だと思います。

次にXGIMI TITAN。

最初のシーンから目が覚めるような白が前面に出てきます。
まあ明るい事!予想通り5000lmの明るさとDLP開口部の差もあってか、数字以上に白ピークがはっきり出ており、映像の作り方も白ピークを前に出し黒の沈み込みはそこそこ、それでも白ピークの高さがありますので、さすがにValelionのレベルではないですが「相対的な差」を用いる事により映像に深さを感じます。
TITANは最近の傾向である5000lm超のハイルーメンで明るい所でも色を出すために白ピークをあげて発色を良くする方向性に振り向けております。
特に0.76mmDLPチップは開口部が広く、数値的に同じ明るさでも実際に感じる明るさは格段に上回ります。
結果として白ベースの各色の発色は素晴らしく、よく見ると黒の沈み込みは明るさに引っ張られていますが、正直気にならないです。
RBE制御に該当するものがないのが弱点かもしれません。
もちろん色相や彩度の高い原色系の色、特に白ベースのRGB系の色などはこれでもかと言うレベルで表現してくれます。
この機材は逆にDLPチップの大きさ自体が違う事から「絞り」の面では現時点で最強と言って良く、白のピークがとても綺麗に出ます。
逆に黒についてはそこまで出ていないのですが「結果として目立たない」映像になっています。
機材のスタンスとしても昼光下のテレビ的な位置づけのハイエンドプロジェクターを念頭に置いており、枠としてはスマートプロジェクターですが、スマートプロジェクターの要素である「Google TV」は外付けのオプション扱いになっています。

そしてJMGO N1 Ultimate。

この機種は3色LEDに独自の技術を組み込んだ半分日本・半分中国系のメーカーですが、最大の特徴は発色の良さです。
ジンバルによる角度調整もこの機種が最初で、いろいろな意味で熟成されて来た機種です。

発売当初のインパクトは薄れてきていますが、相変わらず発色の良さはとてもいい印象です。
発色の鮮やかさは相変わらず美しく、十分買い替えの候補になります。
3000lm以上の明るさやジンバルもしっかり内蔵しており、XGIMIのHorizon20系の機種との競合になりますが、おとなしめのXGIMIに対してJMGOの各機種は赤の強さが際立ち、まるで有機ELで見たかのような色合いになるのが特徴です(NETFLIXのロゴなどはかなり特徴的に出ます)
個人的には特に赤色・暖色系の色が良く出ている印象で、イメージ的にはソニーさんの有機ELが近い印象でしょうか。
フォーカスも十分(十分すぎてグリッドが出る部分もありますが)で、大きな画面になればなるほど能力を発揮する機材です。

最後はJMGO N3Ultimate。

JMGOの最上位機種にして5800lmのパワーを誇り、電動ジンバルによる設置性の良さもあってか「可搬出来る4Kプロジェクター」としてはおそらく最強です。

発色の傾向は同じですが、N1Ultimateより圧倒的に白ピークが高く、結果としてコントラストの高い映像を出してくれます。
これは……明るいですね。
JMGOのすごい所はこの明るさでも全体的なイメージが白っぽくならずちゃんとバランスがとれている所です。
電動ジンバルの設置性のポイントを抜きにしてもこれは良い部分です。
ただ、さすがにTITAN程の白ピークにならないのですが、N1Ultimateと比較した場合でも明るさは1.5倍なのにこの色バランスは秀逸です。

それぞれをご紹介してきましたが、VPL-VW575を比較の前提として各機種を纏めるとこんな感じです。
久々のVPL-VW系機種の試聴でしたが、本音としてランプである事を除けばまだまだ現役です。
ただ、Xにも書きましたがランプ光源は温度が大変です。
そして何より高圧水銀ランプと言う事もあり、環境面の問題からいずれ生産は止まります。
そうなるとメーカー純正品→サードパーティ製品の順で入手は難しくなります。
最悪なのは純正ランプの入手が出来なくなった段階で、仮にフル4kのプロジェクターであったとしても買取価格は確実に下がる事、何より使用不可で買取¥0と言う事もあり得る事です。

使えるのは分かっています、それでも更新を考えた方が、と言うのが正直な印象です。

機材更新の最大の問題点は価格になりますが、本音としてこの辺は最近のプロジェクターの価格帯と性能の向上を鑑みて純粋な4Kに拘らなくても良い状況にはなってきていると思います。
ざっと見画質ならValelion MAX、パワーならTITAN、コスパではN1Ultimate、設置性ではHorizon20系(ジンバルだけでなくレンズシフトやズームを内蔵しているため)が性能面では抜けているかなと思います。
そこから先の選択肢は画質・設置性・価格のどの面を重視するかで変わって来ますので、是非ご相談ください。
ご相談は横浜に関してはご来訪・お電話・メールでお受けいたします。
地方の皆様はアバック各店店頭での相談も承っております。

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