【アバック横浜】DENON PMA-3000NEです!いろいろな機材の「良いとこ取り」をした次期フラッグシッププリパワーアンプになります。

アバック横浜 渡邉です。
下取りアップ、継続中でございます。
通常は下取り上限から20%UP、元々弊社で購入した機材であれば下取り上限から最大30%UPも開催しております。
もう一つ、新しい商品でホームシアターに「香り」を追加するアイテムの販売を開始しました。
名付けてホームシアターアロマ Scene1。
イタリア産のベルガモットとシダーウッド、モロッコ産のアトラスをブレンドしたエッセンスとなります。
ベルガモットの若干のほろ苦さと柑橘系のさわやかさと甘さ、シダーウッドの刺激、アトラスのウッディな香りをブレンドし、ホームシアターの空間により「落ち着き」を加える事の出来るアイテムです。
店舗で実演しておりますのでお気軽にお申し出ください。
あ、あともう一つ。
DENONのAVC-A1Hが間もなく値上げです。

値上げ後はおそらく実売100万円超……。
お買い換えのフェアを催しております。特に写真の色は……頑張ります。
是非ご検討ください。
では、本題でございます。
デノンは、新時代の最上位プリメインアンプとして「PMA-3000NE」を9月13日に発売します。
表示売価は528,000円ですが、実際の売価のご提示が可能になりましたので、ご案内を開始しております。

PMA-3000NE
https://www.denon.jp/ja-jp/shop/denonapac-amplifiers_ap/pma3000ne
PMA-3000NEはDENONの特徴であるAB級のプリアンプ、ネットワーク機能は内蔵せず、純粋な(PC接続は入りますが)プリメインアンプです。
まずは基本構成。
PMA-3000NEはオーディオUHC-MOS(Ultra High Current MOS)FET」をシングルのプッシュプルとして採用したシンプルなアンプ回路を持ち、110周年記念で発売されていたPMA-A110の多層基板やフルディスクリートのI/V変換回路(電流/電圧変換増幅器)をより進化させた形で採用しています。
最初に特筆すべき部分は、DENON伝統ともいえるUHC-MOS(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)を用いたシングルプッシュプル増幅回路です。
実は今回のPMA-3000NEに採用されているUHC-MOSは、若干出自が変わっております。
オーディオにおいて大電流を取り出すためには、多くの半導体を用いるのが通例なのですが、同一回路であっても素子ごとのばらつきは音を濁らせる原因となります。
今回のPMA3000NEは開発の段階で素子ごとのばらつきによる悪影響を最小化することを目標として研究部門が選定を始めました。
研究チームは「オーディオ業界内の音響機器用のデバイス」の中で「最小の構成で大電流を取り出せる半導体」を探してみましたが、既存の半導体では、高S/N、低歪みのデバイスを見つけられませんでした。
そこでエンジニアは商品選定の視野を広げてみました。
膨大なUHC-MOSのリストの中から目を付けたのは産業用の半導体。
それも高温かつ大規模・大電流という過酷な製鉄事業という環境の中で使用される製品でした。
さっそく検証を行った結果、このUHC-MOSは大電流を取り出す事が出来ながら電気抵抗が低く、さらに高S/Nである事も分かり、DENONの製品として採用したという経緯です。
ともあれ、そんなUHC-MOSデバイスを改良して用いた事で、可能な限りシンプルな回路構成でPMA-3000NEは作り出されています。
増幅回路についても旧モデルからの進化がありました。
以前の110周年記念モデル「PMA-A110」では差動2段アンプを採用されていましたが、PMA-3000NEはさらなる安定を追求して発振安定性に優れつつ特性の異なる様々なスピーカーをより正確に駆動することができる差動1段アンプ回路を採用してしています。
また、よーく見て頂けると右上の配線が金属板です。
パワーアンプ基板からスピーカー出力端子への接続には配線ではなく基板上の140μmの銅箔および銅製のバスバーを用いて徹底的な低インピーダンスを追求すると共に、ワイヤー線材の引き回しによる個体差を極力排除しています。
DENON伝統のUHC-MOSの大電流出力と安定性の高い回路構成、最短化された信号経路により、スピーカーを正確に、そして力強く駆動します。
続いてプリアンプ部分です。
プリアンプ部分はPMA-A110と同様に可変ゲイン型プリアンプとパワーアンプによる二段構成を採用しています。
音量の増減はプリアンプのゲインで増減させることにより、一般的に使用される音量の範囲内ではプリアンプでの増幅を行わずにプリからゲイン調整された信号をパワーアンプのみで増幅する構成をとっています。
これによりノイズレベルの劇的な改善を実現させ、限りなく繊細で透明感の高い空間表現力を獲得しました。
また、ボリュームを高精度な電子ボリュームとする事で、アナログボリュームのノブを操作する感触そのものは変わらずにアナログのような感覚そのままに電子的な音量調整をすることが可能です。
スタンバイ用の電源部も搭載しており、トーンコントロールなどにも同じものを採用し、プリアンプ基盤を行き来している信号を最短で結んでいます。
電源部も見直し。専用のヘッドフォンアンプも新たに搭載しています。
そして出力に重要なトランス。
こちらはPMA-A110と同じ大容量かつ高品位なEIコアトランスを採用しています。
ノイズの原因である漏洩磁束の影響を打ち消すために、2つのトランスを対向配置するLC(リーケージ・キャンセリング)マウント方式を採用している点も同様です。
整流回路には低損失、低ノイズなショットキーバリアダイオードを採用。ブロックコンデンサーにはPMA-3000NE専用に新規開発された大容量カスタムコンデンサーを搭載し、十分かつクリーンな電流供給を実現しています。
但し、配線にはこちらも銅製のバスバーや基板上の銅箔を使用している部分も多くあり、ワイヤー配線は極力少なくなっています。
余談ですが、PMA-3000NEのリアスピーカー端子はやはり銅製のバスバーで接続されています。
これもワイヤーがアンテナになり余計なノイズを拾う可能性がある事が原因かと思いますが、設計制度は厳しくなります。
どこかで見た気が……ああ、AVパワーのMarantz AMP10が同じ構成でした。
こちらはClassDのマルチチャンネル、モジュール構造とは言え100万円オーバーの機材です。
PMA-3000NEは妥協がないなと言う印象を持ちます。
DAC部分は、PMA-A110と同様にQuad-DAC構成で、ESS ES9018K2Mを左右チャンネルにそれぞれ2基ずつ、合計4基搭載しています。
実際の処理としてはDENONおなじみのUltra AL32 Processingにより入力信号は1.536MHzまでアップサンプリングされ、各信号はそれぞれが768kHzに分割、そのままMONOモードで動作する2基のDACに入力されます。
これらの処理により片チャンネルあたり2×2の4ch分のDACを用いて並列構成する事により、品質は最良のまま出力電流は4倍となり、SN比の向上と、よりエネルギッシュなサウンドを実現する事になります。
ここまで書くと「同じ物?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、積層基盤は4層から6層構成になっており、グランドに2層を割り当てています。
上位モデルらしくD/AコンバーターのマスタークロックはDACの近辺に装備して各回路に供給されており、DACの部分に関してもフィルター回路に単体プレーヤーレベルの物を使用しており、グレード的にも完全に別物です。
そしてフォノイコライザーです。
PMA-A110は、MM型とMC型の両方に対応したフォノイコライザーを搭載しています。
イコライザーはPMA-SX1 LIMITEDと同様に二段構成のCR型を採用しており、周波数によって音色が変化してしまうNF型フォノイコライザーに対して、全帯域で均一な音色、繊細で素直なサウンドを実現しています。
最後に外観ですがカラーはプレミアムシルバー。
パッと見はPMA-2500NEの様な見た目ですが、若干厚めです。
背面はシンプルでEXT PRE(AVアンプ等接続用!いいの出来そうです!)が1、AUXが3系統、RECORDER OUTが1系統、PHONOが1系統、OPTICALが3系統、COAXIALが1系統、そしてUSB-DAC接続のUSB Type-B。
端子もA+BでBI-Wirelingも容易です。
すでにアナウンスされている通り、既存のPMA-SX11やPMA-A110は今年の12月で生産完了となるため、その後は実質的にPMA-3000NEが上位プリメインアンプになりますのでこのどっしりさは必要だと思います。
さて、このPMA-3000NE、まだ実機を聴いてはおりませんが、馬車道にはもうすぐ試聴可能なイベントがやってまいります。
発売記念!DENON PMA-3000NE試聴体験イベント開催【9月14日(土)】
https://corp.avac.co.jp/event/basyamichi20240914
まずはこちらで実機のご試聴などいかがでしょうか。

AVとの組み合わせについてはアバック横浜までお申し出ください。
デモ機手配などで対応いたします。
さて、今回ご紹介の商品は地方の皆様も通販サイトからの購入だけでなく、アバック横浜へのメール・お電話でご相談の上で購入が可能です。
搬入等は別相談になりますが、支払方法は振込やクレジットカード、Webクレジットで対応可能です。
お問い合わせはこちらから。
では、アバック横浜までご連絡・ご相談・ご予約をお待ちしております。
で、最後に……。


そろそろ「これ」と「これ」聞いてみたくありませんか?
お値段も下がりいつになくお手元に置きやすくなりました。
PMA-3000NEの展示も含め、10月ごろを目途に準備中です。
実はJBLの一部スピーカーは天吊りも可能で(写真はこの案件のリアスピーカー、L52CLASSIC)

センターレスやサウンドスクリーンを駆使すればJBLピュア+ホームシアターへのハードルはあまり高くないのも特徴だったりします。
写真はマイホームシアター617
JBL K2S9900+AVシステム+ピュアオーディオで
イマーシブオーディオにも対応した4.0.4ch120インチサウンドスクリーンシステムです!

このシステム、サウンドスクリーンを下げると画面は一杯、しかもK2 S9900にはほとんど干渉しません。

展示については続報をお楽しみください。
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弊社は2023年8月25日をもちまして創業40周年を迎えることができました。
この節目を迎えることができましたのも、これまでご愛顧いただいた皆様からの
多大なるご支援の賜物であり、ここに改めて深く感謝と御礼を申し上げます。
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ハイエンドヘッドホンに特化した試聴型セレクトショップ「ヘッドホン横浜店」、機材は順調に増えております。
展示機器は下記リンクからご確認ください。
アバックヘッドホン横浜店|ホームシアターとオーディオの専門店 – 株式会社アバック (avac.co.jp)
圧倒的遮音性、静粛性を備えるだけでなく、調音を施した業界初のルームインルーム視聴室で、
国内外にわたる人気ヘッドホンブランドのトップエンドモデルの性能を余すことなくご体感頂けます。
完全ご予約制となっておりますので、下記バナーよりお申込みください。
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【特典②】当社購入の下取品の場合、査定額が更に10%UP!!株式会社アバック横浜店
https://corp.avac.co.jp/contents/shop/yokohama.html
ホームシアター施工例 https://corp.avac.co.jp/blog/
〒231-0033 神奈川県横浜市中区長者町3-8-13 TK関内プラザ1F
TEL :045-228-9881
メール:yokohama@avac.co.jp
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また、大きな大きな星が落ちてしまいました。あの方以上のりりしくてそれでいて柔らかみのある声を持つ方もいないように思えます。
早すぎる旅立ちは本当に残念です。
いまはただ、安らかにお休みください。そしてお疲れ様でした。